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我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から今年20年!ありがとうございます✨

ピアニスト/LA PIANIST

2006-04-05 10:45:04 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞
え~っ!オバさん、こわすぎ!。
それまで具体的な動きも見せず、けっこう淡々としていたのが
動きを見せたのは約60分後。

暴力の不快さを徹底的に描き出した「ファニーゲーム」の
まさに鬼才!と呼ぶにふさわしい
ミヒャエルハネケ監督作品!
ずっと気になっていて
もうすぐ新作「隠された記憶」が公開になるのでこのタイミングで観ておこうと。。。。(来週試写行きます)
全く内容も知らずに挑んでみた
戦場でも海の上でもない ただの「ピアニスト」 です☆

2001年カンヌ国際映画祭で主要3部門を受賞した話題作

前半も、淡々としていた割にはつまらなくはなくて
「8人の女たち」にも出演したイザベル・ユペール
何をしでかすか分からないという事への観る側の興味☆

エリカは母親の極度の干渉を受けながら暮らし、恋人を作る事、流行の洋服を着ることさえ許されない生活を送ってきた。
結局ピアニストとして成功することが出来なかった彼女は、
名門ウィーン国立音楽院のピアノ教授の職に就き、
たまにサロンコンサートに出演するという暮らしをしている。
未だ独身、過干渉の母親のもとで暮らすエリカには
"倒錯的性癖"という誰にも言えない秘密を持っていた。
ある日、一人の青年と出会い、彼から好意を寄せられ。。。


母親の束縛や抑圧された制度の中で歪められた女の異常な性


以前習ってたこともあって、ピアノの旋律は凄く心地良く和むな~
なんて、観てたらこの作品、単なる青年とオバサンの恋愛ではないのであった、、、。

さすが、ミヒャエルハネケ!
こんな一度もニコリともせず、地味で冷たくお堅い、
ソバカスだらけの年増女(失礼)を
あんな美青年がいきなり本気で惚れるか~??

という疑問がまずよぎるのだけど (笑
不思議なオーラに取り憑かれたんだろうか。


この歳まで男性経験もなく、マゾの趣向への憧れが募っていたピアノ教師。
そのお堅い外見とのギャップにも驚くけど、
生徒でもある青年との会話がかなり突飛で
その異常な行動とセリフには思わず笑っちゃった!
笑ちゃイケナイ作品では決してないと思う。そこも含めて面白い。


2002年日本公開時のキャッチコピー
「ぼくはあなたがどんな哀しい秘密を持っていても愛しています」
これじゃ、泣ける純愛ストーリーだと観客が騙されるんじゃないのかね。

、、、、ハネケ監督、実はこの作品を「メロドラマのパロディ」
と言ってるらしい 

いやホントこの映画、ピアノ教師と青年の強烈なラブロマンスか
はたまた、ピアニストを目指す男女の恋愛かけひきかなんかだと思って
真面目に観ようとしたならかなり痛い目みるというか、
一筋縄でいかない重々しい展開に驚く事になる。

あまり語るとこの作品の面白さが半減しちゃうのでこの辺でヤメときます☆

オバさん、イザベルユペールの後半にかけてのノーメイクでの演技は真に迫ってたし、
対する青年、ブノワマジメルもまた素晴らしい 

ラストカットの空しさはミヒャエルハネケの得意技。
エンディングロールは無音なのもスゴイ。
まるでエリカの心情を表現したかのように。。。

昔はこのなんともモヤモヤした、何だか腑に落ちないどっちつかずのラスト
ハッピーエンドにはならない事の多いフランス映画、
どうも好きじゃなかったんだけど、そういうのもアリだよね、という風に思えるようになった。
ワタシも大人になったもんだ (笑


「愛してるんだ...」


「こんなにカッコイイ僕のどこがいけないんだ...」


※実際の台詞とは無関係※


7/10
けっこう好き。でも全然万人受けする作品ではないです。
今月末公開のハネケ新作「隠された記憶」を観る予定の人は是非その前にこちらも。
感動作ではないので要注意!


