Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

7月30日(木)のつぶやき

2015-07-31 01:13:18 | Weblog

WebマガジンTRiPORTに、「『私たちはユーラシア人』ー渡辺真也がユーラシア大陸を横断して見えてきたもの」が掲載されました。編集者の赤崎えいかさんには、この場を借りてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました!
bit.ly/1DOSppI

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@asmoto いえいえ、私の活動がマルケル監督作品に触れるきっかけになったのであれば本望です。


私もモーツァルト 《フィガロの結婚》の「自分がどんな人間で、何をどうすればよいのかわからない」みたいに、抑えられず、言葉にさえならない様な心情を上手く表現できる様になりたい。
youtube.com/watch?v=JiuVTA…

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高校生の頃、Devoの“Uncontrollable Urge”を初めて聞いた時、この高揚感にロックの真髄を感じた。この曲、モーツァルトのフィガロの結婚とも共鳴する所がある。
youtube.com/watch?v=a8Ucpm…



7月29日(水)のつぶやき

2015-07-30 01:13:56 | Weblog

8月2日(日)5-7PM新宿での映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』説明会のゲストとして畠山直哉さん(写真家)の参加が決定しました!当日の様子はUstream中継します。詳細は以下からご覧になって下さい。
facebook.com/events/6584332…

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震災直後に畠山直哉さんらと行ったスイスのバーゼルでのチャリティ展示のタイトル”Remembrance of the Future to Come”は、奇しくもクリス・マルケル監督の映画タイトル”Remembrance of the Things to Come”からの引用でした。


時間と記憶というテーマに関して、私は畠山直哉さんから強い影響を受けました。今まではキュレーターとアーティストという関係でしたが、この映画で作家デビューする私は今回、大先輩の作家、畠山さんの胸を借りて、全力で映画製作に対する思いを述べたいと考えています。

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映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』のクラウドファンディングですが、その後支援者の数が少しずつ増えて、只今達成率36%になりました。終了日まで残り17日、どうぞご協力お願いします!
indiegogo.com/projects/soul-…


映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』説明会の司会を務めて下さる大山景子さんと、シモーヌ・ヴェイユの話になった。空集合を考えたアンドレ・ヴェイユはシモーヌの兄だが、彼が『バカヴァッド・ギーター』をサンスクリット語で読んでいたことを思い出した。


全ての集合は空集合を部分集合として含む。つまり恣意的な記号から切り取られた全ての集合の中に、不可知のものが含まれることになる。これはゲーデルの不完全性定理と似ていて、不可知を含む空集合を想定することによってしか、その集合自体は肯定され得ない、と言えるのではないか。

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サンスクリット語に触れると、必然的に宇宙から恣意的に切り取る空(シュンニャータ=シーニュ=記号)の概念を扱うことになり、それを数学に反映したのがラマヌジャンやヴェイユなのかもしれない。またアンドレ・ヴェイユの妹シモーヌとクルト・ゲーデルが餓死していることに、不思議な因縁を感じる。

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原爆が爆発した際オッペンハイマーが『バカヴァッド・ギーター』の核戦争を思わせる下りを引用したことを考えると、小林秀雄が終戦直後、「僕は無知だから反省などしない。利巧な者は大いに反省すればよい」と言って第二次大戦中の南京で書き上げた『モオツァルト』を発表したことを思い出してしまう。

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連続ツイート「クリス・マルケルの誕生日かつ命日に考えたこと - 日の光もない日本で」


(ク1)今日はクリス・マルケルの誕生日、そして命日だった。個人的な追悼と供養の意味も含めて、アテネ・フランセのクリス・マルケルセレクションでの映画『サン・ソレイユ(日の光もなく)』上映後、何故この映画が『サン・ソレイユ』と名付けられたのか、という質問をして来た。

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(ク2)映画『日の光もなく』のタイトルはムソルグスキーの曲名からの引用であり、それは映画の中でも2度説明される。マルケルはムソルグスキーの曲のタイトルを冠した映画をもう一つ作っており(『Pictures at the exhibition』)、それが恣意的であることを感じさせる。


