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まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

市民山登り「鞍掛山」

2019-10-20 | 山歩き
今回、娘たちと市民山登りに参加した。加賀とのお新道の沢登りから始まり、下りは鶴ケ滝コースへ下りるのである。
先日、集合場所の内水面水産センターを下見した。山の先輩に鶴ケ滝は熊も出るからひとりでは行かないようにと言われた所である。
 
内水面センターに8時集合。準備体操をしてから、バスで「塔尾登山道入口」に行く。
 
塔尾登山道入口到着。普段なら、登山口まで車で行くところであるが、マイクロバスは県道までで、そこから歩くこと30分。
23人の申し込み者と、消防の方と、登山の案内人。スポーツ課の方と、なごやかに話をしながら歩く。
momoもkenもにこにこ楽しそう。ずっとわたしと娘の帽子に赤とんぼが止まっていて、kenのいうことでは、ふたりの帽子が木の色に似ているからだろうという。そういう考え方もあるね。と、言いながらそれだけで盛り上がっていた。
 

9時に登山口を出発。いきなり沢登り。
小学生の女の子の参加はmomoだけだった。沢のところですでに「こわーい」と、言ったが、何とか励まして登る。体が軽いので、その後は結構がんばって登れた。何といっても、消防の体格のいいお兄さんが後ろにいてくれて心強い。
 

小獅子岩を通過し、後山へ到着。
 
途中できのこを見つける。なめこか?何だろう?
 

後山から少し下りて、獅子岩の眺望を楽しむ。kenは以前も登ったので平気で下りていくが、momoは「こわーーい」と、言いつつ、周りの人から「お尻をおろして、ゆっくり下りればいいよ」と言われ、母親と一緒に下りて行った。戻るときはピースサインでにっこにこ。
 
 
 
 
頂上へは11時に着いて、ゆっくり楽しい昼食。娘ふたりと、孫とのひととき。娘が「来てよかったねえ」と、言ってくれてよかった。
ちなみに、今日来られなかったnanaはまだ保育園児だし、kouは中間テスト前で勉強だ。
 
 
さて、楽しいお昼ごはんの後、鶴ケ滝コースに向かう。
 
今度は急登が多く、ずっとロープを頼りに下りるのと、昨日一日中降っていた雨で地面はズルズル。ロープを持っていても足元が危うい。途中で「キャー、あはは・・」と、前の方から聞こえてくる。楽しいアトラクションがあるようだ。
わたしたちはmomoがいるので、一番後ろになった。その後ろに消防の方がふたりいたので安心である。
しかし、登山道は小川になってしまっていてmomoの靴は泥だらけになった。
その頼みの隊員さんが、ドテッところんだ。大丈夫ですか?と、言うのも悪いような気がして、黙々と下りた。
 
 
わたしも、ロープにつかまりながらも、踏ん張りがきかずmomoにぶつかりそうになった。
行けども行けども、ロープとどろどろの坂。細い崖伝いの道。momoを励ましながら自分の足元も気にしながらようやく最後に下りて、市の方々が拍手で迎えてくれた。
 
その後、kenの学校の元校長先生が「オオサンショウウオを、見るか?」と、誘ってくれて、網の中の狭い水槽にいるオオサンショウウオを観た。
130センチというオオサンショウウオは、じっとしたまま動かない。
kenが「かあちゃん!オオサンショウオ飼って!」「きれいな水をずっと流さんといかんし無理やわ」と、言われたので、わたしが「ここに就職したら毎日見れるよ。どうや?でもここの名前をちゃんと言える?」
「イシカワケンナイスイメンススス・・」「イシカワケンナイスイメンスイサン・・」
駐車場まで何回も言っていた。「石川県内水面水産センターの〇〇です!」と、ついに言い切った。母親からくぎを刺された。「県職員やし勉強せんと入れんよ」
 
車に乗るとき、ズボンの泥が気になって新聞を敷いて座った。さすがのkenはお尻も靴も泥だらけで着替えた。途中で道から滑り落ちたそうだ。まるで、少年寅次郎ではないか。
 
しかし、最後まで楽しい一日だった。後で登山靴や服を洗うのが大変だったが、それとて楽しい思いがじわじわ湧いてきて苦にならなかった。