今日は終戦記念日。
わが国は戦後67年間、国権の発動に基づく戦争を行っていないし、国家として一人の外国人も殺傷していません。「正義」―――戦争に関与している国々が好んで使うこの言葉を日本人があまり口にしないのは、その必要がないからではないでしょうか。
「支えてくれた多くの人たちに感謝したい。」―――競技を終えたすべてのオリンピック日本代表選手は必ずこう言いました。サッカー日本代表チームは「フェアプレー賞」の常連、そして日本人サポーターのマナーの良さには定評があります。そんな若い彼ら彼女ら、そして周囲の人々が引っ張るこれからの日本の未来はきっと大丈夫でしょう。
英BBCが各国マスコミと共同で行った「世界に良い影響を与えている国」に関する世論調査で、そのトップとなったのはわが国でした。昨年、シンガポールのNPOが実施した「他者に最も親切だと思う国」意識調査で第一位に選ばれたのも日本でした。
わが国には約1.3億人もの様々な人々がいます。一人ひとりが異なった価値観や考え方を持っています。それでも、その総体としての日本人が上記のように振る舞い、そして世界中から評価されていることをわたしたちは知っていてもいいと思います。
「戦後」についてはいろいろな見方や批評はあるかもしれないけれど、「クール・ジャパン」に象徴されるように、わたしたち戦後の日本人には、新しい世界の担い手となる資質と品格が備わっていると思っています。
(「雑感:終戦記念日」おわり)
過日、伊勢神宮に参拝し、国家安泰を祈念しました。写真は外宮(豊受大神宮)正宮。