4月15日~ユーロスペースにて
ミヒャエルハネケ映画祭開幕 
(詳細はこちら



2001年 フランス=オーストリア合作 132 min
【staff】
監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ
原作:エルフリーデ・イェリネク(鳥影社「ピアニスト」)
音楽監修:マルティン・アッシェンバッハ
【cast】
イザベル・ユペール/ブノワ・マジメル/アニー・ジラルド/
アンナ・ジーガレヴィッチ/スザンネ・ローター/ウド・ザーメル

2001年カンヌ国際映画祭3部門受賞
・グランプリ
・最優秀主演女優賞(イザベル・ユペール)
・最優秀主演男優賞(ブノワ・マジメル)


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修羅雪姫

2006-03-30 00:30:30 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞
タランティーノが「キルビル」で影響を受けたという1973年の日本映画。

主演は梶芽衣子

1ヶ月前のこと。。。。
映画好きの友達からメールが。
「修羅雪姫」を観たよ~面白かった!
知ってると思うけどもし観てなかったら観て!

それを受けたワタシ、
釈由美子でしょ~、あんまり興味ないけどへぇ面白いんだ~

即返信が。
釈由美子を誉めるかーい!昔のだよ」と。

あ。
思い出した。
キルビル公開時、タラちゃんが「大好きで影響された」
ユマにも観せて参考にしたとか言ってたんだ。
近日借りるリストにも入れてたのに、すっかり忘れて
早2年くらいたっちゃってたのだ (笑
あいかわらずトボけてるワタシです。



女の恨み。
それがこの映画のすべて。

母親がある奴らに恨みを抱いたまま、
自分を産み落として死んだ。
その「恨み=怨念」はそっくりそのまま娘に託すと言い残して、、、。
かくして哀しい因果で生まれてきた雪。

人の子として生まれてきたのではない、
母の思いを遂げるべく、復讐するためだけに、、、、。

雪は修羅の子として復讐を果たす。



なるほど、、、、。
「キルビル」公開時に残虐すぎる!とか色々言われた、
あの腕や胴体スッパリ切られ、ギャグ??ってくらいに血が飛び出すところ、
大量の返り血...
「あんたの知ってる誰かに似てないかい...」の
そのセリフ、
憎い奴らが上から見下ろすカットも描写もかなり似てる。 (笑

「キルビル」のおかげでこの作品もDVD化されたというから、
タラちゃんもちょっとは貢献したことになるかな。 


母の恨みをはらすべくして戦い抜こうとする一人の女の人生。


アメリカ映画のお気楽なハッピーエンド(でも好き)とは違った
独特の哀愁やラストの物悲しさはやっぱり日本人ならではのもの。

まだ20代だった梶芽衣子が可愛くて美しい

斬られる瞬間、許してくれ、助けてくれと懇願する悪党に、
「許しはしないし、助けもしない!」(笑
とバッサリ! かっこいい~

7/10
たまには昔の日本映画もいいものです。
続編の方はイマイチとか?




「キルビル」でも流した、この曲がやっぱり素晴らしい
原作者が書いた詩と、梶芽衣子の低音の唄声が。


「修羅の花」 唄 梶芽衣子

死んでいた朝に とむらいの雪が降る
はぐれ犬の遠吠え 下駄の音きしむ
因果の重さ みつめて歩く
闇を抱きしめる 蛇の目の傘一つ
命の道を行く女 涙はとうに捨てました

義理も情けも 涙も夢も
昨日も明日も 縁のない言葉
恨みの川に身をゆだね 
女はとうに捨てました

ふりむいた川に 遠ざかる旅の灯が
凍てついた鶴は動かず 哭いた雨と風
冷えた水面に ほつれ髪映し
涙さえ見せない 蛇の目の傘一つ
恨みの道を行く女 心はとうに捨てました

義理も情けも 涙も夢も
昨日も明日も 縁のない言葉
恨みの川に身をゆだね 
女はとうに捨てました




1973 日本 97min
監督 藤田敏八
原作 小池一雄 /上村一夫
出演 梶芽衣子 / 黒沢年男 /大門正明 /西村晃 / 岡田英次


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俺たちニュースキャスター/ANCHORMAN THE LEGEND OF RON BURGUNDY

