Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

2月28日(火)のつぶやき その2

2012-02-29 01:21:11 | Weblog
20:52 from web  [ 4 RT ]
(英学3)短大さえ入学できないかもしれない、という現実に気付いた時、さすがにまずいと思った。自分が人生のどんな目的を達成する為にも、その手段として大学教育が必要なのだと割り切って理解した私は、一念発起して勉強を始めた。その時に私が目標に掲げたのは、早稲田大学入学だった。

20:52 from web  [ 3 RT ]
(英学4)高校3年になってから毎日12時間勉強したものの、早稲田大学は見事に不合格。しかし、ようやく高校生から大学生になって自由になったのだから、これからは自分の好きな勉強をしよう、そして自分の目標を達成する為に、受験勉強の時と同じペースで好きな勉強を続けよう、と誓った。

20:53 from web  [ 5 RT ]
(英学5)実家の魚問屋を継げと言われ、美大に行かせてもらえず経済学を専攻した私は、自分の好きな美術作品全般を扱うキュレーターになりたい、その為にはアートの本場であるニューヨークに行かなくては、よし、ニューヨークの大学院に留学することを目標にしよう!と決めて、英語の勉強を始めた。

20:54 from web  [ 10 RT ]
(英学6)大学の交換留学に必要となるTOEFLは、大学の初級者向け講座を取った以外は、あとは参考書を使って独学した。最盛期は大学から帰宅後、夜11時まで、毎日5時間英語の勉強をした。しかしリスリンクだけはなかなかスコアが伸びなかったのだが、ある方法を用いてから飛躍的に向上した。

20:54 from web  [ 23 RT ]
(英学7)それはデビッド・リンチ監督の映画『ツイン・ピークス』を、字幕を見ずに鑑賞する、という方法だった。シアトルの街ツイン・ピークスで起こった殺人事件を巡るこのサスペンス映画は、クリアな発音の会話が極めて多く、内容も最高に面白かったので、英語のリスニングにぴったりだった。

20:54 from web  [ 39 RT ]
(英学8)全30話ある映画『ツイン・ピークス』を、全集中力を傾けて聞き取り、聞き取れない部分のみ巻き戻して字幕を見ながら理解する、というトレーニングを続けていたら、18話くらいからほぼ全て聞き取れる様になった。この方法は、英語学習を志す全ての日本人にお勧めしたい。

20:55 from web  [ 5 RT ]
(英学9)大学1年生の末、短期留学にて行ったペンシルバニアにて素晴らしいホストファミリーに出会い、その後ニューヨークに遊びに行ったら、さらなる学習意欲が湧いてきた。また、大学2年生の頃にアジアをバックパッカー旅行しながら、世界中どこでも通用する英語の便利さと重要性を体感した。

20:55 from web  [ 3 RT ]
(英学10)大学2年生の時、私の通う大学の提携先イリノイ大学への1年交換留学に必要なTOEFLスコア550点を超えるスコアを取ることができた。リーダーシップやプレゼンテーションを重視するアメリカの大学でアメリカ人と一緒に徹底的にトレーニングを受けることで、スピーチ能力が向上した。

20:56 from web  [ 3 RT ]
(英学11)大学3年時代を過ごした米国から帰国後の4年時、再度TOEFLを勉強した。ここでも参考書を使って全て独学、1年留学で鍛えたリスニング能力を活かして、ニューヨーク大学大学院への留学に必要となるTOEFLペーパー換算600点以上取ることができ、無事留学を叶えることができた。

20:57 from web  [ 14 RT ]
(英学12)限られた時間の中で英単語を覚える際には、私は記憶術を使った。大学院入学に必要となるGRE受験の際に使った、記憶術を使った英単語の覚え方サンプルをPDFでアップしたので、興味のある人はダウンロードして参考にしてみて下さい。firestorage.jp/download/0f080…

20:57 from web  [ 18 RT ]
(英学13)英語は語学なので、純粋な学問というより、単にコミュニケーションだと理解した方が良い。恥ずかしがらず、失敗を恐れずに楽しんで話すことが重要。話さない人は絶対に伸びないのだから、英語を話す覚悟が無い人は、失敗しても何も失う訳でもないと開き直って、どんどん話せば良い。

20:58 from web  [ 12 RT ]
(英学14)テンプル大学ジャパンの講師としてアメリカ人と日本人大学生を英語で教えた身として、現役大学生の皆さんに一つアドバイス。日本国内のみで英語をマスターすることは困難です。英語を日常的に話すことを強制される環境に身を置くべく、大学の交換留学制度を利用することを強く勧めます。

20:59 from web  [ 3 RT ]
以上、連続ツイート「私の英語学習法(これから大学生になる皆さんへ)」でした。これから大学1年生になる若者に届いたら、嬉しいです。

20:59 RT from web (Re: @curatorshinya
これは俺が語学の勉強について一番言いたいこと。誰かと話したい、あの本が読みたい、新聞がよみたい…なんでもいい。それを明確にする。そして最初からそれをやりながら勉強するともっといい。@curatorshinya (英学1)…英語を道具として何をしたいのか…
國分功一郎さんのツイート

21:00 from web (Re: @lethal_notion [ 3 RT ]
國分さんもそう思われますか!これ、一番重要ですよね! @lethal_notion これは俺が語学の勉強について一番言いたいこと。誰かと話したい、あの本が読みたい、新聞がよみたい…なんでもいい。それを明確にする。そして最初からそれをやりながら勉強するともっといい。

21:01 from web (Re: @KOUSAKU_Abe [ 1 RT ]
阿部さんもですか! @KOUSAKU_Abe Me, too!! びっくり!“@curatorshinya: (英学2)私は学校が嫌いで、高校時代は中退も考えたほどだった。優れた音楽や文学、映画に触れることが教育だと思っていた私は、何故大学受験の為の勉強をしなければならないのか理

21:02 from web (Re: @lethal_notion
本当に理解できなかったのです。良い音楽さえ聞かずに勉強している奴はバカだと思っていました。今となってはちょっと反省していますが。 @lethal_notion 渡辺さん、さすがだな。おもしろすぎる。

21:04 from web (Re: @lethal_notion [ 1 RT ]
舌足らずでしたね。高校での勉強時間も含め、12時間の学習が毎日持続可能な勉強時間だと気付いたので、そのペースを維持して勉強していました。学校の無い日は、1人で12時間勉強していました。 @lethal_notion 渡辺さんは12時間勉強しながら高校には行っていたのだろうか。

21:10 from web (Re: @lethal_notion [ 1 RT ]
ヴァッカで~す! @lethal_notion こだけ聞くとバカみたいですが(失礼!)でも学生には渡辺さんのこういう話をよく聞いて欲しい。これですよ。 @curatorshinya (英学5)…キュレーターになりたい、その為には…ニューヨーク…よし、ニューヨークの大学院…英語の勉

