Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

一発激Vリーズ その50

2013-04-13 15:16:00 | 交通
記念すべき50回目はJR西日本のマナーキャンペーンです。

以前、ガッチャマンのバージョンで酔っぱらっているベルクカッツェが哀愁を誘っているという話をしましたが、今回もなかなかです。
「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない」のパロディですが、以前のキャンペーンでは「さっさとつめておしまい!」と善人側だったドロンジョ様が今回は素のままというか、悪の権化です(苦笑)



しかしよく見ると、座席ではしゃいでいるボヤッキーやトンズラーと違い、ドロンジョ様は真面目に本を読んでいるあたりが違いを見せていますが、目の前の老人に気が付いていない不利なのかもしれません。

ここからが本題(爆)
ドロンジョ様ともなれば何を読んでいるのか、と見ると...



時刻表です。いやいや、JR西日本が「悪党の読む本=時刻表」とは、何やら「鉄ヲタ」に対する感情がこもっているような気もします(苦笑)
まあ、鉄ヲタでもロングシートの通勤電車で堂々と大型時刻表を読む人はめったにいませんから、ステレオタイプ以前ですが。

しかし、さらによく見ると...



「JR時刻表」とありますが、このデザイン、どう見てもJTB時刻表では...




デフレ産業が足を引っ張る

2013-04-13 15:01:00 | 時事
何とかの一つ覚えのように値引き合戦を繰り広げる牛丼業界で、売り上げ低迷に耐えかねてまたぞろ値引きキャンペーンが繰り広げられるようです。安けりゃいい、という消費者が多いことも悪いのですが、そうした人たちは、なぜ景気回復にインフレ、つまり「物価上昇」が必要なのかを理解していないわけで、安くなった牛丼に喜びながら景気低迷を嘆くようでは、景気回復は遠いでしょう。

こうした値下げの原資は原材料のコストダウンと人件費節減であり、実際、値下げ合戦でイニシアチブを取る大手チェーンの場合、味ははっきり落ちましたし、バイトの人数が減って、いつまでも前の客の食器が放置されたり、注文がなかなか出てこないとか、不潔で遅いのでは自己否定のような営業になっているわけで、行く気が起こらなくなっているのが現実です。

さて、こうしたデフレ産業がデフレの深度化を推進し、景気回復の足を引っ張っているわけですが、デフレ産業の雄と言える流通大手が「どの面下げて」という発言を繰り返しています。

消費税が8%、さらには10%に引き上げられるのを控えて、政府が「消費税還元セール」を禁止する、と打ち出したことに、流通や製造小売業の大手がそろって批判しているのです。

一見、お上がセールはケシカランと介入している、と錯覚しそうですが、要は「消費税還元」と銘打ってセールをすることは、仕入れを叩くことにほかならない、という独禁法的な視点からの規制なんですが、デフレ産業どもはそれを隠しているわけです。

消費税が3ャCント上がるのに、小売価格は据え置く、ということは、仮受消費税♂シ払消費税で示される納税額の計算上、仮受消費税の額が下がるため、仮払消費税の額を下げないと、デフレ産業が負担することになります。

デフレ産業が「本当に」消費税を負担します、なんてことはするわけがないですから、仮払消費税を下げて、納税額を確保するわけで、それは仕入の額面を下げないと達成できませんから、仕入れを叩く行為にほかなりません。もしくは、他のコスト項目、有体に言えば人件費を削るわけです。

他人が作った商品を右から左に流して利ザヤを稼ぐデフレ産業は、それでも消費税が3ャCント上がろうがこうした行為で「簡単に」対応できるわけですが、買い叩かれる製造側は冗談じゃない話です。
製造コストを1%下げるのにそれだけの努力が必要なのか。それを理解していれば、デフレ産業の主張がいかに詭弁かがわかるでしょう。

それこそ一つ覚えのような「値下げ」の乱発で仕入れを叩き、あまつさえ中国などからの輸入や現地生産という、太刀打ちできないコスト構造の製品を流入させることで、日本の製造業を破壊し、雇用を奪ってきているのがデフレ産業です。

雇用という意味では、賃上げ要請に、時流に乗ってスズメの涙なのに上げてみました、と大宣伝している流通に、異常なまでに定着率の低いブラック企業も真っ青な製造小売業と、これも我が国の人材を使い捨てているのがデフレ産業です。

やりたい放題で破壊し尽くし、さらに消費税増税で仕入れをガンガン叩きたいのに規制はケシカラン、という、何も変わっていない本音に接したわけです。

こうした本音を臆面もなく言うような産業ですから、政府が規制を持ち出すのも当然でしょう。
批判する前に、その「異常事態」はまず自分達が招いた「身から出た錆」だと理解ずべきです。





忘れた頃の淡路島震源

2013-04-13 14:36:00 | ノンジャンル
早朝の淡路島の地震には驚きました。西日本でも南海トラフ地震への警戒が高まっていましたが、時間といい震源といい、18年前の阪神淡路大震災を思い出すような地震です。


(当時の北淡町役場前にあるモニュメント。2008年4月)

ニュースでは淡路島では被害が出ているようですが、神戸や周辺の知人などから入ったメールでは、幸いそちらでは被害や損害は無かったものの、阪神間だと概ね震度3とはいえ、あの日を思い出した、という震災体験世代の声が聞こえてきます。
マグニチュード的には6.0と、大きいと言えば大きい、というレベルですが、深さ10kmと浅い直下型だとやはり揺れは大きくなりますね。マグニチュード6クラスだと、今月に入っても4月2日に三陸沖で6.2の地震があったように実はちょこちょこ発生していますが、2日のそれも沖合なので震度は3以下でしたから。

驚いたのはこの地震が阪神淡路大震災の「余震」という見方があること。野島断層の割れ残りの可能性があるとのことで、18年経ってもまだ影響が出るということでしょうか。