2006-03-28 03:28:03 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞
バカ映画好きとして押さえとかなきゃと思ってたのがコレ♪
MTVアワードでは4部門ノミネート、日本ではやっぱりDVDスルー。
そしてヘンなタイトルまで付いちゃって。
ウィルフェレル主演/脚本も共同担当した、
ウィルフェレルづくしな映画。


「ボクちゃん日本でももっとブレイクしたいのよねん」

ウィルファンにはきっとたまらないでしょう~
爆笑フルート演奏や、四人で「アフタヌーンディライト」のハモリ(上手い!)
まで披露しちゃう♪

ベンスティラー×オーウェンウィルソン×ウィルフェレルの
ズーランダーもアホ映画だったけど、(でもスキ
こっちもけっこう負けてない!

時は1970年代のサンディエゴ。
ロン・バーガンディー(ウィルフェレル)はローカルTV局「チャンネル4」の看板ニュースキャスター。
スポーツ担当デビッドコークナー、気象予報士スティーブカレル、
リポーターのポールラッドと共に4Chのニュースは市民に絶大な人気☆
ある時、上昇志向ムキ出しの女性キャスター、(クリスティーナアップルゲート)が入社してくる。
トップキャスター(アンカーマン)の座を巡って子供じみた壮絶バトルが始まる。。。。




ウィルを取り巻くこの仲間たちが、揃いも揃って全員バカ。(笑


ロンバーガンディーは愛犬を心底愛する、純粋な?男



初め、キレイめ(に見える)アップルゲートに人目惚れ、アタック開始!
結構アッサリと落ちたねアナタ、、、と思ったら
ある事を機に関係は崩れていき。。。。
後半の意外な展開( っていうほどの展開じゃないけど
になるに従って、アホ度が増して面白い☆
70年代テイスト溢れるヘアスタイルと音楽もいい~

そして!見逃せないのが意外なカメオ陣たち

特に、ワタシに嬉しい俳優たちが後半こっそり次々登場☆

その1. ジェニファーアニストンの彼、ヴィンスボーン(この人はmigにはどうでもいいが)

その2. ジャックブラック
バイク乗って登場☆相変わらずのキレっぷり

その3. ルークウィルソン(オーウェンも出て欲しかったなー)

その4. 何と、ティムロビンス

その5. 出ました~ ベンスティラー


2のJB以外は、他局、ライバルのメインキャスター役。
その戦いのアホさにも笑える~

こんな豪華キャスト(一応ね☆)がまとめて観られるんだからスゴい。

今回、こんなメンバーの中でも霞まずに印象的?なのが、
この人。

見覚えのある人もいると思うけど、、、、
ジムキャリーの「ブルースオールマイティ」では印象的なキャスター役、
ウィルフェレル出演作などにちょこちょこ出てる人。
全米No1になった、"40歳で童貞男"のコメディで主役を張った
スティーヴ・カレル
今後、要注意人物 ヘンな映画に神出鬼没。

↑この「40Year-old Virgin」、結局日本公開しないとか。。。そりゃそうか。。。
トレーラー観たら、そんなに面白そうなカンジしなかったけど
やっぱりDVDスルーなのね。ちょっと気にナル。。。

ともあれ、
この「俺たちニュースキャスター」はウィルフェレルの独壇場☆

彼を楽しめなきゃ、この映画は楽しめません!
下ネタも、そこまで露骨にやる、、、?という位アホで、、、
殆どセクハラの領域じゃ。

6(10段階
思ってたより良かった~
ちょこちょこと笑わせてくれます 
ほんっとアホだなぁ~とか言いながら観る作品☆ (笑
いいんです、コレで。ええ。

気になる方はこちらへ 
official site

このウィルフェレルが更に笑える、
おすぎと唐沢寿明共演CMで話題?のブロードウェイミュージカル映画
プロデューサーズ」は
4月公開の、migイチオシ映画です




ANCHORMAN THE LEDGEND OF RON BURGUNDY 2004年 アメリカ 94min
【staff】
監督 アダム・マッケイ
脚本 ウィル・ファレル /アダム・マッケイ
音楽 アレックス・ワーマン
【cast】ウィル・フェレル /クリスティーナ・アップルゲート
/ポール・ラッド /スティーブ・カレル/ベン・スティラー/ヴィンス・ボーン
/ルーク・ウィルソン/ティム・ロビンス