21:10 RT from web (Re: @curatorshinya
俺のフランス人の友人は『Zガンダム』のVHSを全巻買って、全く分からないのに見続けて日本語をマスターした。 @curatorshinya (英学7)それはデビッド・リンチ監督の映画『ツイン・ピークス』を、字幕を見ずに鑑賞する、という方法
國分功一郎さんのツイート

21:10 RT from web (Re: @curatorshinya
これはかなり応用がきく。やはり好きこそものの上手なれだから、好きなドラマを全部分かるまできく! @curatorshinya (英学8)全30話ある映画『ツイン・ピークス』を、全集中力を傾けて聞き取り、聞き取れない部分のみ巻き戻して字幕を見ながら理解する
國分功一郎さんのツイート

by curatorshinya on Twitter

2月28日(火)のつぶやき その1

2012-02-29 01:21:10 | Weblog
00:04 RT from web
「政治家を志すっちゅうのは、権力欲、名誉欲の最高峰だよ。自分の権力欲を達成する手段として、嫌々国民のため、お国のために奉仕しなければいけないわけよ。」橋下徹(『まっとう勝負!』小学館より)
K.Kengoさんのツイート

00:04 RT from web
「ウソをつけない奴は政治家と弁護士にはなれないよ!」橋下徹(『まっとう勝負!』小学館より)
K.Kengoさんのツイート

00:07 RT from web
モルガンライブラリーのダン・フラヴィンの展覧会 nyartbeat.com/event/2012/AC82 を見てきた。彼のドローイングだけの展覧会で、64年のグリーンギャラリーでの個展から死ぬまでずっと蛍光灯一本だった彼の蛍光灯以前の経緯が見れる展覧会。初期は当然のごとく抽象表現主義的な作品。
Kosuke Fujitakaさんのツイート

00:08 RT from web
そして抽象的なアイコンを用いたドローイングを経て蛍光灯につながるドローイング。同時にランドスケープや尊敬するアーティストのポートレートのドローイングなど写実的なものも。ゴッホが好きだったらしい。
Kosuke Fujitakaさんのツイート

00:08 RT from web
蛍光灯の作品になってからの蛍光灯絡みのドローイングは大きくわけて3つで、1つは初期の蛍光灯配置を清書したようなきれいなもの。そしてスケッチ的なもの。最後に70年代からの蛍光灯の説明書的なもの。この説明書的ドローイングは彼が指導して「他者」が描いた物に彼がサインをいれている。
Kosuke Fujitakaさんのツイート

00:09 RT from web
面白いのは、同時にダン・フラヴィンがコレクションしていたドローイングも同時に展示されていて、北斎、国芳、広重の浮世絵ではなく、下書きをコレクションしていたこと。80年代以降に買っていたよう。それ以外には他のミニマル作家のドローイング、ハドソン川スクール作家のドローイング。
Kosuke Fujitakaさんのツイート

02:18 RT from web
ドゥルーズの翻訳としてお勧めできるのは、財津理先生の『差異と反復』と、鈴木雅大先生の『スピノザ 実践の哲学』ですね。特に後者はドゥルーズの翻訳の中で最高のものだと思います。お二人ともフランス語の質を理解された上で、日本語に翻訳されていらっしゃると思います。
國分功一郎さんのツイート

08:57 from web  [ 1 RT ]
明を滅ぼして後金を建国した女真族のヌルハチの名字って、愛新覚羅なんだね。自らを満州族と呼び始めたのは彼が始めだから当然と言えば当然だけれど、日本人の私としては、ちょっとゾクっとしてしまった。

09:00 from web
マルグリット・デュラスの素晴らしい小説『北の愛人』にて、フランス領インドシナで女子高生時代を送ったデュラスが、友人たちと中国北部には色白の美男美女が多いらしいよ、と話が盛り上がる場面があるが、これは満州の女真族のことを指していたのだろうか。amazon.co.jp/%E5%8C%97%E3%8…

09:01 from web  [ 2 RT ]
ローマがキリスト教を国教とした後でも、ギリシア哲学は敵だと考えられていたと言う。アレクサンドリアの新プラトン主義哲学校の校長としてプラトンやアリストテレスを教えていた女性哲学者ヒュパティアがキリスト教徒に惨殺された事件には、驚かされる。ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92…

09:20 from web
私はマルグリット・デュラスが大好きで、大学生時代、彼女が監督したまだ見ぬ映画『インディア・ソング』の美しいサントラだけを聞いて、インドを舞台としたこの映画の想像力をふくらませていた。しかし、後日見たこの映画は正直駄作で、とても残念な気持ちになった。

09:21 from web
2007年に初めて中国に行った時、空港で映画『インディア・ソング』のサントラに使われていたCarlos d'Alessioの曲が流れた瞬間、胸が詰まった。きっとマルグリット・デュラスが好きな中国人が流していたのだろう。youtube.com/watch?v=vzejzF…

09:22 from web
2007年に中国に行った時、大事MANブラザーズバンドの「それが大事」の中国語版が大ヒットしていて、その曲のリズムがオリンピック直前の北京にとてもよく似合っていた。youtube.com/watch?v=XY7kDw…

17:58 RT from web
経済学者クルーグマン、いつもながら、鮮やか!⇒「なにがヨーロッパを苛んでいるの?」 econdays.net/?p=6174
堀 茂樹さんのツイート

19:43 from web  [ 1 RT ]
司馬遼太郎の初期短編集『ペルシャの幻術師』に収められた、秦氏のルーツを探り、ネストリウス派キリスト教とユダヤ教の歴史に接続する『兜率天の巡礼』は、間違いなく傑作だと思う。あの時代に、よくこれだけの情報を集めることができたなぁ、と感心した。amazon.co.jp/%E3%83%9A%E3%8…

19:44 from web
司馬遼太郎は『兜率天の巡礼』にて、広隆寺の弥勒菩薩をシリア思想に近いと紹介しているが、当時の司馬遼太郎はミトラ教という名前を知らなかったのだろうか?

19:45 from web  [ 1 RT ]
司馬遼太郎の想像力は本当に素晴らしい。奈良の飛鳥近くの當麻町で生まれた司馬は、満州の戦車学校を卒業後、演習中に古代満州文字が裏に書かれた乾陸通宝を拾った際、蒙古へ帰る隊商の中からこぼれ落ちたであろうこの通貨がどの位の時間を経たかと思いを馳せると、とめどもなく涙が溢れたという。

19:46 from web  [ 1 RT ]
司馬遼太郎の初期作品『ペルシャの幻術師』と、手塚治虫が下山事件をテーマとした初期作品『奇子』amazon.co.jp/%E5%A5%87%E5%A…の、日本の一番ヤバい所を自身の表現テーマに据えて、グローバルな視点から掬い取っている感が良く似ている。

19:48 from web
司馬遼太郎の初期短編集『ペルシャの幻術師』に収められた『牛黄加持』では、真言密教の阿闍梨が満月の夜、自身の精子で牛黄を溶いた岩絵具を用いて、呪文を唱えながら観音像を描くという真言密教の秘技、安産加持の作法の結果、藤原得子に体仁親王が誕生した様を描き出している。さすが司馬遼太郎!