(ク3)日本語ナレーション版を見て感じたのは、英語版とは内容が少なからず変わっているということ。また冒頭のラシーヌの引用がTSエリオットの『Ash Wednesday』に変化していること、さらに「Japan, you won.」というナレーションが消されていることが気になった。


(ク4)何故マルケルは、英語版のナレーションに”Japan, you won.”と入れたのだろう?それは英語話者に、敗戦国日本が経済的勝利を収めたことにコントラストを与えている。だとしたら何故日本をテーマにした映画に、『サン・ソレイユ(日の光もなく)』と付けたのだろう?


(ク5)私は『サン・ソレイユ(日の光もなく)』とは、戦後天皇制を温存され、アメリカから民主主義を与えられた日本の状況を指した言葉だったと考える。共和制のメンタリティが染み込んだフランス人マルケルにしてみると、それは辛辣な指摘であり、故に返還後の沖縄が登場するのだろう。


(ク6)昨日の港千尋さんの『美しき五月』上映後のレクチャーにあった通り、1962年5月、マルケルは「今週、あなたにとって一番重要だった出来事は何ですか?」という質問を通じて、アルジェリア戦争終結後のフランスにおける国民不在の政治状況を間接的に風刺するという手法を取っている。


(ク7)安倍政権と安全保障関連法案で揺れている日本で映画『サン・ソレイユ』を見るのであれば、それが何故「日の光もなく」と呼ばれているのかを考えることが、日本にとっての光明であり、マルケルの供養、つまり彼の魂のあの世での幸福を祈ることになると私は考える。


以上、連続ツイート「クリス・マルケルの誕生日かつ命日に考えたこと - 日の光もない日本で」でした。マルケル監督に捧げる映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』へのご協力をお願いします!
indiegogo.com/projects/soul-…


8月2日(日)午後5-7時、新宿にて行う映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』の説明会に、写真家の畠山直哉さんのゲスト出演が決定しました。当日はUstします!
facebook.com/events/6584332…


「私たちはユーラシア人」ー渡辺真也がユーラシア大陸を横断して見えてきたもの:… dlvr.it/BgnXbw #ベルリン

Shinya Watanabe 渡辺真也さんがリツイート | 3 RT

「私たちはユーラシア人」ー渡辺真也がユーラシア大陸を横断して見えてきたもの ift.tt/1LXgnak

筆者撮影

こんにちは。TRiPORTライターの赤崎えいかです。
「自分はユーラシア人」。そう感じたことはあるでしょうか?人類の起源をたどっていけば一…

Shinya Watanabe 渡辺真也さんがリツイート | 1 RT


7月28日(火)のつぶやき

2015-07-29 01:14:54 | Weblog

映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』は、ベルリンでスタッフによる色校正が進んでいます。映画完成に向けてのご協力、どうぞよろしくお願いします!
indiegogo.com/projects/soul-… pic.twitter.com/16JBaxILwS

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昨日からアテネ・フランセでクリス・マルケル特集が始まった。『不思議なクミコ』がようやく見れて良かった。私も映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』のチラシを持参して、これから毎日足繁く通おうと思う。athenee.net/culturalcenter…

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私はFacebookをあまり使っていないのですが、今日から8月15日の映画のクラウドファンディング終了日まで、実験的にTwitterとFBを連動させてみたいと思う。FBを読んでいる人はタイムラインに投稿が沢山見えてうざいかもしれませんが、どうぞご容赦下さい。


(R1)一月ほど前、友人の映画監督フロリアンがホームパーティに誘ってくれた時のこと。案内されたテーブルに着くと、数年振りにデジャブを体験した。「ああ、この光景を見たことがある!」と思ったけれど、その時は周りに居た人が知らない人ばかりだったこともあり、話を差し控えた。


(R2)パーティが進むにつれて、私の隣に座っていたアイルランド人で言語学の仕事をしているRさんと話が盛り上がった。私の実家のある三保の松原の天女伝説によく似たものをイェーツが紹介しており、アイルランドのSligoの街で人魚岩を見てきたと話すと、心を開いてくれたのだろう。