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プライマー/primer

2006-03-27 00:30:27 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞
サンダンス映画祭で大絶賛!とか謳われている作品に弱い。。。

昨年秋、渋谷ライズXという超狭い映画館でのみ公開したクセもの映画で
2004年のサンダンス映画祭グランプリを受賞。
サンダンスと言えば、ロバートレッドフォード主催のインデペンデント映画の登竜門。
ここで評価されるとメジャーになる可能性も一気に高まる。
基本的に、お金のかけていないアイデア勝負みたいな作品が多いのが特徴で
2001年の「SAW」はグランプリは逃しても、かなりの絶賛を得た作品☆
事実、あれは本当に面白かった!

歴代受賞作品
グランプリ(審査員大賞)
1985年 ブラッド・シンプル(コーエン兄弟監督)
1986年 スムース・トーク(ジョイス・チョプラ監督)
1987年 ディックの奇妙な日々(ゲイリー・ウォルコウ監督) & 月の出をまって(ジル・ゴッドミロー監督)
1988年 ヒート・アンド・サンライト(ロブ・ニルソン監督)
1989年 True Love(Nancy Savoca監督)
1990年 Chameleon Street(Wendell B. Harris Jr.監督)
1991年 ポイズン(トッド・ヘインズ監督)
1992年 イン・ザ・スープ 夢の降る街(アレクサンダー・ロックウェル監督)
1993年 パブリック・アクセス(ブライアン・シンガー監督)
1994年 What Happened Was...(トム・ヌーナン監督)
1995年 マクマレン兄弟(エドワード・バーンズ監督)
1996年 ウェルカム・ドールハウス(トッド・ソロンズ監督)
1997年 SUNDAY それぞれの黄昏(ジョナサン・ノシター監督)
1998年 スラム(マーク・レヴィン監督)
1999年 季節の中で(トニー・ブイ監督)
2000年 ガールファイト(カリン・クサマ監督)
2001年 The Believer(ヘンリー・ビーン監督)
2002年 Personal Velocity: Three Portraits(レベッカ・ミラー監督)
2003年 アメリカン・スプレンダー (シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ監督)
2004年 Primer (Shane Carruth監督)
2005年 Forty Shades of Blue(Ira Sachs監督)


サンダンスで注目を浴びたその他の作品

と、前置きが長~くなっちゃったけど

この「プライマー」とは、
同種の分子が複製される時、基になる分子、または入門。ということで
理数系が苦手なワタシにとっては「ふぅん」としか言えない。。。

でも、これは映画☆
タイムトラベルもの
となれば、気になってしまう
過去に、ガイピアース主演の失敗作「タイムマシン」なんていうのもあったなー。


昼間はエンジニア、夜は仲間たちとオリジナル製品の共同開発、起業を目指す4人の男たち。
しかし、前途は多難、資金も底を付き始める。
2人が抜け、残った2人は新たな研究を続けるうちに思わぬものを発見。
それはタイムトラベルが可能となるタイムボックスなるものだった...。


監督は主演、脚本、編集、音楽と全部務めたという新鋭シェーンカルース。
本人が理系な為、専門用語が続き、二人の会話が主になっていて
映像でタイムトラベルを見せるというわけではないので
一口に、観ていて面白い!とは言えない。

従来のタイムマシーン映画と全く違うという部分が評価されたところ
なのかもしれないけど、正直面白いとは言えない。(←繰り返してみる)
数回観ないと、わからない。謎はとけない。という文句もわかるけど、
何度も観て解き明かそうとかいう気持ちには残念ながらならないなー。


