日曜日が
ワタシだけの日曜日であるように
シゴトを片づけ
日曜日の実家への「参勤交代」も
土曜の夜にプリンを作って届けることで
なんとかクリアして
ようやくやってきたワタシの日曜日。
山本工藝 さんを会場にした茶杓削りの会に行ってきました。
この会場での茶杓削りは3回目になります。
まっすぐな茶杓に見えますが
先生がろうそくの火で炙って
反り返るようにカタチをつけて下さると・・・
あ~ら 不思議。
茶杓に趣がでてきます。
先生は 森脇 泉先生。
作業はここまでで すでにお昼。
先生ご持参の三田(さんだ)ビールがテーブルに。
茶杓削りの会は お稽古ではなくて
先生のお話しを聞きながら
ココロおおらかに
ゆっくりと 茶杓でも削ってみますか…くらいの気持ちで
人との出会いにも心しながら
1日を過ごす
そんなふうにワタシは思って
毎年末席に加えていただいています。
この茶杓削りの会にニセモノはありません。
材料は すべて本当に煤竹ですし
人工の 便利な物が 入り込むことはできません。
ホンモノを知っていて
(ワタシの場合はホンモノを知るために)
遊びココロを発揮すること
そういう会なんじゃないかと思っています。
ビールをご覧になれば感じていただけるかと思います。
さて。
午後からは 今日はここまで と
一応できあがった茶杓を収める筒を作ります。
難しいのは「蓋」です。
煤竹の内径にスポッと合う蓋を
作らなければなりません。
困ったなぁ
今年もぜんぜん合わない
削りすぎの蓋を作っちゃうんじゃないかと思っていると
時計の針は午後三時。
愉しんでいたって 困っていたって
おやつの時間はやってくるのです。
お菓子はこれも先生お手製の
竹筒 黒豆柚子羊羹。
にゅる~ と竹筒から出てくる羊羹に
皆さん 驚きの声があがります。
お菓子のあとには
山本工藝代表 山本秀司さん作のお茶碗で
お抹茶もいただけます。
もう少し お茶がいただきたい…と思っていると
もう一服 いかがですか とお声掛けも。
そして あたりはすっかり晩秋の夕暮れに
今日は ここまでにしよう・・・と
この続きを愉しみたいと思う自分がいて
日曜日も夜を迎えようとしているのでした。
→ 写真には写っていないが、今年も又!筒の内径に合わせたつもりの 蓋を削りすぎてしまった・・・
ぶかぶかで蓋の用をなさない蓋を作ってしまった ワタシ。