19:57 from web
司馬遼太郎の『牛黄加持』にて、阿闍梨の陽根を稚児にさすらせましょう、と弟子が述べるシーンがあるが、ペドロ・アルモドバルの映画「バッド・エデュケーション」で、少年イグナシオと二人きりになった神父が「ムーンリバー」を歌わせるシーンを思い出した。youtube.com/watch?v=Ebi9rG…

19:58 from web  [ 2 RT ]
真言密教の牛王加持(ごおうかじ)の(ご:go)とは、牛を意味する。ちなみにゴータマ・シッダールタのファーストネームであるゴータマとは、「最も良き牛」という意味。

19:59 from web (Re: @akikoray
@akikoray こんにちは。ご連絡ありがとうございます。陵賀くん、ご無沙汰していますが、元気でやってますか~?

20:50 from web  [ 2 RT ]
連続ツイート「私の英語学習法(これから大学生になる皆さんへ)」

20:51 from web  [ 17 RT ]
(英学1)英語を勉強するのに一番重要なこと、それは目標を設定すること。英語学習を目的とするのではなく、英語を道具として何をしたいのか。自分自身の目標をクリアにして、その目標達成の為の手段として必要な英語を勉強するのであれば、人は自身の目標に向けて最後まで頑張ることができる。

20:52 from web  [ 8 RT ]
(英学2)私は学校が嫌いで、高校時代は中退も考えたほどだった。優れた音楽や文学、映画に触れることが教育だと思っていた私は、何故大学受験の為の勉強をしなければならないのか理解できず、全く勉強しなかった。高校三年生の最初の模試の結果、私の受験科目の平均偏差値は40しか無かった。

by curatorshinya on Twitter

2月27日(月)のつぶやき

2012-02-28 01:21:00 | Weblog
17:12 from web (Re: @n_takekawa
@n_takekawa 地デジは確かにそうですね。私がここでデジタルと書いたのは、アメリカのTVの様に、CC(Closed Caption)機能、つまり英語音声に他言語字幕を付けて放送して欲しい、という意味で書かせて頂きました。地デジは、多くの問題を抱えていると私も思います。

20:35 from web
連続ツイート「最古の仏典『スッタニパータ』を読んで考えたこと」

20:36 from web
(ス1)釈尊の言葉を収めた『スッタニパータ』は、最古の仏典である。インドの俗語であるパーリ語で書かれたこの仏典は、釈尊の直接の教えであるにも関わらず、中国や日本の仏教には直接伝わることはなく、日本への影響は無かった。amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%8…

20:37 from web
(ス2)『スッタニパータ』を読むと、釈尊は教えの素材を仏教の外部から取り入れて、その素材から新たに<仏教>を出発させていることが分かる。当時、釈尊には仏教という意識は無く、ジャイナ教などから過去6人のブッダ(悟った人、修行完成者)が出ており、釈尊を7人目のブッダだと説いている。

20:38 from web  [ 1 RT ]
(ス3)「姓に関しては<太陽の裔(すえ)>といい、種族に関しては<シャカ族>といいます」と述べる釈尊から、太陽崇拝の痕跡が伺える。修行完成後ブッダとなったガウタマ・シッダールタはシャカ族の王子だが、中世インドには太陽の末裔を称する王家と、月の末裔を称する王家があった。

20:38 from web
(ス4)ちなみにサバルタン論で有名なガヤトリ・スピヴァクのファーストネームでもあるGayatriとは、バラモン教の聖典『リグ・ヴェーダ』における太陽神サヴァトリに対する讃歌のことである。エジプトで誕生した太陽神信仰が、インドに持ち込まれたのである。

20:39 from web
(ス5)釈迦牟尼とは原語シャーキヤ・ムニ(Sakyamuni)の音訳で「シャカ族の聖者」を意味し、さらにsaccaは真実を意味する。プロティノスの師である荷物運搬の仕事をしていた彼の師アンモニウス・サッカスが、釈迦牟尼から名前を引用した仏教徒だったとする説も信憑性がある。

20:40 from web
(ス6)プラトンの影響下、アレキサンドリアにてネオプラトニズムを完成させたプロティノスは、当時南東インドに住んでいたナーガールジュナに会う為にローマ軍のペルシャ遠征に加わったとされるが、彼の師がインドから来た仏教徒であり、当時のエジプトとインドに交流があったと考えると合点が行く。

20:40 from web  [ 1 RT ]
(ス7)仏の異名である尊き師(世尊)を、パーリ語でbhagavatと書く。これを漢字に音訳したものが、天才バカボンで有名な薄伽梵だが、これはヒンズー教の叙事詩『マハーバーラタ(原義:大インド)』の中にある『バガバッド・ギータ』と一致することから、ヒンズー教からの影響が伺える。

20:41 from web  [ 1 RT ]
(ス8)ヒンズー教神話も、古典仏教に数多く取り入れられている。例えば仏典に取り入れられているアシタカとは、ヒンズー教の聖者チャイタニアの詩篇のことだが、日本語の愛鷹(あしたか)という地名も、ここにルーツがあるのかもしれない。

20:42 from web  [ 1 RT ]
(ス9)ヒンズー教の『ヴェーダ』に登場するasuraは、仏教では阿修羅として登場する。これは元々ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダー (Ahura Mazdā)がインドに入るなり、ヒンズー教において一転してネガティブな意味を持ち、鬼神となったものを仏教が取り入れたものである。

20:42 from web  [ 2 RT ]
(ス10)ナーガールジュナの漢訳名、龍樹などに現れる龍(naga)は仏の称号の一つだが、修行完成者となった釈尊のことを、龍と呼んでいる箇所もある。この時代には蛇と龍はあまり区別されていない様で、nagaはさらに象をも意味したと言う。

20:43 from web  [ 1 RT ]
(ス11)犀のことを、仏典漢訳者は麒麟(きりん)と訳したと言う。中村元はシナ人は犀を知らなかったのではないか、と予想しているが、そうするとデューラーが犀を描いた頃の西洋世界とパラレルする。私は、麒麟とは元々インダス文明に登場するユニコーンが中国化したものではないか、と考える。

20:44 from web
(ス12)また釈尊は、「熱心な修行と清らかな行いと感官の制御と自制と」と説くが、これら[tapa, brahmacariya, dama]はバラモン教の教典『ヴェーダ』の最後の部分である古ウパニシャッドの修行である。また仏教における苦行は、ジャイナ教から影響を受けている。

20:44 from web
(ス13)バラモン教の聖典ヴェーダ『バカヴァッド・ギーター』などを含む『マハーバーラタ』の編者ヴィサーヤの別名がマータラ(Mathara)であり、仏教における外道の論師である。広隆寺の奇祭「牛祭り」で有名な摩多羅(またら)神は、仏教の外道マータラにルーツがあるのではないか?