この話、地味に淡々と静かに進む。
二人が発見したタイムトラベルでどこかへ行くというものではなくて、
株価の操作で大金を手にして儲けようという、人間が思い付く当たり前の方向に、なる。
彼らもその周辺も何も変わらない中、時間軸だけが変わる。
というか、歪む。
映画だけど、実際タイムマシーンが出来るとしたらこんな感じ?
というただの箱であることが興味深いかな。そこはリアリティがあって。

タイムトラベルものを描く時、話の核になるのが
この世にいる、もうひとリの自分をどうするか
いわゆる、英語ではダブル
ドイツ語ではドッペルゲンガーと呼ばれる自分の分身
二人は厳重にホテルに6時間こもって、自分達に合わないように過ごすけど
どこかで歪みが生じる、、、、、。
知らぬ間に勝手に引き起こす分身=ダブルの混乱。
観てる側には、そのシーンがどちらがオリジナル=本物か、分身か分からないから
そりゃあ混乱する。というか分かりにくい。
タランティーノが「パルプフィクション」でみせた時間軸をずらした編集...。
そのせいで、何度も観たくなる、、、というにはちょっと
見せ方に面白味が欠ける作品。。。。


4(10段階)
静かでそしてややこしいので、
眠い時にもしも一人で観るのなら要注意!きっと寝る。(笑
理系の人には面白いかも。
何度も観たくなるほどハマる!ってほどの作品じゃないと思う。
劇場に行かなくて正解~デシタ。



PRIMER 2004 アメリカ 77min
【staff】
監督/製作/脚本/音楽/編集  シェーン・カルース
【cast】
シェーン・カルース /アナンダ・アダヤヤ /
デヴィッド・サリヴァン/ケイシー・グッデン/キャリー・クロフォード



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明るい離婚計画/SERVING SARA

2006-03-26 00:30:26 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞
こないだDVDになったエリザベスハーレー×マシューペリーのコメディ

もともと期待もしてなかったのですけどね...
その通りの、、、でした、、、久々に。

「フレンズ」のチャンドラー、まんまの役。
イメージって恐ろしいなぁ。映画では全くあたらないマシューペリー。
永遠に脱却できないかもね。可哀想~。

お色気ねえさん路線は変わらず。
オシャレで可愛いコスプレもいっぱい見られると思いきや。
可愛いのはコレのみ。

ふざけたりしてはいるけど全然笑えないし、
脚本がまずつまらなさすぎ!!
何やってんの??というカンジで、最初の40分は観れたけど
あとはもうどうでもいい展開に、ただ画面に集中するのさえ時間がムダみたいな
気持ちになってくる  (笑
これ、よくDVDスルーにならなかったなぁ。。。
都内では銀座の単館のみ上映だったけど、劇場で観てたら余計ぷんぷんでしたわ☆
っといっても怒るほどのものではないんだけど。

とにかく全部が中途半端でもったいない
せっかく久々にリズ嬢が出てるのに。とか


せっかくチャンドラー(マシュー)頑張ってるのに。とか


観る立場だけの人間にすらそんな風に思わせる

そもそも、この原題 にあるように
<サービング>という仕事、日本には馴染みがない。
それは、離婚通知というものを渡すお仕事のこと。


そのプロが、離婚の危機が迫った妻に通知書を持ってくる。
テキサスに広大な牧場を持つ富豪の夫から突然
離婚をつきつけられて黙ってるはずもなく、
二人で仕返しをするというもの。
それが仕事上のライバルの幼稚な嫌がらせがあったりして
うまくコトが運ばない。


エリザベスハーレイのズボンが破れてパンツだけになっちゃうシーンを
劇場CMで流したりしてて、

よっぽどお色気振りまいてるようにみせかけといて、
他にはムダにベットでタオル一枚で寝てるシーンのほかに
そんなエッチで危ういシーンは出てこないのも肩すかし。
(女のワタシにもね

3(10段階)
やってることが面白くないっ。
こんなのは劇場公開しないでもヨロシイ。
「ホテルルワンダ」がやっとのことで劇場公開にこぎついた
っていうのにさ
、、、、とエラそうなことを口走りたくもなるような程度の作品。
チャンドラーファンは是非!
といいたいけれど吹替も別人


それにしても、タイトル(邦題)の頭に
「~の、」って名前が付いてる映画ってどうしてこう
駄作が多いんだろ~。
要注意とわかってるけどついつい観てしまうのよね、、、


コメディだったらココまでやって笑わせてくれなきゃ☆
さすが、ハロルドライミス監督作品。
何パターンかに人格が替わるブレンダンフレイザーが笑える
エリザベスハーレーのコスプレはこちらの作品で。
悪いことしましョ!