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(R3)Rさんは小学生の頃から体外離脱を体験しており、ベットで寝ている自分を天井から見下ろすという毎日の体験を両親に話すと、精神を病んでいると思われて精神病院に通わされたそうだ。しかし大学生頃になると、私の体験は何らおかしなものではないと悟り、その体験に自信を持つ様になった。


(R4)「今はどこまで遠くに行けるのですか」とRさんに尋ねると、地球の中心から銀河系の果てまで行けて、また時間旅行もできると答えられ、驚いた。ここまで行った人を、私はヘレン・ケラーと本山博くらしか知らない。しかしRさん、自分の前世といったものについては良く分からないそうだ。


(R5)「時間というのはこのボウルの様なもので、リニアなものではなく、丸い器の中を渦を巻いて動いています」とRさんが話してくれた時、私がRさんの隣の席に座った瞬間にデジャブ体験をしたのは、Rさんの肉体に宿った魂と私の肉体に宿った魂が混線し、時間軸が重なったからか?と思った。


(R6)昨日、クリス・マルケル・セレクションで『ラ・ジュテ』を見返してみて、時間旅行をしている男性が、女性と一緒に大きな木の切り株の年輪を指差しながら談笑するシーンを見て、きっとマルケルも、このボウルの中にある様な渦を巻いた時間概念を、この年輪で表現したのではないかと思った。


(R7)Rさんは共感覚も持っており、名前に色が付いたり、音声に味が付いたりするそうだ。私には共感覚を持った友人が多いけれど、五感を魂に使える肉体の機能だと考えると、彼らはその風通しが良く、それを連続的に捉えることができるのだろう。


(R8)Rさんに「何か悩みはありますか?」と聞いてみると、「私にはエゴが無い。それが苦しい」と答えられた。「それは素晴らしいことではないですか」と言うと、「この苦しみは誰にも分からないと思う」と本当に苦しそうに答えられて、それがなんだか私にとっても辛かった。


私の映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』の最後に、DNAコンピューターと量子コンピューターのアウトプットの一致を、DNAの右螺旋構造と、ミクロコスモスとマクロコスモスの一致に重ね合わせるシーンが登場する。
indiegogo.com/projects/soul-…

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クリス・マルケルの『不思議なクミコ』を見て、同僚だったアラン・レネとアラン・ロブ=グリエの影響が強いと感じた。そして主人公の村岡久美子が満州生まれで、10歳で日本に渡ったというクミコに64年の東京オリンピックの会場にて、日本人の西洋コンプレックスを話させているのが興味深かった。

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クリス・マルケルのコロニアリズム批判は徹底している。私も負けていられない。
「寺内タケシとバニーズ:レッツゴー運命」
youtube.com/watch?v=qgWI9S…

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アラン・ロブ=グリエの脚本は、アルゼンチンのアドルフォ ビオイ=カサーレスの小説『モレルの発明』のある種翻訳として成立しているけれど、近代の矛盾が鬱積するのは周縁であり、それを最初に描いたのがカフカだったのだろう。故にそれは、マイナー文学であることを運命づけられている。

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7月27日(月)のつぶやき

2015-07-28 01:15:18 | Weblog

丸山真男が「古層」としか呼ぶしかなかった、日本の主体を崩壊させ近代化を妨げてしまいがちな空気を読む間主体、良く言えば共感能力の源は、日本を北限とした環太平洋圏におけるポシネシア的なるもの、すなわちトロブリアント諸島とも繋がった贈与経済、謂わばクラやポトラッチではないか?


