まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

Dragon Night

2024-04-24 | 暮らし
2015年 私にとってその年の3月は、この世の終わりのような時だった。
夫が亡くなり、続けて義父が亡くなり、葬儀と相続のことで泣いている暇はなかった。
そんな中で、2014年10月に発売されたという「ドラゴン ナイト」を、小学3年の孫のkouが、可愛い声で
♪ 人はそれぞれ正義があって 争い合うのは仕方ないのかもしれない~♪
と、歌ってくれた。舌足らずな旋律は、もともとの深瀬の声も全くそうだった。
♪ コングラチュレーション グラッチュレーション グラチュレーション ♪
英語もしゃべれないのに、流ちょうで驚いた。そして新鮮に響いた。
「僕の正義が彼を傷つけていたんだね」って、小3に歌われ、その後、一緒に歌えるようにと覚えたけれど、ちょっと違うと笑われていた。
弟のkenは、一緒に踊ったりして笑わせてくれた。
この子たちがいたから笑っていられたのかもしれない。
今では、高校生になってしまって、ドイツの留学生と友達になり、英語で話をしているという。そんな姿を、夫に見せたいと思うとじんとくる。

その後、セカオワの歌は、わたしの中で広がっていく。
「マジック」で、泣き、「幻の命」で泣き、「RPG」で、元気が出る。
「RPG」は、小学校の運動会で必ず流れるよ、とのことだ。
(「幻の命」は、メンバーのさおりさんが15歳の時泣きながら作った曲で、それに深瀬が20歳の時に歌詞を書いたとの本人たちのトーク)
そんなわけで、誰かのファンになったことも、特別どの歌手が好きということもなく暮らしてきた私に大きな変化が起きた。
深瀬の何とも言えない透き通った声と、どこを見るでもない瞳。
何か少し病んでいるような感じで、歌が切ない。
どうしてこんなに、心の奥に刺さるような歌を作るのかと思う。
最近の歌は、完全に覚えるには長すぎて、やたら物語性があったりするので覚えられないが、「サザンカ」などは、2018年ピョンチャンオリンピックのイメージソングで、毎日NHKで流れていたので覚えた。
と、いうわけで、CDも買って車で聴くという入れ込みようだ。

セカオワのファンは、年齢層が幅広い。
わたしと、娘と孫の年代に及ぶ。



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