昔っから、バンド組んだとしたらボーカルか「ドラムやりたい」ってずーっと思ってたわたし。
すいません。考え甘かった
アカデミー賞作品賞ノミネート、(助演男優賞 J・Kシモンズ、録音賞・編集賞受賞)
サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞受賞ほか。
原題はウィップラッシュ。ウィップ=ムチ ラッシュ=激しく叩く
という意味で、ムチ打ち。
楽しみにしてました~!試写にて鑑賞。
鬼コーチVSドラマー
魂ソウルのぶつけ合い!!
V.Sというのはもうその通りで、単にスパルタによって
コンテストで1位をとるため決死で訓練するという話ではなくー。
監督したのは、気になっててスルーになっちゃったイライジャ主演、
「グランドピアノ 狙われた黒鍵」や「ラストエクソシズム2」の脚本を手がけたデイミアン・チャゼル。
ハーバード大学出身の監督自身が過去にドラマーを目指していて実体験も元に書かれた本人脚本で
監督デビュー作。一気に本作でオスカー候補で名を知らしめた。
まだ28歳で、制作費3億円、19日間で撮り上げた。
まず、オスカー受賞の怪演J.Kシモンズにひけを取らない驚くほどの熱演で
手から血が噴き出すほどのドラムをみせた主演ニーマンに、
これまでパッとした作品の出演がなかったマイルズ・テラー。
どこか若かりし頃のジョーン・キューザックっぽいフツウっぽさあるな~と思ってみてた。
いやもうこの彼ハマり役。一見サエない負け犬風なのに負けず嫌い的なところがいいんだね。
元々この人、15歳の頃にドラム買ってもらい少しやってたらしいけど、
ジャズドラムと普通のドラム?とは手法?全く違うしね。
監督のインタビューによると、練習でどんどん巧くなっていったんだとか。
「叱って育てる」どころか、生徒を罵倒、平気で差別用語や体系のことまで毒吐く鬼教師フレッチャーに、J.Kシモンズ。
いやいやこれまでの優しいイメージはどこへやら
ほんとに怒鳴ってばかりの鬼。演奏中に椅子投げてるし!
いくら罵倒といっても体型の事いうのはヤメましょう。
鬼教師に壁ドンされても。
メインはもうこの二人。
あと、ニーマンの父親、デートするお相手の女の子、他のドラマーが出てくるくらいでほぼ役名なしの出演者。
単にストレス発散のために怒鳴り散らしてるような鬼ではなく
「Good job」=よくやった!という褒め言葉は最大のワーストワードと考える。
偉大なる音楽家、ドラマーたちは「なにくそ!」と思って貶されたり罵倒されて、
それが刺激やバネになって成長をするのだという考え方。
それを実践して名を残す音楽家たちを生み出したい、育てたいという願望から。
まぁそれにしたって言い過ぎだろってくらい凄いのだけど、
実際の鬼教師も怖かったというがさすがに強調されたキャラで描かれてるので際立って面白い。
8/10(85点)
ジャズに詳しい人とか音楽系の人からは評判良くないと聞いてたけど
そんなの関係ねー 笑
ジャズは大好きだけど、ジャズ映画でも音楽映画でもありません。
そんないきなりコンテスト直前入って来たドラマーに皆演奏ついてくか?とか
つっこみどころはあるけど
映画として面白い。
父親は息子の味方。抱きしめるシーン良かった。
この後ニーマンは。
ドラムで稼げるほど名を馳せる事を目標に、自分で声をかけた女の子にもあっさり夢のため
会わない方がいい、夢の妨げになると失礼にも言って切ってしまう
友人も作らない。ストイックに、ひたすらドラムのことばかりの彼が
主演者に抜擢されるも、控えはいて、いつでもちょっとミスすると譜めくりの方におろされる。
テンポが速い、遅いとちょっとのタイミングで交代させられて、一緒にやってる仲間も常にライバル。
鬼教師のスパルタが続くだけでは面白くない。
意外な展開に転んでいくー。
いい関係を築いていくのかなと思ってたから意外。
やられたりやり返したりの展開とラスト10分くらいの「セッション」がすごい
もう釘付け。圧巻の演奏。
音楽好きな方、ジャズ好きでもそうでない方も
最後まで見逃せない精神と音楽のバトル、必見
名門校シェイファー音楽院に入学した19歳のドラマーのニーマンは、フレッチャー教授が指揮するスタジオ・バンドにスカウトされる。喜んだのも束の間、 待っていたのは完璧を求める狂気のレッスン。 泣いて帰ったニーマンは、肉が裂け血の噴き出す手に絆創膏を貼り、ひたすらドラムを叩き続ける。主奏者の譜めくりをする控え奏者だったニーマンに、ある日チャンスが巡ってくる!
映画『セッション』新予告編
WHIPLASH 2014年 アメリカ 107min
4月17日より、ロードショー
ドラマーってカッコいいけど、確かにフレッチャー先生のバンド行ったら初日に泣かされてギブアップ確実です(;_;)
クライマックスは本当に衝撃の9分。
エンタメ性で言えば、今年のアカデミー作品賞候補作品でもダントツではないでしょうか。
通常なら鬼教師でも実は君のことをコレほど思ってたんだよ→アリガトウセンセー→めでたしめでたし なんて流れだけど、そんな生ぬるさは一切なかったよね。
己の全存在をかけた闘いの中から生まれる本物の音楽。9分19秒はまさに圧倒され息もできないほどにのめり込みました。
migさんと同じで「バードマン」も良かったけど、俺はこっちのが断然好きb
見る前は師弟関係の作品かと思いきや、実際に見てみたら師弟対決だったのには驚き。
でもあの終わり方の巧さには脱帽です。
フレッチャーみたいに人権差別用語や者投げてくるのは最悪 もちろん、問題になりますよこんなの 笑
今年のアカデミー賞の中では一番好きかも。
これで何本みたかなぁ?
展開になるのかなーと思いきや、予想を裏切られたので
私point高め。笑
そうそう、バードマンねー
いかにもオスカー決める爺さんたちが好きな感じ。
こっちの方が面白いと思うなー。
クライマックスとにかく圧巻だった!
予想を裏切る意外とすごい展開になってて面白かったですよね~♪
なんかやっとmigさんが観そうな映画を鑑賞しましたよって感じですね。(^_^;)(^_^;)(^_^;)
音楽映画というよりスポ根ものでした。(爆)
ホンマにジャズを知ってるひとがきいたら大したことないというか、その演奏自体が残念とかいう話も聞いたけど
んなもん、映画見に来てるほとんどのひとがわからんのちゃうかな?(;´∀`)
ニーマンとフレッチャーのガチバトルにつきるし
それだけでもう力はいっちゃって
見終わってドッと疲れました。
でも心地よい疲労感と満足感でしたよん♪
あはは、そうですかね 笑
面白かったー
復讐もの好きだからこれもまさかのこんな展開だったとは。
疲れるというのもなんかわかるなー
音楽関係者の方にはまた別な印象もあるのでしょうが、やっぱり映画って惹き込まれ感が重要で、人物像も展開もそしてあのラスト、映画として力のあるものだったと思います。
面白かった~、まさかの復讐劇になっていたとは。
二人とも、すごい熱のこもった演技でどちらにも賞あげたい!