義理の弟が務める印刷工場の工員に対する寅さんの「おう、労働者諸君!」という大胆かつ失礼な挨拶を情=ポリネシアと繋がった古層だと捉えると、これはポトラッチ、すなわち破壊という贈与の競争における最初の一手であり、相手に対して何しても良いぞと見せつける寛容な行為だと言えるかもしれない。


クラ貿易の場合、相手の宝物を持つという贈与の循環が双方向に行われるので、これでは近代的ネーションと言った主体と敵対概念を中心とした思想は生まれないだろう。
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF…


何しても良いかもしれないけれど、痛いのはまずいんじゃないかな。 @kazuha828 頭突きとか良いのでは。



7月26日(日)のつぶやき

2015-07-27 01:16:26 | Weblog

@nakashima001 昨日はお会いでき、また中島さんの人柄に触れることができて楽しかったです。またご一緒できる日を楽しみにしています!


@Artssoy 須藤さん、昨日は楽しい時間をありがとうございました。またご一緒しましょう!


連続ツイート「私がユーラシアをテーマにしようとするきっかけとなった個人的体験」


(個1)私がユーラシアをテーマにしようと思った背景には、8年に渡るアメリカ生活においてアジア人として人種差別を受けた体験がある。私は今まで、人種の問題についてはできるだけ語りたくなかったし、多くを語ってこなかったけれど、今回は少し語る必要があると感じている。

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(個2)20歳の時に留学したイリノイ大学では、人種の問題は完全に構造化されてしまっていた。嫌な体験をしたことは枚挙に暇がないし、あまり思い出したくもない。自らを守る為に、アジア人や黒人たちは自らを守る為に集団化してしまっていたが、私はその集団にどうも馴染めなかった。

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(個3)友人に「ラッキー・ドラゴン」とあだ名を付けられたことがある。友人としてはオノ・ヨーコさんのあだ名「ドラゴン・レディ」に肖ったもので悪意は無かったと思うけれど、アジア人をドラゴンと呼ぶのはあまりにも短絡的だし、その名が第五福竜丸の英語名だと知っていた私は複雑な気分になった。

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(個4)沼津生まれの私の日大三島高校時代の同級生のH君の父が、第五福竜丸(Lucky Dragon)の乗組員だった。その話を思い出した私は、友人にその話をしようかと思ったけれど、相手の気を悪くするのを考慮してラッキー・ドラゴンと呼ばれ続けることを選んだが、複雑な気持ちだった。

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(個5)また私は当時、アメリカで人種の問題を扱うのは早すぎると感じた。人種の問題を扱ってもマイノリティーから、もっと言えば自分が属する人種グループからしか支持されることは無い、と分かっていた。そこで私は、その一つ手前にある近代国民国家、つまりネーションの問題を扱うことにした。

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(個6)大学院ではアジアとヨーロッパの間に位置し、同じ民族でありながら言語運動と共産主義というイデオロギーにより一つのネーションにまとまったものの、ソ連崩壊後に宗教によって分断された国民国家となり内戦となったユーゴスラビアに興味が湧いて、それを修士論文のテーマとして研究した。

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(個7)その研究を元に、私はユーゴスラビアと国民国家を扱った「もう一つの万博 - ネーション・ステートの彼方へ」をニューヨークで開催した。オープニング日は2005年8月15日、つまり60回目の終戦記念日を選んだのは、国民国家を超えることが戦争の揚棄に繋がるとの考えからだった。

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(個8)私は20代前半の頃、30歳になるまでに国際美術展を3つ開催するという目標を立てたが、近代国民国家をテーマにした三部作「Another Expo」「Atomic Sunshine」「Volcano Lovers」をキュレーションして、その目的を達成することができた。

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(個9)30歳が近づく頃、ボイスとパイクの「ユーラシア」というコラボ活動を思い出した。その時私は、もしかしたら私は近代国民国家を実際に超えてユーラシアを一つにできるかもしれない、そしてそれは、私がコンプレックスとして抱いて来たアジア人という枠組みを超えることとも一致すると考えた。

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(個10)今回のクラウドファンディングの終了日に日本時間で8月15日、アメリカ時間で8月14日を選んだのは、10年前の8月15日の初心に帰り、二つの世界大戦を生んだ国民国家批判から、そのオルタナティブとしてのユーラシアの連続性と共存の価値観へと移行したい、というメッセージからだ。