ヒューグラントと長い交際の後、未婚で二児の母になり、
石油王との結婚も間近に控えて女優休業中のリズ嬢。
引退するにはまだまだ惜しい



SERVING SARA 2002年 ドイツ・アメリカ 101min
【staff】
監督 レジナルド・ハドリン
脚本 ジェイ・シェリック/デヴィッド・ロン
撮影 ロバート・ブリンクマン
【cast】
マシュー・ペリー/エリザベス・ハーレー
/ヴィンセント・パストーレ/ブルース・キャンベル/
セドリック・ジ・エンターテイナー /エイミー・アダムス/テリー・クルース


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ハウルの動く城

2006-03-22 12:40:22 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞
これで宮崎駿作品、観るのは4作目、、、、たった4つ目、、、、
声がちっちゃくなっちゃったけど、やっと観ました! 

これだけの映画観ていて、アニメというジャンルは
スタジオジブリ作品含めて一番不得意ジャンル。(あんまり観ない、、、)
とは言っても宮崎駿が手掛けた「アルプスの少女ハイジ」は大好き♪
ジブリ作品は
「風の谷のナウシカ」なんて実は去年観たばかり。
「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」しか観ていなくて
「ラピュタ観てないの?」って驚かれちゃう、、、、

いつも声優ではなく、タレント/俳優を使った吹替が違和感あって嫌というのもあって、、、
この「ハウル」も、木村拓哉が好きじゃないので観る気がなかったのです
が。
身近で買った人がいたので、そんな認識程度のワタシが今回観てみました☆
アカデミー賞にもノミネートされたし☆ね。

予備知識としては、


おばあさんと少年の恋
ハウルという国の城が動く?(←違うって)
おばあさんは実は呪がかかった普通の少女
木村拓哉が少年の声

これだけ (笑


それにしてもこの目をむいたおばあさん、すんごいカオだなぁ。主役なのに。
という思いも、観てるうちに慣れてくる、、、、
ただ、少女の頃の声、違和感あるなーと思ったら
倍賞千恵子がまんまやってるのね(!) びっくり。
そもそも何で倍賞千恵子だったのかな。
少女ソフィーの時の眉の太さが気になった、、、、(笑
素朴さの演出??


ハウルは"木村拓哉から木村拓哉らしさを抜いた”と言われてるのも納得、
全然"キムタク”を感じさせなかったので良かった
言われないとわからなかったかも。
でも怪物かと思ってたら結構顔だけはあの王子っぽいままなのね☆




カルシファーと言われる火の悪魔、
こんな安っぽいキャラが出てくると思わず(笑 ちょっとびっくり



この荒れ地の魔女は、美輪明宏でぴったり
少女を老女に変えた張本人なのに、あとで「おばあちゃん」とか言いながら
優しく対応するのは笑ったけど、
そういうところも子供も観る宮崎駿作品ならではなのかな。



mig的にはこのマルクルくん、外出用の変装?変顔?になった時のキャラが
一番ツボだった~
声がかわって態度も何かウケました☆素は普通の子供であるというギャップがまた。



改めて観ても、アニメといえども独特な映像の素晴らしさと、
久石譲の音楽の素晴らしさはお見事


ハウルが一体何と戦っているのか、何から守ろうとしているのかそこが曖昧でした。
メッセージ性の影(表?)に、結局はラブストーリーだったので
ストレートにこの二人の恋に感情移入できないとダメかな?