20:45 from web
(ス14)さらに『リグ・ヴェーダ』を引用して説法している釈尊が、我欲と戦って退けた悪魔の名前はNamuciである。これはバラモン教の『ヴェーダ』と、ヒンズー教聖典である叙事詩『マハーバーラタ(原義:大インド)』に共通して出て来る悪魔の名前である。

20:45 from web
(ス15)世界最古の街エリコにあるイエスの断食修行の場を訪ねて来た。マタイ福音書に書かれた、イエスが悪魔の誘惑を退けて40日間の断食を達成したという修行は、イエスの出自であるユダヤ教のものではない。おそらくジャイナ教とヒンズー教、もしくは仏教の修行だったのではないかと私は考える。

20:46 from web
(ス16)釈尊が説くbrahmaとは古くはヴェーダの言葉で、パーリ語で「清らかな、崇高な」を意味し、転じて「神性なもの」「絶対者」を意味する様になった。ジンメルは『レンブラント』原書で、戒律に厳しいユダヤ人のことをBrahminと読んでいるが、彼はこの原語の意味で使ったのだろう。

20:46 from web
(ス17)須弥山の須弥はパーリ語でSumeruと表記するが、これはもしかしてシュメールと関係しているのではないか?ヒマラヤ山を神々が住む世界の中心(Axis Mundi)である須弥山と捉える思想は仏教が中国流入後に誕生したと言うが、その古層にシュメール文明があるのではないか?

20:47 from web  [ 1 RT ]
(ス18)『スッタニパータ』は「われは考えて、有る」と記している。これは西洋近代にて自我の確立を目指したコギトに対応する仏教的な命題であり、事物のうちに堅固なものを見出さないという<空>の思想や、自我を制し、滅ぼさるべきとする仏教の思想が既に現れている。

20:48 from web
(ス19)この様に、仏教は、エジプトで生まれた太陽神信仰、ゾロアスター教の二元論、カースト制度を生み出したバラモン教と、インドの民間信仰のヒンズー教、ジャイナ教の苦行を取り入れた上で出発している。仏教徒の皆さん、開祖であるブッダのオリジナルの声に耳を傾けてみてはいかがでしょう?

20:48 from web
以上、連続ツイート「最古の仏典『スッタニパータ』を読んで考えたこと」でした。長文、読んで下さった方、ありがとうございました。

by curatorshinya on Twitter

2月26日(日)のつぶやき その2

2012-02-27 01:20:15 | Weblog
22:15 from web  [ 2 RT ]
韓国語でありがとうを意味する「カムサハムニタ」の「カムサ」とは、感謝(カンシャ)のことなんだね。沖縄では神様のことをカヌシャマと言うけれど、これはもしかしたら神様への祈りと感謝の気持ちが入り混じった一種の大和言葉ではないか、と思った。

by curatorshinya on Twitter

2月26日(日)のつぶやき その1

2012-02-27 01:20:14 | Weblog
08:31 from web  [ 1 RT ]
小津安二郎の『彼岸花』を鑑賞。母が勧める縁談について相談しようと、京都から東京の叔父を訪ねている娘が、その相談の途中、近所からピアノを練習する音が微かに聞こえてくると、それに反応したかの様に顔を持ち上げてすっと立ち上がり、その音を探すかの様に縁側へと歩くシーンが、素晴らしかった。

08:35 from web (Re: @kenichiromogi
@kenichiromogi ついに念願のTEDですね。頑張って下さい!ベルリンから応援しています!

08:56 from web  [ 15 RT ]
これくらい本気出しているタモリを見ると、なんだか嬉しくなっちゃうね。「世界の空耳アワー」youtube.com/watch?v=5x4ezZ…

08:58 RT from web
東電をみんな叩いてるし、叩くべきだけど、俺らが郵便局とか銀行に預けたお金が東電に投資されてたんですよ。じゃあ、そんなところに投資されないようにすればいい。いや、リスク隠しとかしてたら投資してもらえないようにすればいい。
國分功一郎さんのツイート

17:08 from web (Re: @octetdesign
@octetdesign もしかして、Aくんから説教された、なんてことはないよね?

17:14 RT from web
あとずっと思ってるんだけど、日本人の英語力を本当に高めたいなら、英語の番組だけのチャンネルを地上波で作ればいい。教育番組じゃなくて向こうのバカ番組を放送すればいい。子どもはみるよ。それでリスニング能力の問題なんて解決じゃないか。つまんない英語のスキットなんて聞きたくもない。
國分功一郎さんのツイート

17:15 from web (Re: @octetdesign
@octetdesign 良かったー!安心しました♪

17:18 from web (Re: @shingoinao [ 2 RT ]
キュレーター的には(笑)、「笑っていいとも」とかも、タモリが本気出せる環境をちゃんと整えてあげるべきだと思う。そうしないと宝の持ち腐れだよ、ホント。 @shingoinao やっぱ輝いてるなぁ、これ系のタモリは。彼の「鳩バス観光」知ってるよね?あれは完全に天才にしか出来ない芸当。

17:21 from web (Re: @lethal_notion [ 1 RT ]
國分さんが言いたかったのは、地上波という誰もが日常的に見ている放送で、英語のバカ番組をシャワーの様に浴びれば英語力は向上するという提案ですよね? @lethal_notion @Lock_japan 日本人の英語力を本当に高めたいなら、英語の番組だけのチャンネルを地上波で作れば

17:22 from web (Re: @octetdesign
@octetdesign それは良かった。とっても良い奴なので、ぜひこれからも仲良くしてあげて下さい!

17:28 from web
受験シーズンの為か、英語学習に関するツイートが熱くなっている気がする。私も英語学習では随分苦労した挙げ句、なんとかマスターできたので、いつか私なりの勉強法を紹介してみたい。

17:30 RT from web (Re: @curatorshinya
@curatorshinya @lock_japan 渡辺さん、全く仰る通りです。世間の人は、英語に限らず言語というものはすべからく、聞いていなければ話せない、読んでいなければ書けない、ということが分かってません。
國分功一郎さんのツイート

17:30 RT from web (Re: @Lock_japan
@Lock_japan @curatorshinya いや、見ないかどうかはやって見なければ分かりませんよ。あと、政府がすこし出資したらいい。
國分功一郎さんのツイート

17:32 from web  [ 2 RT ]
小沢一郎の言う様に、はやく記者クラブを解散させ、今まで大手メディアがほぼ無料で牛耳ってきた地上派をオークションにかけて国庫収入を増やし、その新しい地上派枠に、デジタルマルチ外国語チャンネルに参入してもらいたい。

17:32 RT from web (Re: @curatorshinya
@curatorshinya 北欧とか、オランダあたりで、なんでお前らそんなに英語できんの?ってきいたら、だって小さい時からずっと英語のテレビ見てるからって言ってたんですよね。まぁ、一理あるかと。
國分功一郎さんのツイート

17:35 from web (Re: @lethal_notion [ 1 RT ]
全くその通りです。ドイツ人も小さい頃からアメリカのコメディを英語で見ている為に、若い人たちであれば、日常会話はほぼ問題なく英語で行えます。おかげ様で、私がドイツ語で話しかけても皆英語を話したがり、こちらは一向にドイツ語が上手くなりません(笑) @lethal_notion

17:39 from web (Re: @lethal_notion
@lethal_notion いやー、フランス人の英語も随分上達したかと。私が初めて仏旅行した2002年の頃、英語がほとんど通じず、ハローと話しかけると露骨に嫌な顔をされましたが、去年フランスに滞在した際は、若者の英語学習意欲が大変高まっており、ほぼ全ての場所で英語が通じました。

17:40 from web (Re: @lethal_notion
@lethal_notion @koheisaito0131 斉藤くん、國分さんに粛正されるぞ!注意!

