Something-New

710は私の好きな数字。
西海岸をDATSUN710で走った記憶・・・
その道は今も続いている。

蓋椀

2020-12-06 | わたし の 食器棚

 

 

 

 

 

 

 

 

夜。

眠る前のほんのひととき。

烏龍茶を淹れたり

疲れ切っていてお茶は強いな

と感じる時には

白湯をゆっくり 飲む。

 

上の写真は小さな「蓋椀」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶葉をいれてお湯をさし

蓋をして茶葉が開くのを待ちます。

高橋順子作 蓋椀

ムスメからのプレゼントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなふうにお茶を飲むひとときがくるなんて

昨日の夜は思いもしなかった。

 

 

昨日の夕方、お財布をなくしたんです。

5時半にシゴトをあがって いったん帰宅して

再度用事があって勤務先へ行ったんですね。

その帰り。

原チャリ通勤のワタシは

こんなに大きめの財布をコートのポケットにいれて

走ったら落としちゃうな とも一瞬思ったんです。

 

でも、早く家に戻りたくて

気を付けて走ればいいだろうと原チャリに乗りました。

走り出してわずか1kmのところでポケットを触ると

財布が入っていないことに気が付き

あわててその道をUターンしたのですが

もうお財布はありませんでした。

落としたのは 今なんです。

それなのに3回 同じ道を往復して探しても

見つかりません。

人通りも多くない道です。

それに坂道。

現金はともかくクレジットカード複数枚が入っているので

もう必死です。

免許証も健康保険証も入っています。

これはもう警察に遺失物として届けるしかないと覚悟して

家に戻り

今度はオットに送ってもらい警察にいきました。

(免許証がない)

帰宅してクレジット会社のカード紛失係に電話をして

ようやく気持ちも落ちつきました。

落とした場所がだいたいわかるのに見つからない。

しかも職場から1km以内の限られた道です。

ふぅ・・・

 

 

翌朝 朝6時。

スマホに職場の隣のお家の人から電話がありました。

そのお宅の息子さんがお財布を拾ってくれたとの事。

ここからは息子さんのお母さんのメッセージ。

 

「センセイ(私の事)は、12月は用心しなくちゃだめって

言っておこうと思ったのよ。

いつかも ほらどこかを悪くして入院したのも12月でしょ。

そうしたらお財布 落としたのね。

息子が朝出かけたんだけどセンセイのお財布を拾ったって戻ってきたわよ。

ファスナーが開いていたから確認してみたらセンセイの免許証がありました。

残念だけどお金は一銭も入っていません。多分 現金を抜いて捨てたんでしょね。

センセイ。お金は自分の勉強代だと思ってあきらめなさい。

他のものが戻ってきたんだから。油断しちゃだめ。

今度は落とさないようにしなくちゃね。

何時に取りに来る?

もうバイクは乗れないわよ

だって免許証はここにあるんだからね。」

 

 

わたしはつくづく人のありがたさを知りました。

そしてこんなふうに言ってくれる人が

身近にいてくれることがありがたいことだと思いました。

この方は、わたしの退勤する頃に

夕食の足しにして と昆布の煮物を持たせてくれたり

夏には梅干しも作ってくれるのです。

お金は失くしましたが

失くしたことで 

自分のいい加減さを思い知り

自分を心配してくれる人がいて

仕事をしているだということも感じることができました。

 

 

 


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