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(個11)以上、連続ツイート「私がユーラシアをテーマにしようとするきっかけとなった個人的体験」でした。映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』のクラウドファンディング、残りあと20日で達成率34%です!
igg.me/at/soulodyssey

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また日本語版トレーラーの位置が分かりにくいとの指摘があったので、ページ冒頭のトレーラーを、英語版から日本語版へと変更しました。まだご覧になられていない方、日本語版トレーラーをぜひご覧になって下さい!
igg.me/at/soulodyssey

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@nakashima001 研究について評価して頂けると、やはり嬉しいです。また何かお気づきの点などございましたら、随時ご指摘頂けましたら幸いです!


@asmoto そうですね。自ら設定した目標に負けないよう、引き続き努力して行きたいと思います!


公理体系から導かれる答えが常にトートロジカルである様に、ある特定の言語によって導かれる言論は、あくまでネーション内合意に基づいたトートロジカルなものになるだろう。それは個人や国家という単位を通じて世界を捉えることについても同様で、部分最適になりえても全体最適にはなり得ないだろう。

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しかし個人(や国家)の問題を、プライベートな問題と捉えて自己を外部世界から切り離して考えるのではなく、パーソナルな出来事でありそれは宇宙の一部だとして扱うことができれば、それは公理から開始するのではなく、全体最適から部分最適を不完全帰納法的に見つけようとする倫理的な行為だと思う。

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7月24日(金)のつぶやき

2015-07-25 01:15:04 | Weblog

映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』説明会 goo.gl/lFo4Qq

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来る8月2日(日)5PMより、映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』の説明会を新宿で行います。当日は会場からの質問はもとより、Twitterと連動させた質疑応答も行いUst配信します。皆様の参加をお待ちしています!
facebook.com/events/6584332…

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映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』説明会

2015-07-24 18:05:40 | Weblog
映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』説明会
日時:8月2日(日)17:00 - 19:00
会場:東京都新宿区新宿1-23-11-201
話者:渡辺真也(映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』監督)
司会:大山景子(編集者)
入場無料・先着20名 (事前予約必要なし)
当日はUstにて生放送の予定
質問のある方は@curatorshinyaまでメンション下さい

来る8月2日(日)17:00より、映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』の説明会を行います。当日は会場からの質問はもとより、Twitterと連動させた質疑応答も行い、その様子をUst配信します。

会場を提供してくれるのは、クリス・マルケルが追い続けたムッシュ・シャ(ミスター・キャット)の絵を描き続けた画家トマ・ヴュイユ(Thoma Vuille)とパリで親交が深く、共同製作を行って来た画家のHIRANO.平野傑さん。当日はトマの描いたムッシュ・シャの前で、渡辺がクリス・マルケル監督作品との出会いから映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』の製作まで、語り尽くします。皆様お誘い合わせの上、ぜひご来場下さい。

7月23日(木)のつぶやき

2015-07-24 01:15:57 | Weblog

自民党が作った安保法案のプロパガンダビデオ「教えて!ヒゲの隊長」
youtube.com/watch?v=0YzSHN…
とそのパロディ「【あかりちゃん】ヒゲの隊長に教えてあげてみた」
youtube.com/watch?v=L9WjGy…
に対するyoutube視聴者の評価が冷静で安心した。

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国民国家の単位で世界を捉えることはもう不可能。だからこそ全体を捉える力や、個人や国家の成立を可能にさせている連続性を理解することが重要になる。私のユーラシアに関する活動が、その一助になればと願う。

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@kadongo38 先日「崖の上のポニョ」論を添えてお手紙を送りましたベルリン工科経済大学講師を務めております渡辺真也と申します。お手紙、無事届いておりますでしょうか?もしもご覧になられていない様でしたら、ぜひご一読下さい。
firestorage.jp/download/76c66…


@kadongo38 「今後、なかなか制作が難しいドキュメンタリーへの資金面なども支援をやっていきたい。もし良い企画などあればぜひ持ち込んでください」というメッセージを拝見して、本社宛てに電話の上、お手紙差し上げました。