17:42 RT from web
流行語大賞確定か / “#語尾に全ては憲法9条が原因だと思っていますをつけると橋下徹 - Togetter” htn.to/kS7dF5
Ishikawa kazuhiroさんのツイート

17:43 from web (Re: @KOUSAKU_Abe
お見事! @KOUSAKU_Abe 「全ては憲法9条が原因だと思っています」が流行語になるのも全ては憲法9条が原因だと思っています。 #語尾に全ては憲法9条が原因だと思っていますをつけると橋下徹

17:43 RT from web (Re: @curatorshinya
@curatorshinya まったく同意見。海外の番組を地上派で自由に見られるようになったら、自然にヒアリングや海外の嗜好や文脈がわかるようになると思う。幼少期ならばもっと効果は大きい。放送局の鎖国政策と言語コンプレックスの因果関係は深いと思う。
culturepotさんのツイート

17:45 from web (Re: @lethal_notion [ 1 RT ]
@lethal_notion Wall Street English! うちの近所にもありますよ。ちなみにBerlitzはベルリンの語学学校ですが、確かオーナーは福武さんが所有するBenesseです。あの辺が地上波語学番組などに参入してきたら、面白そうですね。

17:46 RT from web
友人の勝又邦彦さんの写真が使われた本が紹介される。白い本ではなく素敵な写真です!RT 暇つぶしという重要な問題 - 『暇と退屈の倫理学』 agora-web.jp/archives/14350…
culturepotさんのツイート

17:52 RT from web (Re: @curatorshinya
そして、この「本気出せる環境」が無い問題はテレビ内だけでなく日本社会に原因があると思う。ブラタモリも重要。RT @curatorshinya キュレーター的には(笑)、「笑っていいとも」とかも、タモリが本気出せる環境をちゃんと整えてあげるべきだと思う。そうしないと宝の持ち腐れだよ
Shingo Inaoさんのツイート

21:55 from web (Re: @shingoinao
@shingoinao @masayoshifujita 二人ともよく観察してるねー。確かにタモリ、マジになっていた気がする。

by curatorshinya on Twitter

2月25日(土)のつぶやき その2

2012-02-26 01:21:09 | Weblog
18:22 from web
(ジメ14)「アートは、予期しない心理的な反応から逃れた本質的な意味を持つ存在として神性を持つ創造物や出来事などの客観的宗教を表すと言うより、より正確には、あの世的な世界を誇張することで引き起こされる、信心の中における主観的なプロセス - 救済に関する客観的な事実 - である。」

18:23 from web
以上、「Georg Simmel著"Rembrandt"覚え書き」でした。ゲオルグ・ジンメルの本は難関なこともあり、少し堅いツイートになってしまいましたが、最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。

18:31 from web (Re: @kmzwhrs
@kmzwhrs 拝読下さり、ありがとうございます。イスラエルへの旅を終えた私の中で、ようやくレンブラントがテーマとしたマラーノ系ユダヤ人の歴史が、日本も含めて最終的に一本の線になって繋がることができました。ユーラシア論として、時間をかけてまとめて行きたいと考えています。

18:31 from web (Re: @TTAKE_NL
@TTAKE_NL ありがとうございます!

18:35 from web  [ 1 RT ]
Neue Nationalgalerieの常設展で考えたこと。世界の美術史におけるアンフォルメル系の流れを捉えた際、アムステルダムで活躍したCOBRAメンバーのKarel Appelの大作よりも、具体の白髪一雄の大作の方が、絵画作品ととして、さらに文脈的な完成度が高い。

18:36 from web  [ 1 RT ]
白髪一雄の「密教シリーズ」を、ちゃんと真言密教の美術の流れから捉えることができた批評家やキュレーターは、一人でもいたのだろうか?

18:37 from web  [ 1 RT ]
近代のルールに則って実験的な作品を作ろうとすると、ブルース・ナウマンみたいになるのだと思う。でもそれは、今私たちがやるべきことではないと思う。

18:39 from web
ニューヨークではあまり鑑賞する機会が無かったのだけれど、ヨーロッパで良く見るオーストリア人アーティストVarie Exportは素晴らしい作家だね。Hannah Wilkeよりも批評性に溢れているにも関わらず、最後に鑑賞者をふわりと持ち上げて行く様な、力強さと優しさを感じる。

18:40 from web (Re: @kmzwhrs [ 2 RT ]
@kmzwhrs レンブラントは様々な読み方が可能なプリズムの様な作家だと思います。とにかく作品が素晴らしいので、ぜひそういった優れた作品を、できるだけ正確な歴史的コンテクストに沿って提示できる様な仕事をしたいですね。

18:40 RT from web
「渡辺真也さん @curatorshinya の「Georg Simmel著 "Rembrandt" 覚え書き」」をトゥギャりました。 togetter.com/li/263461
TOMOKO TAKE / タケトモコさんのツイート

19:16 RT from web (Re: @curatorshinya
同感。あれはモダニズムの知的ゲームが理解できないとさっぱりわからない。日本人ともっとも遠い作家だと思う。@curatorshinya 近代のルールに則って実験的な作品を作ろうとすると、ブルース・ナウマンみたいになるのだと思う。でもそれは、今私たちがやるべきことではないと思う。
culturepotさんのツイート

20:03 RT from web
現代美術や現代音楽は直接人を幸せにするものではなく、間接的に人を幸せにできる可能性があるもの(考える契機や新しい感覚を与えることによってその人の世界認識の一部を拡げる)なんだよなぁ。このあたり、そういうものに触れていない鑑賞者の多くが勘違いする点だと思う。癒しも否定しないけどね。
Shingo Inaoさんのツイート

20:03 RT from web
確かに。bit.ly/wwt2iU 核兵器なしでも核戦争になる。通常兵器で十分な核攻撃。日本は54基、中国は13基。日本は狭い国土の中にひしめいている。列島に原発がある以上、戦争は不可能。9条(丸腰で話し合い)で安全保障するしかない。
世に倦む日日さんのツイート

by curatorshinya on Twitter

2月25日(土)のつぶやき その1

2012-02-26 01:21:08 | Weblog
09:10 RT from web
君が代条例での橋下市長らのコメント。あらためてあれこれ考えてみました。結局、橋下氏らが言ったのは、「君が代を大事にしろ」ということではなく、「公務員が、維新の会に逆らって、思想・信条の自由を主張するのはけしからん」という一点につきます。これが強烈に違和感を感じた根本でした。
吉俣 洋さんのツイート

09:12 from web  [ 2 RT ]
『トリスタンとイゾルデ』における夜のメタファーが持っていた意味が、少し理解できて来た。同時に、ワーグナー論を書いたニーチェが、当時の哲学界からパージされた理由も、なんとなく想像がつく様になった。そして、哲学として最後に残ったのは、パージした人たちではなく、ニーチェだった意味も。

09:13 from web  [ 2 RT ]
美術から「芸術」へ、思想から「哲学」へ。

09:14 from web
究極的な意味において、私は一度でも利他的になれたことはあっただろうか?

