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まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

103歳になってわかること

2015-05-27 | 読書

本屋に「絶賛」とあるので、買って読んだ。しかし、残念なことに心を動かされなかった。本は、出会いのタイミングが必要なのかもしれない。

103才になってわかることを、別に今知らなくてもいいと思った。今、初めて知ったことが多すぎるのでそう思うのかもしれない。

例えば、人生において重大なリスクを、割り引いて考えてしまうことは、誰に教わらなくても実感し、そのことから容易に抜け出せない。

幸せは最愛の人と暮らすことで、ひとりでも結構しあわせですと言うのは、まだ同感できない。きっと、103歳になったら分かるのかもしれないが、103歳まで生きていられる自信はない。

最近、ストーリーのある本を読んでいない。じっくり読めないのは、気持ちが入っていかないからなのだ。なので、良い本も心に届いてこないのだろう。人生を語られる本は、今の心境では受け入れ態勢がない。少し心がすねているのかもしれない。

片づけの本は流して読めるので心地よい。山田風太郎の本は、記録的に書かれているので、読みやすい。きっと、しばらくは、大好きな「重松清」も、辛いかもしれない。

とはいえ、「103才・・」読み終えて、次は何を読もうかと、積んである本をながめる。

先日TVで「荘子」を、していた。天命に逆らわず、あるがままに生きるということいたく共感した。でも、読むとなると難しいかな。