昨日は久しぶりにいくつか展覧会を観ました。ナムジュン・パイク展は、とても良かったです。渡辺真也さんの研究成果が活かされているんでしょうね。後半も楽しみです。メディアアートの保存修復の点で、パイク作品の展示は難しいと思われていますが、違和感なく観ることができました。
— Kajiya Kenji 加治屋健司 (@kenji_kajiya) 2016年8月19日 - 22:26
@kenji_kajiya 加冶屋さんに褒めて頂けるとは、これ以上ない光栄なことです。これからカタログと、後半展が始まります。ぜひまたご来場下さい!
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2016年8月20日 - 00:15
私はナムジュン・パイクがきっかけで、彼が多大な影響を受けた科学者ノーバート・ウィーナーの古典的名著『サイバネティックス』を読んだのだけれど、とても刺激的だった。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2016年8月20日 - 18:43
amazon.co.jp/gp/product/400…
14歳でハーバード大学大学院に入学する程の天才だったノーバート・ウィーナーの知性は領域横断的で、ライプニッツ的なものを感じる。ウィーナーのサイバネティックスを読んでいると、パイクは人間を自由意志を持た無いロボットと同様のものとして捉えていたのではないか?と思えて来る。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2016年8月20日 - 18:44
ジョン・ケージが曲名にした「ランダム・ウォーク」って、てっきり詩的な表現だと思っていたけれど、これはもともとサイエンスの言葉で、ブラウン運動の様なものなんだね。ブラウン運動やランダム・ウォークと易って、偶然と呼ばれるものをいかに扱うのか、という学問なのだろう。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2016年8月20日 - 18:46
先日のナムジュン・パイク展のトークでは、パイクの作品に登場する輪廻をサイバネティックスとして捉えて、プリゴジンの散逸構造を援用する形で、阿頼耶識に溜まった種子のカルマが、新しい人体というアバターに宿ることで浄化されるのではないかと話したけれど、みんな真剣に聞いてくれて嬉しかった。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2016年8月20日 - 18:48
ナムジュン・パイクは、作品中で蝶々をジョン・ケージの化身として表現しているのだけれど、これは胡蝶の夢からの引用なのだろうか?どなたかジョン・ケージが蝶々について話している文章をご存知の方がおられましたら、ぜひご教授下さい。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2016年8月20日 - 18:49
私は何故、脳外科手術のことをロボトミーと呼び、そこにロボットの名が入っているのか疑問だったけれど、ロボトミーのスペルってrobotomyではなくlobotomyで、 脳の中肺葉や前頭葉といった「葉」を意味するlobo-に、切断や切除を意味する-tomyが付いたものだと知った。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2016年8月20日 - 18:51
ドラゴンボールに登場する魔封波は、アラビアンナイト「漁夫と魔王との物語」に登場する、ソロモン王の封印がある壷を漁師が開けるとそこから鬼神が現れ、鬼神が漁師を殺そうとすると、漁師が「本当にこの小さな壷に入れるのか」と聞いて鬼神が壷に入ったところを再度封印した話を借用したものだろう。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2016年8月20日 - 18:52