@kadongo38 私は現在ユーラシア大陸横断の様子を収めた映画『Soul Odyssey ? ユーラシアを探して』を作成しており、ポストプロダクション予算を集めています。日本語版トレーラー等は以下のサイトにてご覧になれます。 igg.me/at/soulodyssey


@kadongo38 もしも何からの形でご一緒できることがあれば、身に余る光栄です。お忙しい中お手数をおかけしますが、お返事をお待ち申し上げます。


連続ツイート「映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』に登場する漁師だった祖父を巡る記憶 その2」

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(祖1)トンネル工事の現場監督をしていた私の曽祖父は、常にドスを左右の脇腹に入れていたという。労働者としてこき使っていた朝鮮人労働者たちから右から攻撃されても左から攻撃されてもやり返せるように、との工夫だったという。想像するに、相当過酷で荒れた作業現場だったのだろう。

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(祖2)ある日、私の祖父は「お前の親父がうちの親父をいじめるから、俺はお前をいじめるんだ!」と言われて朝鮮人労働者の子供に木の棒でぶたれ、失明しそうになった。その事件があった青森には良い医者がおらず、祖父は曽祖父に連れられて津軽海峡を渡り、北海道のお医者さんに見てもらったという。

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(祖3)病院に行く途中、親子で北海道の海岸線を歩いていると、海岸線に大量のマグロが打ち上がっていたという。それを見て興奮した曽祖父は「これを本土で売れば儲かる」と言って2人で穴を掘って2匹のマグロを埋め、「帰りにちゃんと掘り返せるように」とそこに目印を付けて置いて行ったそうだ。

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(祖4)しかし北海道から青森に帰る際、帰り道がそこを通らなくなってしまった為、曽祖父は埋めた魚を諦め、そのまま青森へと戻り、トンネル工事の作業に戻ったそうだ。それからしばらくしてダイナマイトの爆破事故があり、曽祖父は二人の朝鮮人労働者と共にトンネルの中に生き埋めになってしまった。

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(祖5)労働者達に恨まれていた曽祖父のお葬式を上げてくれたのは後に渡った北海道のアイヌの酋長で、半円状のかまくらの上に蝋燭を立ててアイヌ式のお葬式を上げてくれた。酋長に「命を粗末にしたことが無かったか?」と尋ねられた祖父は、「父と一緒にマグロを海岸線に埋めました」と話したそうだ。

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(祖6)するとアイヌの酋長は「すべての命は繋がっている。命を粗末にするものの命は粗末に扱われる」と話したそうだ。私は酔った祖父からこの話を毎週の様に聞かされた。幼稚園の時から祖父と駿河湾で釣りをして、釣った魚をその晩に食べていた私の死生観のルーツは、ここに由来するのかもしれない。

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(祖7)以上、連続ツイート「映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』に登場する漁師だった祖父を巡る記憶」でした。映画のクラウドファンディングの達成率は現在34%。皆様からのご協力をお待ちしております!
indiegogo.com/projects/soul-…

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祖父が駐屯していたのは武漢三鎮だった。中国共産党軍に武漢三鎮が包囲された際、そこに最後まで駐屯した日本軍の宣撫官だった祖父を、中国人の友達が共産党軍に嘘をついてまで逃がしてくれたことを私に良くしゃべってくれて、「中国人の友は本物の友だ。彼らは友を大切にする」と教えてくれた。

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父は私に「勉強しろ」と言ったことは一度も無かったが、祖父は良く私に「学だけはつけろ」と言っていた。読み書きのできない祖父は、学のないことで本当に苦労したのだ、と大人になってから分かった。

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私は高校生の頃、学校が本当に嫌いで、学校を辞めたいと思ったことが何度もあった。それでも学校を辞めなかったのは、いわゆる中卒になってしまうのが嫌だったという理由もあるけれど、今考えてみると、溺愛された祖父から言われた「学だけはつけろ」という言葉がどこかに残っていたからかもしれない。

