「チコちゃんに叱られる」の中で「なぜ緊張すると口が渇く?」というのがあった。
命にかかわる状態では筋肉に血液がいってしまい、消化器官には不必要なので血液が回らず当然唾液も減るということ。
なので、答えは「なんとか生き延びようとしているから」というものだった。
そういえば、あの日すごく喉が渇いていた。死にそうだったのか。
口を開けて寝ていて口が渇くのは、自ずから危険な状態を招いているのか。
では、逆に美味しいものを前にすると唾液が出るということは、一番襲われやすいということだ。
そういえば、過日の決勝戦に、鮎の甘露煮を思い浮かべるなどとは、一番筋肉が緩む状態だったのだ。なんという無防備な状態であること。
それでも、美味しいものを前にすると幸せで「もういつ死んでもいい・・」というような気持になる。しかし、美味しいものを食べるとなかなか死ねないのである。人生は矛盾だらけだ。
今日の昼はチャンポンメンを作って婆さんと食べる。この瞬間100歳まで生きていそうな気がした。