アマンダ・セイフライドが、体をはって
アメリカのポルノ映画史上、最もヒットした作品「ディープスロート」
その実在の主演女優、リンダ・ラヴレースに挑んだ作品
キャストがこれまた皆良い
アマンダをスカウトし、調教し自分のものにしようとした男、
胡散臭い男やらせたら右に出るものなしピーター・サースガード
顔自体、このいやらしさ!キモい! 笑
「17歳の肖像」とほぼ似たようなキャラ。こういう役はもうこの人しかいないでしょう!
文句なくうまい!
クリスチャンの母親に、シャロン・ストーン。
しわしわでシミも隠さずとにかくシャロン母さん、良かった!
そろそろ賞あげてよ。
父親にはロバート・パトリック。
イタリアのマフィアみたいなインチキ臭さ漂う大物プロデューサーに
SatCのミスタービッグこと、クリス・ノース☆久々に映画でみた~
この方も金もってそうでハマり。
「プレイボーイ」創始者で女好きで有名、ヒュー・へフナーの若かりし頃に
ジェームズ・フランコ。(出演は2シーンくらい)
インタビューのワンシーンだけに登場はクロエ・セヴィニー。
ポルノ男優。アダム・ブロディー
リンダの親友役で「ミスター・ノーバディ」「キラースナイパー」などで注目のジュノー・テンプル。
その他、ハンク・アザリアやウェス・ベントリー、ジュリア・ロバーツの兄、エリック・ロバーツ出演。
メガホンを取ったのは「ミルク」よりも先の1984年「ハーヴェイ・ミルク」をドキュメンタリーで撮った
ロバート・エプスタインの監督で本作は3作目☆
映像、音楽、部屋の内装、衣装含め全体的にセンスがいい
70'sファッションはもちろん、ひとつひとつ、壁やマグカップまで70年代ポップカルチャー
随所に見受けられてそこをみてるだけで楽しい
とくにアマンダの衣装は色々出てくるんだけど
単なるロゴTから裾広がりパンタロンジーンズ、適当に出かけるときに羽織ったカーディガン、
編み上げのロングブーツに白いレースのブラウス+サロペット、ファーコート、
ドッド柄にお揃い真っ赤のハット、白いロングワンピースなど どれもいちいち可愛いすぎる
幸せをつかんだかと思えた人生の転落と再生
1970年。厳格なカトリック教徒の家に育った21歳のリンダ・ボアマン。厳しい両親に反発を感じていた彼女は、バーを経営するチャック・トレイナーと出 会い、たちまち恋に落ちる。すぐに結婚したリンダは、チャックの手ほどきで性の快楽に目覚めるとともに、様々な夜のテクニックを仕込まれていく。しかし最 初こそ優しかったチャックだったが、次第に強権的で暴力的な本性が露わとなっていく。やがて経済的に苦しくなったチャックはリンダをポルノ映画に出演させ ることを思いつく。チャックに命じられるまま出演した映画「ディープ・スロート」は、彼女が披露した“秘技”がセンセーションを巻き起こし、空前の大ヒッ トを記録、一夜にしてトップスターとなるリンダだったが…。
8/10(82点)
この映画、好き好き
ポルノ女優の人生というと、さぞ華やかでわがままな?ものが描かれるかと思いがちだけど
書かれた自叙伝の本当の裏側、
スカウトされ、恋に落ち、金のためにポルノ女優として売り込みさせられ
本当に得たものは何もなく。
失ったものは大きすぎた多感な青春期。
前半では楽しい70年代の背景で描かれていき、後半では
同じシーンをカット割りを変えたチャックを主軸にしたカメラで映し出すことで
見えてくる真実。
ひっかかった男が運の尽き。人生の転落のはじまり。
一人の女性を利用して自分の金儲けのため何とも思わない卑劣な男。
果てはDVまで。
逃げて転んだ先にパトカーがやってきても
助けを求めようにも「サインもらえますか?」となってしまう哀しさ。
母親に家に帰りたくない、2日か3日、いや1日でもいいから泊めてと泣いて懇願しても
受け入れず、夫の言うことを聞きなさいと叱る母親。鬼だ。
けど、敬虔なカトリック信者である彼女には 自由邦題している娘には厳しくしたんだろう。
数年後、新たな人生を歩みはじめたリンダがインタビューでメディアに登場し、
それまで、自分たちの何がいけなかったのか、娘の人生すべてを否定していた両親はみている。
いつだってやり直せると人生を取り戻したリンダ。
やっと理解してくれ抱きしめることが出来たことが出来た母親も
それまでどれだけ辛かっただろう。
53歳で交通事故によって他界したというリンダ・ラブレース。
またポルノ女優と再婚し、リンダが亡くなったその三ヶ月後、心臓発作で倒れて死んだチャックの人生。
監督の手腕によって興味深く、面白く、じんわりとした余韻をもって観られる映画でした~。
ファッション含め女子も楽しめるし、
男性はアマンダの魅力を堪能できること間違いなし。ぜひ劇場で
『ラヴレース』予告編
LOVELACE 2012年 アメリカ 93min
3月1日より、公開中~
シャロン姐さん、いつも通り美しい
あの映画の裏では、こんな話があったのか、と知る作品でした。
それにしても、ふだんのシャロン・ストーンさんなら、それと分かるのに。ばっちり化粧してるからかな~?
リンダが出演したのは『ディープ・スロート』だけじゃないみたいですし、チャックのとこから逃げて6年後に世間にまた出てくるまでに、何をしてたのか触れられず、展開が唐突に感じました。
可愛かった。この映画お気に入りですけっこう。
シャロン姐さん、けっこうそのままの顔でしたからすぐ分かった☆
でもこの方、ほんと巧い。
いつかオスカーとればいいのに、そういう名作に出てないだけなんですよね。
こちらこそありがとうです。
そうなんですねー。
まぁチャックから逃げて、引退して
普通に出会った人と子供を作って静かにくらしてたんだろうな、というのは家族を持ったシーンからくみとれたし、一人の人生描くのだから描ききれなくなっちゃうからでしょうねー。
私はこれはこれ、映画として満足の映画でした~。
リンダ・ラヴレースと『ディープ・スロート』のことは、
MJ(みうらじゅん)の会話によく出てくるから名前だけ知ってたの(笑)
こんな波乱に満ちた人生を歩んだ人だったんだねぇ・・・
アマンダ・セイフライド頑張ったわ
ヤダ! 本物のチャックとピーター・サースガードそっくり!!
ホント上手いよね~! 上手いから憎たらしくてねー
服とかインテリアとかかわいかったよね
アマンダ可愛かったしハマり役だったよね。
ピーターさん、ほんっとにやなやつでいつも
いい味だわー笑!
華やかだけじゃないストーリーで満足の1本だった♪