17:37 RT from web
任期を半ばにしてイェールの素晴らしい研究環境、同僚、学生の皆さんから離れるのは残念です。一方で帰国したらこれをやろうと以前から温めていたプランがありました。具体的には日本の英語教育を変えること、また日本の中高生に学部レベルでの海外留学の選択肢を提供することです。
斉藤 淳さんのツイート

17:38 RT from web
これまで米国で研究教育に携わった他、開発援助に関係する調査などで仕事をしてきましたが、度々感じてきたのは、英語ができないという理由だけで、日本人は大損している、と言うことです。意図せざるかたちで誤解を招いたり、熱意や結果をアピールできなかったり。。。
斉藤 淳さんのツイート

17:39 RT from web
イェールの日本人同僚が西海岸の大学で講演したとき、「日本ではまだ英語を教えているの?」と真顔で訊ねられたそうです。それだけ、他国出身の留学生に比べ、日本人の語学力が明らかに見劣りするのでしょう。私もそのような印象と危機感を共有しているだけに、何かしなければと思っていました。
斉藤 淳さんのツイート

17:39 RT from web
4月から東京と酒田で中高生向けに英語教室をやります。今ちょうど、お子様が中学校に進学する保護者の方々が英語塾を探している時期だと思いますが、関心がございましたら logos.jiyugaoka@gmail.com までメールを下さい。東京は中1と高校生のみ受講生募集です。
斉藤 淳さんのツイート

17:40 RT from web
中1の授業(東京)は日本語母語講師として私と、英語ネイティブ講師としてイェールで私が卒論指導したクリス君とでチーム指導です。私が文法を丁寧に解説し、クリスが演習を担当。全ての読解教材に動画もしくは音声ファイルが付きます。語学は大人数の指導は向かないので、少人数指導です。
斉藤 淳さんのツイート

17:42 from web (Re: @junsaito0529
@junsaito0529 とても重要な仕事だと思います。人材育成は時間のかかる仕事だと思いますが、きっと結果が出るはずです。お互い、全力で頑張って行きましょう!

17:43 RT from web
平和憲法の改正や核武装によって周辺国の侵略意図をくじこうという発想は、起立条例によって式典に出席する人間を屈服させようとする手法と通底していて、その根本には「人は恫喝によってしか動かない」という確信があるのでしょうね。
小田嶋 隆さんのツイート

18:10 from web
連続ツイート「Georg Simmel著 "Rembrandt"覚え書き」

18:11 from web
(ジメ1) イスラエルへの旅を終えた今、アムステルダムのマラーノ系ユダヤ人地域にて活躍した、レンブラントの旧約聖書をテーマとした作品の描写力に再度興味が湧いた。ユダヤ系ドイツ人であり、キリスト教徒の哲学者ジンメルがが書いた本書に何かヒントがあると思い、読んでみた。

18:15 from web
(ジメ2)レンブラントと言えば自画像が有名だが、例えばレンブラントの『ペリシテ人に目を潰されるサムソン』は、当時のオランダ人アーティストの作風を、はるかに塗り替えるだけの圧倒的な表現力、そして文脈的な力を持っている。salvastyle.com/menu_baroque/r…

18:16 from web
(ジメ3)レンブラントは、人間の内面を最高のレベルで描いているが、それは心理学的な内面ではない、オブジェクトとはアッサンブラージュであるが、究極的な心と「わたし」を、生命という概念の枠組みの中で扱ったのがレンブラントだ、とジンメルは述べている。以下に、ジンメルの言説を要約する。

18:16 from web
(ジメ4)ルネサンスは汎神論的であり、個人主義を持ってプラトニズムを補完した。主観的なシンボリズムにてキャラクター化するのが絵画のマジックだが、レンブラントは生における例外的に固有のパワーを扱った画家ベラスケスとは作風が異なる。

18:17 from web  [ 1 RT ]
(ジメ5)デカルトのコギトに代表される様に、イタリアのバロックは機械的な手法に依存して内面的なものを描けなくなった。また一方、ゴシックにおいて生命はさほど重要なものではなかった。

18:17 from web
(ジメ6)物質の知覚と人間の内面という二元論をテーマをした偉大なアーティストとして、シェークスピアとレンブラントは別格だが、こういった偉大な人類のテーマに臨んだアーティストとして、ダンテ、ミケランジェロ、ゲーテとベートーベンがいる。

18:18 from web
(ジメ7)レンブラントは、おのおのの魂の最も深い意志、客観的に重要ではない主観的な信心を扱っている。この主体的な行為の真逆に位置するのが、糸を[内面それ自体]と[物質性それ自体]へと引き延ばすことで完全な存在の表現を試みたスピノザの汎神論であり、彼はレンブラントのライバルだった。

18:18 from web
(ジメ8)レンブラントは、スピノザの様に、形態を溶かしてしまう全体の生や、言わばそれらにとって外部のものを扱ったのではなく、もっと純粋に個人の生活を扱い、その個人の生が、その内部から形態を溶かしている。

18:18 from web
(ジメ9)意識の中にある主体が「わたし」ではない「あなた」を表し、この「あなた」は木や雲と違い、主観的に近い存在である。結果、レンブラントの絵画では、「わたし」が「わたし」以上の存在になっている。

18:19 from web
(ジメ10)レンブラントは神秘主義者ではない。プロティノスはエクスタシーに関して、神が身体の中に入るのではなく、元々常に身体の中に存在しているのだと述べた様に、信心とは、彼らの内部の存在にとっての最終的な価値の点であり、目的である。

18:19 from web
(ジメ11)内的生と神性はおそらく区別のつかない一つの実体であり、この一つの実体が、内的生命としてではなく、神性ということで価値を持つ。究極的に形而上学的な形態化の要因と価値付けの権威における個人という点で、カルヴァン主義や、当時の厳しいユダヤ教の戒律や差別の構造の影響が強い。

