Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

美術を通じて、国民国家を超えること

2005-09-15 23:33:43 | Weblog
私はニューヨークでの展示会場の入り口に、ナチからアメリカへと逃れてきた報道写真家、アルフレッド・アイゼンシュタットの写真「War End Kiss」を張り出した。

私がこの写真に惹かれるのは、写真的構図のみならず、写真そのものに戦争が終わった、戦争から自由になったという喜びが溢れているからだ。これは硫黄島における有名な報道写真、すなわち戦勝を記念した星条旗を掲げる兵士(そこには明らかな敵対概念が前提とされている)とは異なり、愛し合っている男性(水兵)と女性(看護婦)が戦争から自由になったというお互いの身を祝う喜びのみが感じられる。

終戦記念日という言葉は日本の敗戦を的確に表現していない、という批判が度々聞かれるが、私は終戦記念日という言葉が好きだ。戦争は終わった、それを祝うということが重要なのだ。そうでないと、敗戦記念日がある限り国民国家の外部における戦勝記念日が必要とされ、戦争の構造が持つ国家間の対立(それは必ずしも必要ではない)そのものを理解することに繋がらない。またこういった対立は、わかりやすい構図、すなわち差異を強調しては消費していく傾向のある資本主義社会において、発生しやすいと私は考える。

国家的立場、または状況はいわば「個人」のそれに還元することができるが、国家の利益も個人の利益も、他者に対する目的性が確立した際に、パレーシアが成立する。また同時に、他者との間に差異が存在する限り、それは可能性であり続ける。それを履き違えずに、そこにある差異を止揚していくことが哲学の実践であると私は考える。

とはいえ、批評を必要とする芸術活動は、常に困難に直面する。単純に、ニューヨークにおいてこういった問題意識を共有することは困難であったと言わざるを得ない。

日本でよく一般的に語られるようになった大阪万博以前・以降の文脈は、日本から一歩外へ出れば、もう通用しない。赤瀬川原平氏の作品「万博跡地利用の提案」に見られる「万博跡地に万博を建造する、以上、安保改正の度に行う」という表記も、アメリカの側に立ってはかなりの説明がない限り、理解するのは困難である。そういった意味で、高度にコンセプチャルな作品であると言えよう。

逆に日本において、中央・東ヨーロッパにおける国民国家問題を共有するのは困難であった。プラットフォームという場を用いて、国民国家を形成するネーションの概念がナポレオン戦争以降に東ヨーロッパに持ち込まれ、そこから言語、宗教などを元にネーションが形成されていく過程の中で紛争が発生して行く様子を述べたのだが、現在、圧倒的な資本の流入がもたらすダイナミズムの中、東ヨーロッパで起こっている出来事を日本で把握するのは困難だと感じた。

逆に、沖縄における問題をアメリカで、そして他の地域(特にヨーロッパ)と接続して考えるのも、非常に困難である。バスクやコソボ、台湾などのミクロネーション問題は、議論としてはヨーロッパが先行しているものの、根本的な視点という点でつまづいている印象がある。つまり、サバルタン的な立場における人間に対する、根本的な「語りかけ」の時点で躓いている感が否めない。これは大きな問題だ。

サラエボ出身の2人のアーティスト、セイラ・カメリッチとネボイサ・セリッチ・ショーバがクロージング・パネルにて面白い指摘をしていた。キプロスの首都ニコシアにて開催されたマニフェスタだか、マニフェスタは新しいヨーロッパを掲げるEU諸国のリーダーによって文化戦略として機能しており、今回はEUに加盟する側であるギリシャ領キプロスにおいて開催された。しかし、これはある種西ヨーロッパの資本の流入によって可能となった、トルコ領キプロスさらにはトルコそのものを牽制する意味合いが強く、それに参加するアーティストがその意味合いを見切れておらず、鑑賞者もそうである、という点である。アーティストとしてはこれを見切った上でメタレベルにて参加するか、または拒否するか、またはベタに参加するか託されているのだが、そういった点を考えると、美術と国民国家問題は今まさにアクティブな問題であると言うことが可能であろう。