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大学に進学した私は、自分の意思で大学に進学したのだから、これからはちゃんと自分の意思で自分の為の本物の勉強をしようと思った。大学2年の時に特待生になったけれど、私は4年間の大学生活で、病欠を除いて大学を1日しか休まなかった。ここにも、私の祖父への思いが少なからずある。

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祖父は漁師だったけれど、父はそれをマルヨ渡辺商店という魚問屋へと拡大した。子供の頃からマルヨの三代目と呼ばれていた私は美大に行かせてもらえず、大学で経済学か商学を学ぶことを強要されたけれど、大学でマルクス経済学を学んだ私は、その文脈から国民国家批判へとアプローチする様になった。

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人は形而上学について語る時、その人の持つ全てが現れる様に思う。そのさまを見ていると、それはまるで形而下における物理的なものごと全てを成立させているものが、あたかもそこに依拠しているかの様だ。

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7月22日(水)のつぶやき

2015-07-23 01:13:47 | Weblog

映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』のクラウドファンディングですが、開始から16日で目標金額の34%を達成しました。キャンペーン終了まであと24日。DVD購入などを通じての皆様からのご協力をお待ちしています!
indiegogo.com/projects/soul-…

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「君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる」と歌った中島みゆきは、周りに敵を作ってでも僕は君を守る、すなわち僕は君を愛する、と歌ったのだろう。そう言ってくれる人が周りに一人でもいる人は、きっと幸せだと思う。

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この中島みゆきの歌詞は、「敵をこそ愛せ」と言って、隣人たちだけを愛することでその外部に敵を作ってしまうことを批判したイエスの皮肉めいた態度とは異なるものだけれど、とても勇気のある言葉だと思う。普通の人にはとても書けないし、そして歌えない言葉だと思う。

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今、映画を作りながら感じているのは、映画を作る手法は多分に編集的な要素が強く、キュレーターの文脈形成と良く似ているとう点。もしかしたら、私はキュレーターとして映画を作っているのかもしれない、と思った。

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情とヒューマニズムは厳密には一致しないけれど、それについて論じても生産的な議論にならないのが苦しい所。目の前にいる困った人を助けるということは、「人権」という「概念」とは無関係だけれど、人権という概念を持ち出さないと守れないものの方が現代社会においては圧倒的に多くなってしまった。

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情の問題を真剣に考えて行くと、どうしても魂や、その連続性の問題に行き着いてしまう。それは個体をベースにしたものを超えていると私は考えるけれど、これは存在の哲学に立脚する近代との相性が悪い様に思う。

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仏教的世界観における因果応報と、ドイツ語的なUrsache und WirkungやKausalitätは、ちょっと違うと思う。ニュートンだったら因果応報をどう捉えるのだろう?

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魂の運行は、ゼータ関数の非自明な零点が作る素数階段と何か関係しているのではないか。そして遺伝子情報の連なりの一つの現象として現れる、肉体に宿る魂は、あたかも素数階段の様な原理で運行して肉体に定着しているとは考えられないか?

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もしも仮に現生が魂の修練の場であるとしたら、過去世のカルマを背負った私が今世で行う行為が、あたかもシェルドレイク仮説の様に、生命全体の経験領域としてストックされているのかもしれない。

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西洋で発達したポリフォニーとは、二元論から生まれたパラレルな世界観で、東洋で発達したヘテロフォニーとは、パラレルな世界観を一元論的に捉えようとしたことで生まれたシンコペーションなのかもしれない。私はセロニアス・モンクのピアノに、どこかヘテロフォニー的なものを感じる。

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何故ラテン語圏からフィクションが誕生したのか?私は、これはゲルマンから生まれた宗教改革に対する、反宗教改革の結果だけだと言い切れないと考えている。だとしたら、そのラテン的なものの古層とは何か?

