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【GDP激減、アベノミクスは間違っているといっていいレベル】「令和」で最大の経済成長を遂げるのは「日本」だ②

2019-04-19 00:02:28 | 日本

前回からの続き)

 前回、上記の表を示して、アベノミクス日本」(2013[平成25]~)が「日本」の最終年(?)である2012年からGDPを1.2兆ドル以上も激減させているさまをご紹介しました。繰り返しになりますが、この減額スケール、同期間に経済が混乱&低迷したブラジルロシア6千ドル近く減少)を倍以上も引き離して圧倒的な世界ワーストになります。これほどの大転落劇を演じた国&経済はこれまでもなかったし、おそらくこれからも現れることはないでしょう・・・って今後の「アベノミクス日本」以外には・・・(?)

 「GDPは経済の規模や状態を測る唯一の尺度ではない」「GDPが重要な指標であることに違いはないが、経済政策の成否は、株価や景況感など、様々な指標を総合的に勘案して判定するべき」―――どれもそのとおりと思います。けれど・・・それらの結果、経済がポジティブと判断されるとしても、そのときのGDP減少幅は多くても数百億ドル、つまり日本円で数兆円程度に留められるべきではないでしょうか。これくらいなら「まあGDPは多少減ったけれど、A指標やB指標等が良い数字になっているから、経済状態は悪くはない」などと、何とか言えそうな気もします・・・(?)

 「アベノミクス日本」のそれは、上記よりも桁が2つも多い1.2兆ドルあまり、すなわち本邦国家予算を優に上回る百数十兆円!ものマイナスです。もうこの規模までくれば「アベノミクス日本」の時代に入ってから、わたしたちが頻繁に聞かされている「景気は緩やかに回復」とか「順調に拡大」といったフレーズが、いかに空虚でナンセンスか、というものです。つまりこれ、完全に失敗・・・いや、はじめから間違っていた(こうなることが分かっていた?)と言っていいレベル。エベレスト登山に挑んでいる人が、高度8千メートル付近を喘ぎながらもピークに向けて着実に進んでいたところ、ず~っと下、同6千メートルあたりのベースキャンプ地点に突然引き戻されて、それに気づかずにサクサクと歩いて「順調、順調!」と胸を張るようなもの・・・

 ・・・と、突っ込み出したらキリがないので、話を進めます。こちらの記事等で書いたように、上記の体たらくの最大の原因は、「アベノミクス日本」になって急激に進んだ「円安ドル高」に他なりません。その具体的な理由メカニズム等は省略しますが、これがもとでわが国のドル建てGDPはこれほどまで減ってしまったわけです。まあ通貨安には輸出に有利に働く面があるわけですが、そのプラス効果がまったく現れていないのは上の数字を見れば一目瞭然です。

 さて、この円安ドル高に起因する「アベノミクス日本」の転落ぶりは、いっぽうで上表に出ている各国の経済成長とじつは密接な関係があるわけで・・・

(続く)

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