金沢駅に降りるとすっかり暗くなって鼓門はライトアップされていた。
広報部の新年会があった。弓道をしていなかったら出会わなかったであろう、石川県の津々浦々の仲間たちと、若い仲間たちとの新年会である。
まず驚きは、幹事のOさんと、若いSさんが12月に結婚したとのこと。「愛があれば年の差なんて」である。その後、まわりのみんなにそれぞれの馴れ初めを訊いてみた。初めて聞く話が楽しい。人生いろいろ。何はともあれ、今は一緒に酒を飲み交わしていることが可笑しい。
若い人たちに、恥ずかしながらも自分の手の内の甘さを嘆き、県連の明日を語り、話がどんどん盛り上がる。皆が善意でやっていることが多いので、力を合わせて頑張りましょうと言うことを、話し合った。わたしは、酔うとむくち(六つの口)になるので、若い人に嫌われないように努めなくてはならない。殿はいつも「しゃべりすぎるな」と、言っていたっけ。
金沢駅の「あんと」で買った辻占を幹事に渡して、みんなの今年を占う楽しそうな顔をみて嬉しかった。
しかし、明日は初射会で豚汁係という使命があるので、早々に帰るつもりが、9時の電車は逃してしまった。なぜ、楽しい時間は早く過ぎるのか。
夜はひたすら野菜を刻んで、寝たのは1時過ぎになった。
次回はとことん飲みたいなあと思ったが、果たして次回に混ぜてもらえるのだろうか。