Something-New

710は私の好きな数字。
西海岸をDATSUN710で走った記憶・・・
その道は今も続いている。

My Universe

2011-08-28 | 無題

昨夜は 午前も1時を過ぎての帰宅。
特急の終電に乗って駅で降り 家までタクシーに乗ろうかとも思ったが歩くことにした。
40分ほどの間 所々にコンビニの明かりがあることは こういう時には 心はげまされる。



明かりのない夜に家まで歩いたことも ある。
それは震災直後の計画停電のこと。
あれは 地図に物差しを当てて引いた線のように 
ある場所では煌々と明かりがつき
道を渡ると 突然の「黒」が やってくる。
満月の夜には 宇宙の距離で届く光りが道を照らし 影を作る。
しかし 月が顔を隠した夜には 黒が重量を持って 人の生活を沈める。



My Universe
ある冬の夜 これほどに雪が積もってしまっては 歩いて帰るしかなく
尾根から下ってゆくときに
ふと この世には私しかいないのだ という感覚に囚われた。
辺りにはいつもの家やビルや木々があるのだが
それらは まるで静物のようであり 廃墟のようで
生命のあるものは 夜の空と 空気だけ。
そして 自分。
この空を 朝にしようと試みたところで 人の及ぶものではなく
自分が宇宙の中にあることを知った。


まったく。
太陽輝く仕事の時間を思うと
自分の身体の中の Universe は 地球の始まりの時間に似ている。


画像は夏の終わりの 庭の 【蓮】

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