まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

白山にまつわる万葉集

2012-11-29 | 暮らし

訂正しなくてはならない。

あったのである。白山にまつわる万葉集。

み雪降る 越の大山 行き過ぎて いづれの日にか 我が里を見む(万葉集 12-3153 作者未詳)
(訳)
雪の降る越の大山を通り過ぎて行き、いつの日にか故郷が見られるだろうか。
越の国に赴任する官人が、帰京できる日はいつかと望郷の心を詠んだ歌。

栲衾たくぶすま 白山風しらやまかぜの 寝なへども 子ろがおそきの あろこそ良しも(万葉集 14-3509 作者未詳)
(訳)
白山から吹きおろす風の寒さで眠れないが、あの娘の「おそき」があるのが嬉しいことだ。

すみません、白山登山のブログから引用しました。勉強しました。

ところで、白山を発音するとき、TVなどでアナウンサーが、くしゃみをした時のように「はくさん」と、はを強く発音するのは違和感を感じる。自分たちの白山と思うせいか、自分たちの発音が正しい気がするのはなぜ? 


深田久弥 拝聴

2012-11-29 | 暮らし

「深田久弥の万葉登山」CDを、図書館で借りてきた。白山に対する思い入れは、地元の誰もが持っているが、久弥さんは、日本百名山でも知られる登山家で、「誰でも故郷の山を持っている」と、いう一節は有名だ。CDには、やはり加賀市の白山が一番で、中でも自身の家からの眺めが一番という。

何を隠そう、と言いつつ、全く隠さず自慢になるが、深田久弥さんと、わたしの父方の祖母が従兄という関係だ。こうなると、殆ど遠い関係だが、わたしの従兄たちは、皆同じように自慢する。中には、影響されて山好きの従兄がいる。彼は、カメラと登山が大好きで、会社で山岳部を立ち上げ、ついには、登山の本に記事を出すほどである。恐ろしいことに、みんな深田久弥さんと、あたかも血がつながっているように勘違いしている。そして、従妹同士お互いが、もっと強い血のつながりであることを、否定しようとしている。よくしゃべるわたしなどは、弟からも否定されようとしている。つらい・・・。

さて、有名人は親戚が多くなり、犯罪者は親戚がいないとう相関図はよいとして、深田久弥さんのCDは、聞くほどにユニークで、おおらか。

しかし、白山を詠んだ万葉集がないのはなぜか。