花の名前の漢字は難しい。誰がつけたのか、読めても書けないものや、読めない漢字は多くある。竜胆は、りんどう。勿忘草は、わすれなぐさ。百日紅は、さるすべり。石楠花は、しゃくなげ。山茶花、辛夷、金盞花・・・。
さて、紫陽花という字は美しい。誰がつけたのだろう。今の季節は、どこにでも咲いている。水があがりにくいので、水切りをして活けてみた。実は、花器がすばらしい。某、九谷焼作家さんの家にあったもので、ちゃんと落款があるのだが、果たして、傷物で残っていたのか、今から売ろうとしていたのか、あるいは、ここに絵を描いての完成なのか。本人は亡くなられたので分からない。
しかし、何より持ち主が気に入ったものであれば良いのである。小百合が気に入れば上物である。
始めは黒い水盤に活けたのを、変えてみた。まあ、どちらでもよいと殿は言うだろう。わたしがご機嫌でありさえすればよいのである。世の亭主はそうなのだろうと思う。嫁の趣味に関しては意見を述べないし、また、意見すれば嫁にへそを曲げられるのである。しかし、自分でも紫陽花はうまく活けられないので、花器の気に入ったものが優先する。作家さんが絵を描かなかったことが、花にとって幸いだと思う。
そろそろ、蛍フクロが咲き出していますよ
白に薄紫、一輪差しに入れてもおつですよ
今の時期は花が多くて楽しいですね。
花見で一杯ですねぇ。
つりがね草に似ているものですね。
いいですね。薄紫が好きです。