黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

上高地から扇沢へのんびり縦走その3(槍ヶ岳キャンプ場~黒部五郎小屋キャンプ場)

2011-08-28 20:55:24 | 
朝2:30頃から隣の学生たちが動き始めた。
(さすが早いけど真っ暗だよなあ)
風が強くテントを押している感じ。
3:30頃には周りのテントもごそごそとし始めた。
我々も起きて朝食のアルファ米赤飯を作ろうとテントの外に
顔を出すとがすと風で寒い~。
長い間手を出しているとかじかんでくる。

テント内で朝食を食べてテント内を片付けていると外が明るく
なってきた!すでに岩の上にはテントから出てきた人たちが
大勢カメラを構えて日の出を待っていた。

天気は晴れ、雲海から日の出が丁度出てきたので私もカメラを
構えて槍の穂先のシルエットと一緒にパチリ。



スギちゃんはトイレに行っていて日の出の瞬間を見逃しました・・・

テントを撤収しつつ写真を撮っていたら出発が6:00過ぎに
なってしまいました。今日は7時間以上の行程なのに・・・。

槍ヶ岳山荘から西鎌尾根を行く今日の道のりがよく見える展望。
山並みの連なりが素晴らしい。
(先が長いのを確認できちゃうってことだけど・・・)



気合いをいれて出発、一気に山荘から下りていくと槍が遠くなる。
しばらくはアップダウンの少ない稜線歩き。
振り返れば北鎌尾根のシルエットが鋭い。


それにしても長い・・・(わかってはいるけれど)



時おり新穂高の方から雲が湧いて曇ることはあるけれど天気は
悪くない。双六小屋が待ち遠しいって感じで休憩を入れて
たっぷり4時間かかったぁ。

双六小屋じは10:30頃到着して大休止。
ここは飲料水が無料で汲み放題でありがたい。



休んでいる人たちの多くはひと息入れて新穂高に下りる人のようだ。
我々はやっと半分の行程。ゆっくりして入られないので先を急ぐ。
振り返れば来た道と小屋。



ここから三俣蓮華岳へは3つのコースがあって双六岳山頂コース、
山頂に行かない中道コース、花畑を通る下道コース。
せっかくなので山頂コースへ。
山頂には雑誌に出てくるような山ガール3名がお茶してました。
(「高尾山は○×」、「雲取山に△□」など話の内容が聞こえた・・・)



それはさておき三俣蓮華岳へ向かう我々。
山頂間近の登りで疲れていたときに、ちょうど下りてきた女性に
「ボンジュール!」と挨拶されて「は?」と顔を見たけれど、
どう見ても純日本人でした。(笑)
まあ、こういうのも楽しくて元気がでるかも。

三俣蓮華岳でひと息。ここからは去年も歩いた道なので大体どんな
感じかわかる。だからなのか、スギちゃんの下りペースが速い!
こちらは息があがるようなスピードでも追いつかない。
浮石もあるので慎重に下からさらに差が開く。

やっと黒部五郎小屋が見えて来てホッ。
15:00ごろ到着。いやー疲れました。小屋で受付をして(ひとり500円)
テント場へ。先着は3張り。
早速濡れたテントを乾かしつつテントを張ってのんびり。
我々の後、テントは3張り増えて合計7張り、今日は下山する人が
多いのでしょうね。

夕食はマルタイの棒ラーメンに乾燥野菜を入れていただく。
棒ラーメンの煮込み時間だけだと乾燥野菜がまだ戻りきらないので
今度は水から一緒に煮てみよう。
でも美味しかった~。



あ、そろそろ身体も服も臭くなってきた・・・
明日は去年通ったルート、これも7時間を越えるなあ。

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