また、このパネルにおいて、私に対してはガザにおけるイスラエル人入植者撤退に関する質問が出た。私はそれに対して、現状の民主主義の意思決定のプロセスである多数決のルールがある限り、少数派として入植している側はある一定の地域からは意思決定プロセスの外部に出てしまう為、排除される可能性がある、と述べた。これは大きな枠で見れば、リベラリズム敗北のルールと中位投票者理論と似ていると言えよう。それは今の日本にも当てはめることが可能だと思う。

現在の自民党が圧勝した日本では、これから恐ろしいことが起ころうとしている。真の意味で(ネオリベという意味ではなく)リベラリズムの敗北は自明である(選挙における天木直人の得票数を見よ)。

戦争の足音が聞こえてくる気がする。そんな中、私は美術に関わる人間として、展示を通じて、自分の考えていることを少しでもメッセージとして発信できたら、と思う。

そして最後に、展示にご協力してくれた皆様に感謝したいと思います。皆様のご協力なくしては、展示の成功はありませんでした。

本当に、ありがとうございました。

渡辺真也

ついにクローズ

2005-09-12 14:25:22 | Weblog
展示の最終日の土曜日にも、多くの人が駆けつけてくれた。金曜日のタイムスに展示評が再掲載されたのが大きかったと思う。嬉しかったのは、展示に関する質問をしてきた人が多かった点。かなり込み入った、難解な質問をしてくるオーディエンスも多く、キュレーターとしては嬉しい限りだ。

展示が終了直後、勇賢さんがギャラリーに駆け込んできて、さっそく搬出準備に取り掛かる。勇賢さんは明日には横浜トリエンナーレの準備で日本に帰国するというのだ。まったく、大忙しだ。でも、これは程々にすればとてもよい事だと思う。

展示も無事好評のうちに終了し、今日の日曜日を使ってなんとか無事搬出の準備も整ってきた。片付けの際、インターンのローラが非常に協力的に動いてくれたのが嬉しかった。まだマリーナの大作はまだ梱包できていないが、ジュンさん、イネス、陵賀、セイラ、ショーバの作品はほぼ全て梱包が終了した。いくつか郵送するばかりだ。打ち上げをかねて、ホァンたちとビールで乾杯。すがすがしい気分だ。

カタログも、さっそくNYでお世話になった人達に少しずつ送り始めている。なかなか送り先が多いので時間がかかりそうだが、少しずつやって行こう。

クロージング・パネル終了

2005-09-10 15:24:28 | Weblog
無事、クロージング・レセプションも終了。パーソンズ教授のラウール・ザムディオ氏を司会に迎え、セイラ、ショーバと簡単なパネルを行ったのだが、こういうイベントも展示に関する理解を深める上で、非常に有益だったと思う。

その様子はこちら

陵賀の紙芝居も、展示の後半になってかなりパフォーマンスとして良いものになってきたと思う。同じパフォーマンスを続けることはアーティストにとってストレスになりえるが、最後まで頑張ってパフォーマンスを続けてくれた陵賀に感謝したい。このグループ展を作っていく上で、陵賀も俺も大分成長したと思う。

木曜日は他のギャラリーのオープニングと重なったこともあり、多くのお客さんがいらして下さった。オープニングの日に来て下さった方もリピーターとして会場にいらしてくれて、本当に嬉しかった。また日本からも友人のメラニーが訪ねてくれたりして、非常に嬉しかった。またトーキングヘッズのデヴィッド・バーンのような有名人や、私がアシスタントを勤めていたローズリー・ゴールドバ-グも展示にいらしてくれた。

クロ-ジングの際にはカタログが出来上がっていたので、サポートして頂いた方には配布、そして新しく展示にいらして下さった方には購入して頂いた。

明日は展示の最終日。少しでも多くの方に展示を見てもらいたい。

ロラン・ヘギイさんと会う+カタログついに到着

2005-09-07 16:28:38 | Weblog
先日は、White BoxにSaint-EtienneからLorand Hegyiさんが展示にいらっしゃってくれた。ロランさんは東欧のアートを語る上で最重要人物の一人であり、現在はナポリに新しいミュージアムを作っている真っ最中だ。忙しい中、展示のうわさを聞きつけて訪ねてくれたのだ。

セイラは元々ロラン氏を知っていて、まるで親友に会うかのように挨拶していた。その後私が簡単なギャラリーツァーをする。締めくくりは陵賀の紙芝居とドローイング。陵賀がセイラとロランさんを書き、セイラとロランさんが陵賀を書くというドローイングバトル。ロラン氏のドローイングが結構アマチュアで、結構安心してしまった(笑)

