先週末の2連休は
連休でうまれる時間の余裕を
ワタシに教えてしまった。
昨夜は自分に与えられた時間がうれしくて
着物の入替をした。
冬から来年早春までの着物や帯
そしてコートを
出し入れしやすい箪笥に移し替えておく。
そして 毎年 思う。
今年も この入れ替えの季節を迎えたのだと。
季節が巡ってくると
その季節に合うものを出してきたり
また次の季節がくれば
今までのものを仕舞って入れ替える。
この単衣の縮緬も しばらくは箪笥の奥へ仕舞う。
コートも
次に着る時には天鵞絨(ビロード)になるだろう。
洋服も 着物も
こうして入替えをしてみると
よくも まぁ たくさんあるものだと思う。
しかし衣替えをしようと
1枚の着物 一揃いの拵え(こしらえ)を手にとると
その日 ようやく床につくまでの1日を出来事を
鎮めるために
あるいは 次の朝に起き上がるための
力のために
着物や 日本の暮らし
季節の花の活け方の本を手にして
眠った晩の事を思い出す。
この困難を乗り越えたら
心晴々と纏う着物を選び
こうしてワタシはやってきた。
お休みの日の夕暮れは 特によい。
人の1日は こうして暮れていくのがよい。
シゴトの終わりではなく
人の1日だ。
→ いつもより長い夜の時間。 烏龍茶や林檎に蜂蜜。 ワタシの時間。