18:20 from web
(ジメ12)レンブラントは、個人の内面から出て来る形而上学的なもの、すなわち歴史的信心を、宗教における実際の「オブジェ」における超越論的なものへと結晶化している。彼の創作の手つきには、宗教的精神が溢れている。

18:20 from web
(ジメ13)レンブラントは「誘惑」や「救済」といったオルタナティブを大きく超えている。なぜなら「誘惑」や「救済」は、客観的な宗教的内容に関する生命の宗教的強調の変遷においてのみ現れるからである。

by curatorshinya on Twitter

2月24日(金)のつぶやき

2012-02-25 01:20:56 | Weblog
06:27 RT from web
推古天皇陵などで歴史研究調査 nhk.jp/N40I5Yff #nhk_news
NHKニュースさんのツイート

09:07 RT from web
重要な記事!必読!【金曜討論】「発送電分離」 高橋洋氏、中野剛志氏 - sankei.jp.msn.com/life/news/1202…
水野誠一さんのツイート

18:28 RT from web
主観と客観は一体をなすべきであり(一体であるというのではない)―、統一されるべきものであるから、一見客観的な悪である災いと、一見主観的な災いである悪なども、いずれ統一される。そうなれば悪も災いも、徳を積んだ詩人にとっては事実上、根絶やしにされたことになる。 『一般草稿』
Novalisさんのツイート

18:31 RT from web
笑った。「今日の天気が晴れなのも、ポカポカして気持ち良いのも、全ては憲法9条が原因」。橋下徹大阪市長の「全ては憲法9条が原因だと思っています」が爆発的ブームに rocketnews24.com/2012/02/24/186… @RocketNews24さんから
國分功一郎さんのツイート

18:34 RT from web
アメリカの共和党大統領選候補ロン・ポールは「在日米軍基地の全面撤収」を公約に掲げています。なぜそれが公約に掲げられているのか?その公約は米国内で一定の支持を集めているのか?それは戦略的に可能なのか?などについて日本の新聞記者はどうしてインタビューに行かないのでしょう?
内田樹さんのツイート

18:34 RT from web
インタビューにゆくと「米軍基地の撤去はアメリカの国益にかなう政策転換である可能性がある」という命題の検証を余儀なくされます。でも、日本の政治家も官僚も学者もメディアも、「アメリカにとって日本に米軍基地があることのメリットは何か?」ということはたぶん一度も考え方ことがありません。
内田樹さんのツイート

18:35 RT from web
僕たちが忘れがちなことは、安全保障のような重大な事案については、「誰かが自分に代って考えてくれる」というのは、たいへん大きな利益をもたらすということです。軍事的な脅威についての情報収集も対応策の起案も代ってくれるし、政策的な失敗があっても責任を取ってくれるんですから。
内田樹さんのツイート

18:36 RT from web
問題はそのようにして「国家主権の放棄」に長くなじんでしまうと、もしアメリカが宗主国であることの負荷に耐えきれず日本の安全保障を「代って考える」仕事を止めると言い出したときに「丸裸」にされて国際社会に放り出されるというリスクを負うことです。
内田樹さんのツイート

18:37 RT from web
沖縄に基地があることを当事者たちの中でもっとも切望しているのは日本政府です。だから、「沖縄に基地を必要とするアメリカ側の損得勘定」について議論することを許さない。「アメリカが『要る』っているんだから、きっと要るんでしょ」で思考停止し、その先には決して踏み込まない。
内田樹さんのツイート

18:37 RT from web
日本は敗戦国であり、アメリカの軍事的属国であり、安全保障について自己決定権を持っていない「主権のない国」です。それを認めるところからしか話は始まらない。でも、政治家も官僚もメディアも、それを隠蔽しようとして反基地闘争と基地誘致を同時に行うという人格解離を発症している。
内田樹さんのツイート

18:38 RT from web
今、アメリカの国力が衰微してきました。日本人が自分で自国の安全保障について考えなければならない時期が近づいています。でも、その負荷に耐えるだけの知的体力が日本人にはありません。「その知的体力がない」という痛苦な事実を直視できるだけの知的体力もありません。
内田樹さんのツイート

19:16 from web
ゲルハルト・リヒターの『パノラマ』展を見てきた。Neue Nationalgalerieのミース独特の広大な建築空間を存分に活かして、リヒターの主要作品を網羅した、素晴らしい展示だった。ここまで空間を上手く使えたのは、2003年のコールハース「OMA AMO」展以来ではないか。

19:17 from web  [ 2 RT ]
リヒターが東ドイツから西ドイツに逃れることを決めたきっかけは、彼が27歳の時、ウェルナー・ハフトマンがキュレーションした1959年のドクメンタⅡで見たジャクソン・ポロックとルチオ・フォンタナから強い影響を受けたからだと言う。ベルリンで見ると、その意味がより深く理解できる気がする。

19:18 from web  [ 4 RT ]
リヒターの作品をまとめて見ていたら、これらの作品の深層に、パウル・クレーの絵画との類似性が感じられた。森をテーマとした絵画や、カラーチャートの作品など、クレーの色彩がグリッドの中に揺らいでいる絵画や、オスカー・シュレンマーなどのバウハウス時代の絵画の影響があるのだろう。

19:19 from web
私が一番好きだった作品は、リヒターが1970年に描いた作品「Seestück" (See-See)」。広がる海と水平線の上に、海を俯瞰したイメージが描かれている。ロニ・ホーンのテムズ川をテーマとした作品とも似て、世界観の豊かさを感じた。augsburger-allgemeine.de/kultur/Gerhard…

19:21 from web  [ 3 RT ]
ちょっと驚いたのは、リヒターが1964年にヌバ族をテーマとした作品「Neger (Nuba)」を描いていたこと。これはおそらく、レニ・リーフェンスタールの影響下に作られた作品なのだろう。artnews.org/neuenationalga…

19:23 from web  [ 4 RT ]
リヒターの鏡、ハーフリフレクション、カラーチャートや、キャンドルや頭蓋骨の絵画群は徹底的に視覚的だが、その根底には祭壇画などのキリスト教的な西洋近代美術の重厚さ、そして信仰といったテーマがある。一瞬の写真的なイメージを叙情的に捉えた絵画には、幽玄とさえ言えるものを私は感じた。

21:06 from web
リヒターの傑作『Betty』は、自分の娘ベッティの視線が捉える先を、父である自分の視線から捉えようとした作品ではないか。そこにはハーフリフレクションの作品と似た距離感があり、ワイエスの『クリスティーナの世界』に似た世界観が広がっている。artsmia.org/until-now/img/…

21:11 from web  [ 1 RT ]
やはりRoni Hornが"This is Me, This is You"tate.org.uk/tateetc/issue1…にて扱った主体や視点、認識や時間の問題と、リヒターがBettyの写真シリーズpcp-heidelberg.blogspot.com/2008/05/power-…でやろうとしたことは、とても良く似ている。

21:19 from web
ロニ・ホーンとゲルハルト・リヒターのテーマは、近代の構造によって客体化されてしまった身近な他者や自然との同一化や合一性への探求ではないか。そのテーマを、距離や性などの自らの表現手法と媒体を通じて、現代美術のコンテクスト上で展開している。

by curatorshinya on Twitter

2月23日(木)のつぶやき

2012-02-24 01:21:07 | Weblog
01:15 from web (Re: @shingoinao
@shingoinao そうだね。全力で頑張ります!