今日はショーバがサラエボから帰ってきたので、ギャラリーで落ち合っていろいろ話しをする。作品「リモート・コントロール」の文字がぼやけてしまった部分を修正するように、ショーバに頼む。またカタログがついに到着し、皆で確認する。かなりよく出来ていたので、みな満足。これなら購入者も多くいることだろう。

その後、明日のレクチャーが予定されているArtsLinkに伺う。今まで丁寧に対応して頂いたZheniaと初めて顔を合わせるが、とってもナイスな人で安心。セイラも明日のレクチャーが楽しみな様子。

ハリケーンと人種差別

2005-09-05 14:00:16 | Weblog
人種問題については意図的にあまり触れないようにしてきた点があるのだが、今回のニューオリンズの災害については、ちょっと人事と思えないので書いてみたい。

このハリケーンは上陸後強まるという不思議なハリケーンであった。しかも裕福な白人が多く住むフロリダではなく、ミシシッピという黒人人口の多いアメリカの最貧困地域で起こったという点だ。ハリケーンは海面温度が上昇し、それによって発生するのだが、以上の不自然な理由からスカラー兵器の試しではないかと述べる人も出てきている。内閣の主要人物の多くが偶然にもバケーション中だったというのも不自然だ。(スカラー兵器に関しては以下が参考になります)
http://www.declarepeace.org.uk/captain/murder_inc/HAARP.html

しかし、もしそうだとしたら、こんなことをやって誰が得をするのだろう?でも、いるんです。そういう人たちが。早速石油会社はこれを理由に全米で石油価格を上昇させています。イラク戦争開始直後も産油国との戦争を理由に石油価格が軒並み上昇しましたが、そのお陰でアメリカの石油産業は今までにない売り上げと利益を上げています。しかも、災害の復興に当たるのがやっぱりチェイニーのハリーバ-トン社だったりするのです。

イラク戦争中、ハリーバートン社や石油産業もしっかり値上げして儲けていたのだが、石油産業や軍事産業の政治とのどうしようもない癒着が、こんなところで、しかもこういった悪事が全く通常の思考のレベルを超えた所で実現しているのか、と仮定すると、背筋が凍る。

それと、市民が自宅を武装している、という状態は、どう考えてもおかしい。アメリカ政府は災害地に1万7000人の軍隊を派遣し、武装者は射殺しても良いとまで言っているのだが、そもそも軍隊は自国民を守るためのものではないのか?災害に軍隊が拳銃を持って行くというのは、どう考えても通常の状態ではない。

人口の多数を占める貧しい黒人は、自家用車を持っていない。裕福な白人は、被害の少ない安全な地域にいたか、または早い段階で車で避難していたと言う。ミシシッピの自動車販売所の白人職員が武装しているのには、本当に驚いた。また、街から逃げ遅れた黒人たちが、車を盗んで街を脱出しようとした所、白人警官たちに威嚇射撃されて道路に伏せさせられているのがとても印象的だった。さらに逃げ遅れた白人の一部が、黒人にリンチ殺人されている写真がNYの新聞に載り、衝撃を受けた。通常あれくらい酷い写真はメディアでも取り上げないのだから、状況はよっぽど酷いのだろう。

私はもう一つの万博の展示レビューがNYタイムスに掲載され、とても嬉しかったのだが、その日のタイムスの一面が洪水の上に浮かんだ黒人の死体であった。私はこのどうしようもない気持ちを、ずっと忘れないと思う。

私はミズーリ州のブラックパンサーの集会に参加した事があるが、アメリカの貧困層は本当に貧しい。まるでアフリカのようだ。またアメリカは都市型の問題を多く抱えているが、深南部での人種差別は強い。私も一度アリゾナでだがキックボードに乗って移動しているだけで逮捕されそうになった事があり、どう考えても何故逮捕されそうになったのか理解できず、悩んだのだが、結局、単純に人種差別によるものだったという結論に私は至った。人種差別は存在し、それはアメリカの、そして世界の病である。