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7月21日(火)のつぶやき

2015-07-22 01:15:49 | Weblog

連続ツイート「映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』に登場する漁師だった祖父を巡る記憶」

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(祖1)映画『Soul Odyssey』の最後に、漁師だった祖父の話が登場する。小学校に2年間しか通わなかった祖父は、文盲だった。私がそれに気づいたのは中学校2年生の頃、父が祖父に銀行関連の書類を書かせていた時、祖父に向かって「親父は日本語も書けねえのか!」と怒鳴った時だった。

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(祖2)自分が読み書きできないことを孫の前で晒されてしまい羞をかいた祖父は、私に向かってバツの悪そうな顔をして、それからずっとオロオロとしっ放しだった。まさか祖父が読み書きできないなんて考えたことが無かったので、この事件は私にとって、とてもショックだったし、なんだか残念だった。

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(祖3)子供の頃、祖父と一緒に炬燵に入っていた時の原風景。午後四時になって水戸黄門が始まると、祖父は机に紙切れを出して自分の住所と名前を書いてホッっとするという儀式めいたことをしていた。私はこの事件を契機に、祖父は自分の住所と名前さえ書けなくなってしまうのを恐れていたと知った。

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(祖4)私の曽祖父は成金だった。ダイナマイトの技術を学んだ曽祖父は、朝鮮人労働者を引き連れて北海道までトンネルを掘削して行った。ある日、労働者たちの確認点呼の前に職員が誤ってダイナマイトに着火してしまい、2人足りないと気づいた祖父は朝鮮人労働者の救出に向かった先で3人で爆死した。

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(祖5)一家の大黒柱を失った渡辺家はしばらく北海道で暮らしていたが、その後静岡の北山に引き上げて来た。相当な成金だったらしく、ボストンバックにお金を入れても入りきれないので、祖父は腹巻を買ってそこに現金を入れて、さらに靴下にも現金をねじ込んで静岡まで電車で引き上げて来たそうだ。

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(祖6)しかし分家だった渡辺家の勃興を良く思わない本家の人が、曽祖母を騙してお金を巻き上げてしまった。生活力の無い有閑マダムの曽祖母はすぐに生活に困窮し、次男を沼津の漁師に売ってしまった。売られてしまった弟があまりにも可哀想だと弟を追って沼津にやって来た祖父は、漁師になった。

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(祖7)そんな訳で私の祖父、渡辺義男は小学校に2年間しか通わず、日本語の読み書きができなかった。祖父はまだ子供でありながら労働者という待遇で仕事ができていたものの、漁師として売られてしまった弟の労働状況は過酷で、いつ死んでしまってもおかしくない程の状況に追い込まれていたと言う。

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(祖8)あまりにも弟のことを不憫に思った祖父は、ある日、弟をオーナーから逃がしてやったそうだ。すると「お前、弟を逃がしたな!」と上司に責め立てられ、暴行を受けるなど過酷ないじめを受けたという。その時祖父は「なんで俺たち兄弟がこんな目に遭わなくてはならないんだ」と心底思ったそうだ。

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(祖9)そんな兄弟に転機が訪れたのは日中戦争だった。兄弟の下に赤紙、すなわち召集令状が送られて来たのだった。それを受け取った祖父は、「天皇陛下万歳!俺たち兄弟はようやく人間になれた!」と天皇に感謝したと言う。そんな訳で文盲の祖父は、死ぬまで天皇陛下に感謝し続けていた。

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(祖10)日本語の読み書きさえできなかったにも関わらず、祖父は中国で宣撫官となり通訳までした。そんな祖父が大酒を喰らい、毎日の様に言った口癖は「俺は軍隊を現地満期して、中国人になりたかった」だった。何故そう思ったのか?を探る所から私の国民国家批判は始まったと言っても過言ではない。

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(祖11)ちなみに祖父の弟も、やはり読み書きができず、戦後鎌倉に行って映画俳優としてしばらく働いていた。私が今映画を作っているのも、苦労して死んで行った祖父の兄弟の意思が、どこかで私の中に流れているからかもしれない。

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(祖12)以上、連続ツイート「映画『Soul Odyssey - ユーラシアを探して』に登場する漁師だった祖父を巡る記憶」でした。映画のクラウドファンディングへのご協力、どうぞよろしくお願いします!
indiegogo.com/projects/soul-…

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