何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

アタマにくる一言へのとっさの対応術

2010-05-08 13:13:46 | Book Reviews
「アタマにくる一言へのとっさの対応術」 バルバラ・ベルクハン・著、ソフトバンク文庫、2007年4月3日

p.85 「犬は吠えても、キャラバン隊は素知らぬ顔してすぎていく」。犬にはきゃんきゃん吠えさせて、あなたはわが道を行けばいいのです。
 話をそらすのに細やかなきづかいは無用です。やんわりと無視して、自分の話を切り出せばよいのです。話題のかえ方に毒がなければそれでいいのです。

p.169-170 復讐だけはやめてください。復讐するということは、あなたのパワーを相手にしばりつけるということです。ということは相手の人間は、あなたがエネルギーを注ぎこむいわば最後の人間ということになってしまうではありませんか。
 そんな怒りは、あなた自身のためにとっておいたほうがよくはありませんか? あなたの怒りを、屈辱的な状況から解放のエネルギーにするのです。人間の感情のすべてがそうであるように、怒りのパワーもまた建設的な方向性を求めています。

p.189 大事なkとは、相手の期待どおりに反応しないことです。とくに「相手が失礼な態度をとったのだから、ただじゃおかないわ」といった、ありきたりの復讐気分にひきずられるのは最悪です。そうではなくて、この出来事をひとまず距離をおいて冷静にながめてみましょう。たとえば「相手が私に対して失礼な態度をとったわ。これはなにか新しいことを試してみる絶好のチャンスなんだわ」といったように。

p.194-5 相手の攻撃に対する12の受け答え(応答例)
1 黙って身振りだけで――メモ帳をとりだして相手の言葉を書きとる。

2 話をそらす――「そういえば、老後の対策についてちょっと思い浮かんだんですけど。どうしたら年金を確保できるかっていう問題がさかんに論じられていますよね。私、思うんですけど、将来は・・・・・」

3 ひとことで――「ええ、それがなにか?」

4 とんちんかんなことわざで――「天国でひどい目にあうより、地獄で仏のほうがましですね」

5 毒抜きの問い返し――「くちばしが黄色いって、それどういう意味ですか?」

6 譲歩して賛成する――「それであなたの気がすむのでしたら、あなたの言うとおりですよ」

7 譲歩して、それでも意をつらぬく――「私があなたの立場でしたら、やはりそういう疑問を抱くと思います。それでも・・・・・(自分の用件を説明する)」

8 ほめ殺し――「あなたのみごとな弁舌にはほれぼれしますよ」

9 事実確認――「私の言ったことがお気に召さなかったようですね」

10 対決――「その言い方は人を侮辱していますね。これ以上あなたとお話できませんね」

11 歯に衣着せずに――「そんなこと言って、無用な争いをしたいのですか」

12 ルールを明らかに――「本題からそれないようにしましょう」

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