私はイリノイ州、ペンシルベニア州、アリゾナ州に住んだことがあるのだが、その中でアメリカの白人エリート層の多くが非白人、または貧困層を同じ人間だと考えていないという事がよく分かった。似たような発言を田中真紀子が言って批判を受けたことがあったが、それは彼女がアメリカで教育を受けたエリートである点と関係している。

最近コンドリーサ・ライスはオレオ(見た目は黒くて中身は白い)と呼ばれているそうだが、アメリカ共和党は人種に関係なく、アメリカに忠誠を尽くす人を認める傾向がある。彼女はその典型だろう。

今のアメリカ、本当にやばいと思う。

クロージング・パネル+パーティ+パフォーマンス

2005-09-05 05:15:49 | Weblog
WHITE BOX PRESENTS
Another Expo: Beyond the Nation-State
Curated by Shinya Watanabe
Exhibition: August 15th - September 10th, 2005

Panel Discussion and Closing Reception will be held on Thursday, September 8, 5 - 8 pm

Panel discussion 5:00 – 6:00 pm with:
curator Shinya Watanabe
artists Sejla Kameric and Nebojsa Seric-Shoba
and independent curator and critic Raul Zamudio

Performances 6:00 – 8:00 pm by:
Ryoga Katsuma

Signing event 6:00 – 8:00 pm by:
Sejla Kameric

Artists included: Marina Abramovic (Belgrade) / Genpei Akasegawa (Tokyo) / Sejla Kameric (Sarajevo) / Ryoga Katsuma (Kochi) / Ines Pais (Lisbon) / Jun Shibata (Kamakura) / Nebojsa Seric-Shoba (Sarajevo) / Yuken Teruya (Okinawa)

In the exhibition Another Expo, curator Shinya Watanabe seeks to deconstruct ideas of the Nation-State, while commenting on the politics after the collapse of internationalism and the rise of American Unilateralism. The exhibition encourages a dialogue that will ultimately produce ideas leading to rapport and concord among Nation-States by artists who have suffered under Nation-States, and artists who inquire and question concepts of the Nation-State. The exhibition will become an opportunity to consider building mutual understanding and to reconsider Japan's obscure Nationalism and the maladies of global capitalism. Another Expo takes place the same year as the Aichi Expo as well as the 60th anniversary of the end of WW II. Included in the exhibition are artists from Okinawa such as Yuken Teruya and several former Yugoslavian artists whose first-hand experience with the complexities of Nation-States are not only relevant but timely.

This exhibition received generous sponsorship from CEC Artslink, The Nomura Cultural Foundation, The Asahi Shimbun Foundation and Kitakyushu City Cultural Foundation, with additional support from the embassy of Serbia and Montenegro, the embassy of Bosnia and Herzegovina, and Kitakyushu Artnetwork (Kian).

White Box’s annual exhibition program is supported, in part, by public funds from the New York City Department of Cultural Affairs, and Lower Manhattan Cultural Council.

White Box is a 501[c](3) non-profit organization and all donations are tax-deductible to the full extent of the law. For more information about the exhibition, please contact Yasha Wallin at 212-714-2347 or yasha@whiteboxny.org.

WHITE BOX
525 W26th Street
New York, NY 10001
ph: 212.714.2347
fax: 212.714.2354
www.whiteboxny.org
Hours: Tuesday - Saturday, 11 am - 6 pm

NYタイムス+Timeoutレビュー+セイラ到着!

2005-09-03 16:46:49 | Weblog

ついに展示のレビューが、念願のニューヨーク・タイムスに掲載された。雑誌または新聞からレビューをもらうの非常に困難であり、それがニューヨーク・タイムスとなったらなおさらである。金曜版、すなわちアートレビューが載る日の新聞を開くときの私の気持ちは、まるで受験生がテスト結果の発表を待っているかのような気分であった。紙面を広げ、そこに名前が「あった!」という気持ち、それはまさに快感であった。私はその時バスに乗っていたのだが、隣に座っているおばさんに自慢したくなってしまった。ちなみにチェルシーからは4つのギャラリーが選ばれていて、他にレビューをもらっているのはほぼ全てがミュージアムであった。とにかく、よかった。

そして、セイラがついにサラエボより到着。昨日到着すると聞いておきながら到着の知らせを未だ受けていなかった私は、大変焦っていたのだが、無事到着していた様で何より。昨日到着していたのだが、時差の関係で早く眠ってしまい、目が覚めたのは夜中過ぎだったとの事。セイラらしいなぁ。