02:56 from web (Re: @koheisaito0131
@koheisaito0131 そっか、とても参考になる意見をありがとう。確かに専門/横断の棲み分けと、やり易さはあるだろうね。ちょっと考えてみます。

19:28 from web
昨日はドイツ人のアーティスト親子が主催する、アートの語らいの場にお招き頂き、アートについてお話して来る。年配のアーティストの方々から、ヨーゼフ・ボイスに関する興味深いお話をたくさん伺った。

19:29 from web  [ 1 RT ]
カール大帝以前、ドイツがキリスト教化する以前の建築や儀式的なものは、童話『ヘンゼルとグレーテル』や鳩時計で有名なシュヴァルツヴァルト(黒い森)にいくつか残っており、ナチの時代、これらの建物がゲルマン民族のシンボルとして神格化され、政治的に利用されたと言う。

19:29 from web  [ 3 RT ]
ヨーゼフ・ボイスが創設に関わり、自身が立候補したドイツ緑の党の誕生は、シュヴァルツヴァルトを酸性雨被害から守れ、というものだった。ボイスは元々ヒトラー・ユーゲントで薔薇十字のメンバーだが、ドイツ緑の党の根幹に、ドイツ・ナショナリズムが関係しているだろうことに初めて気がついた。

19:29 from web  [ 1 RT ]
キリスト教国に現存するハロウィーンはドルイド教がルーツにあるが、ドイツのシュヴァルツヴァルトに残るファスネットこと「愚者のパレード」は、それこそ古ゲルマンがルーツなのだろう。blogs.yahoo.co.jp/ka_reisen/arch…

21:09 from web  [ 1 RT ]
主権者である国民の世論の同意を得ないまま、アメリカに対してTPP交渉参加や消費税増税を表明して既成事実化してしまう野田政権と財務官僚のやり方が、フビライ=ハーンからの服属要求を一方的に黙殺することで、朝廷からの外交権を奪ってしまった鎌倉幕府8代執権の北条時宗のケースに似ている。

21:12 from web  [ 4 RT ]
元寇での「神風」による勝利の結果、仏が神の上位だとする本地垂迹説が覆され、神が上位となる神本仏迹説が誕生、これが明治期の国家神道を準備し、遂には神風玉砕まで行ってしまった。その神風の結果である敗戦と日米安保の固定化が、政治不在と官僚支配、アメリカへの隷属メンタリティを生んだ。

21:13 from web  [ 4 RT ]
明治維新直後に、それまでの武士階級から三菱商事などのビジネスマンや国家官僚へと変貌を遂げ、国を支えた人たちには、相当な志があったことだろう。しかし現在、松下政経塾出身者のビジネスマンや政治家、官僚は、アメリカに隷属し、自らの利権を守ることを目的化した、ただの集団になってしまった。

21:14 from web  [ 22 RT ]
小沢裁判の茶番は、自らの利権を切り崩されると警戒した霞ヶ関の官僚が、アメリカのジャパンハンドラーやマスメディアと結託して、同じ仲間である検察を利用して裁判をでっち上げてしまった所にある。TPPや消費税増税の問題も、これと連続して考えなくては、日本国はそのまま沈没してしまうだろう。

21:16 from web  [ 1 RT ]
ネーションとステーツなどの行政単位の問題は、地球上の人間を合計とした包括順序の集合として、数学的にもう少し整理して考えることができるのではないか?

by curatorshinya on Twitter

2月22日(水)のつぶやき その2

2012-02-23 01:20:34 | Weblog
20:02 from web (Re: @shingoinao
@shingoinao ありがと~

21:14 from web (Re: @TAMANEKO0055011
@TAMANEKO0055011 いいじゃないですか、みみず。ダーウィンが世界で一番重要な生き物と言っただけのことはありますよ!

21:15 from web (Re: @TTAKE_NL
@TTAKE_NL アカデミズムという保守的な傾向の強い場所においては、どうしてもそうなってしまうのだと思います。元気出して行きます!

21:24 from web  [ 7 RT ]
「林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴くように、聡明な人は独立自由を目指して、犀の角のようにただ独り歩め。」 - 釈迦『スッタニパータ』

21:27 RT from web
( ..)φ 日本語のシステムには「存在」を固定して強固な思考の建築物を作り出すには不向きだ。しかし、たえず変化し動く「存在」をリアルに捉え、接近する事ができる特権を同時に持ち得ている。
朔屋 兎乃さんのツイート

21:27 RT from web
アートと哲学を分ける意味を感じない。寧ろ分けられるとも思わない。
安部孝作さんのツイート

21:28 RT from web
宗教とアートの境目ってあるんだろうか。哲学とアートの境目は? 宗教と哲学の境目は? 区分けって便利なんだけど区分を大前提にしちゃうと、それは大きな間違いなんだと思う。いろんなことは連続的につながってる
オハラ ショウスケさんのツイート

21:45 RT from web (Re: @curatorshinya
@curatorshinya アートと哲学が分けられる、と感じさせる対象というのはおそらくあまり質の高いものではないのだろうとリツイートを見た瞬間に思った。質の高いアートは哲学だし、質の高い哲学は芸術だと思う。でも、じゃあそれは何故だろう?と思ったりもする。
Shingo Inaoさんのツイート

21:45 RT from web
いい言葉。RT @curatorshinya: 「林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴くように、聡明な人は独立自由を目指して、犀の角のようにただ独り歩め。」 - 釈迦『スッタニパータ』
TOMOKO TAKE / タケトモコさんのツイート

21:45 RT from web
つねにそうありたい@curatorshinya: 「林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴くように、聡明な人は独立自由を目指して、犀の角のようにただ独り歩め。」 - 釈迦『スッタニパータ』”
kikkaro-okamiさんのツイート

21:46 from web
フォロアーのみんなが優しくて、そしてしっかりと考えている人ばかりで、慰められた。自分のやるべき仕事を見失わず、謙虚な気持ちを失わずに頑張ろう。

23:15 from web (Re: @shingoinao
@shingoinao 素晴らしいreplyありがとう。ほんとにそうだよね。俺、頑張るわ。

23:15 from web (Re: @kanichiro_fukui
@kanichiro_fukui 素晴らしい返信、ありがとうございます。これからも領域横断的な仕事ができる様、頑張りたいと思います。

23:16 from web (Re: @sakuyaunookichi
@sakuyaunookichi ありがと~。パース先生、素晴らしいですよ♪

23:21 from web (Re: @azabuokami
@azabuokami おかみさん、いつもありがとう!

by curatorshinya on Twitter