ギャラリーで落ち合って、ホァンと話す。その際にセイラが「タイムアウトに掲載されたよ」と言って記事を見せてくれた。これでNYのほぼ全ての主要メディアに掲載された計算になる。これは快挙だと思う。

その後、ウエストビレッジのセイラと旦那さんのヨヤ用のサブレットに鍵をもらいに行ってから、ギャラリーへ戻って来る。そこからまたイーストビレッジでホァン、セイラ、ヨヤと落ち合い、トルコ・ロシア・フィンランド風公衆浴場に行く。イーストビレッジにある浴場で前から気になっていたのだが、私が行ったのは初めて。ロシア風のサウナが凄かった。体温が上がってくると水を頭からかぶるのがロシア風らしいのだが、圧巻だった。サウナの中で仕事の話をしている人もいたりして、意外と浴場がコミュニケーションの場所として機能しているのを見て、関心。連れてきてくれたホァンに感謝。

その後、ヨヤとビリヤードをしたりして、NYの夜を楽しむ。サラエボから来た二人にしてみると、とても楽しい時間だっただろう、と思う。12日間の滞在を、有意義なものにしたい。

セイラ・カメリッチ作品紹介

2005-09-02 12:15:19 | Weblog
ニューヨークのCEC ArtsLinkにて、セイラ・カメリッチ自らによる作品紹介のイベントがあります。NY在住の方、またはNYにいらっしゃる方、ぜひご参加下さい。

CEC ArtsLink Talks...

"Others and Dreams"

Bosnian artist Sejla Kameric presents her work

September 7, 2005 at CEC ArtsLink
5:30 pm Light refreshments
6:00 pm Presentation by Sejla Kameric

7:00 pm Reception
Space is limited, please respond ASAP to Zhenia Stadnik at 212/643-1985 x26 or zstadnik@cecartslink.org
The event is free of charge

"The Bosnian artist Sejla Kameri・is one of a circle of young Balkan artists who reflect in their work the dramatic processes of the disintegration of the local communist regimes and the subsequent painful search for a new national and social identity. Typical of this generation of post-war artists, who have been gradually making a name on the international scene since the mid 1990s, is the accentuation of the conflict between local cultural traditions and elements of the global lifestyle. They also voice criticism of the destruction of relations between the individual and the social systems, under the influence of extreme national intolerance." Michael Kolecek, Gandy Gallery, Prague.

Ms. Kameri・ b. 1976, lives and works in Sarajevo. Her work has been recently featured in solo and group exhibitions at Gallery SOAP, Kitakyushu, Japan; Gandy Gallery, Prague, Czech Republic; National Gallery of Bosnia and Herzegovian, Sarajevo, and Portikus, Frankfurt am Main, Germany, among others. She has been a member of the European Cultural Parliament since 2003.

For more information go to www.sejlakameric.com


Sejla Kameri・received a 2005 ArtsLink Independent Projects award to participate in the exhibition Another Expo: Beyond the Nation-State, curated by Shinya Watanabe at White Box in New York (525 West 26th Street (between 10th and 11th Avenues). The exhibition is on view through September 10.

CEC ArtsLink Talks... provides a forum for artists and arts professionals to present their work and to stimulate discourse about contemporary issues in the arts.


CEC ArtsLink
435 Hudson Street, 8th Floor
New York, NY 10014
T: 212 643-1985
F: 212 643-1996

Between Leroy and Morton Streets
Please note that the building management requires all visitors to present a photo ID

Village Voiceにミニレビュー掲載

2005-09-01 13:40:07 | Weblog
今日はジュンさんと写真家の友人の斎木さんと一緒に、イッセイミヤケのセールに行ってくる。友人のミコが働いているので、セールがある度に呼んでもらえるのだ。私はそこで白いパンツを購入。ジャケットが欲しかったのだが、そちらはサイズが合わずに断念する。

午後はホワイトボックスに行って挨拶。前回話していたNew York Sunの記事を見る。かなりでかでかとショーバのSarajevo- Monte Carloが掲載されていて、嬉しかった。それと、レビューに関してはVillage Voiceにもミニレビューが載った。せっかくなので、ブログに載せてみる。