あまりに唐突にソフィーが「愛してる!」と言ったのにはビックリ
4つのカラーパネルに合わせて、通じる外の世界が変わる魔法のドアや、
突然90歳の醜いおばあさんにさせられたのに嘆きもせずに、
これまでよりもうって変わってかなり前向きにイキイキと活動するソフィーに、
違和感よりも逆に引き付けられた前半と比べ
終盤近くのドタバタ、カルシファーが消えそうになり城が壊れ
ハウルが戦いに行きーというあたりで段々面白さが下降した印象。
メインがやっぱりラブストーリーだったところがつまらなかったかな。
二人の友情じゃやっぱりだめなのか?
急に、「守るものが出来た!」と言い出ていき
ラストはちゃんとハッピーエンド
ハッピーエンドでももちろんいいけど ラストに向かうに連れてあっさりしすぎてた。
ソフィーの派手なお母さんと、妹の扱いも中途半端では??
とは言っても原作があったのか、、、。

あれこれつっこんではイケナイと思いつつ、ちょっと気になっちゃいました


5(10段階)
無難と言えば無難な評価になっちゃったけど、、、
そもそもワタシが観た宮崎駿作品、3つともあまり好きじゃないので、、、
この「ハウル」は思ったよりも特に前半楽しめたかな♪



カカシのカブの魔法が解けたら、一体どんなになるのかな?
ということも最後のお楽しみと思って観てたら、想像通りステキな人間(笑 



2004年  119min
監督/脚本  宮崎駿
原作 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
音楽 久石譲
声の出演   倍賞千恵子/木村拓哉/美輪明宏/我修院達也/神木隆之介/大泉洋


次回のジブリ作品
「ゲド戦記」は監督は宮崎駿の息子さんだし、
V6の岡田くんが吹替と騒がれてるけど、大丈夫なのかな??
ゲド戦記と言えば、ワタシは読んでないけど
「指輪物語」「ナルニア国物語」とともに、世界3大ファンタジーといわれる傑作。
特別ファンタジーファンってわけじゃないけど、
7月公開にはやっぱり映画館で観てみようかなー



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銀河ヒッチハイク・ガイド/The HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY

2006-03-21 11:11:21 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞
全世界で1500万部もの売上げを誇る、カルトSF小説
構想20年、圧倒的スケールで去年映画化された☆

昨日に引き続き、おバカと言われる
SF、、、、。
秋の劇場公開を逃してしまい、サムロックウェルが出演してるというので
一体どんな役なのかも気になってて、、、、
期待というわけじゃないけど、結構笑えるのかなーと思ってたら

全然、ノレなかった~


サムロックは、二つの顔(ほんとに)を持つ超無責任でテキトーな
銀河系大統領!

あごの下には別人のカオが潜んでいる(笑



ヘンなバケモノ(エイリアン)が出てきたり、、、
(これらがワタシはいまいち受け入れられなくって、、、



真ん中の丸いの、いつも愚痴っぽいマイナス思考ロボット。



監督は、blurやR.E.Mなど最近すごく多いミュージックビデオ出身の
ガースジェニングスというお方。

肝心の<銀河ヒッチハイクガイド>なるガイドの電子辞書、
もちろん出てくるけどあまり活躍していないような、、、、。
ヒッチハイクも最初の方でやっただけで、、、、
....そういう話じゃ、ないの??

全然笑えないし、退屈~~と感じてしまった
バカ度合い、そのセンスが、ハマる人にハマるようなんだけど
なんとも人を選ぶセンスというか

一筋縄ではいかないバカ映画
とでも言おうか、
単純に、ワハハと笑えるようなものじゃないのね、、、、
ストーリーもあるようでないようなモノなので
そういう意味での面白さも期待出来ない。

突っ込みいれるような映画じゃないしどこがダメとかでは全然なくって、
これ好き嫌いの問題
この手のちょっとバカ映画は好きなはずなのに何だろう、、、
と思ったら、英国のものだったのねこの笑いは。
これは合作だけど、全般にイギリス映画ってどうも肌に合わないのですワタシ。。。


3(10段階)
完全にノレなかったのが問題。
このおかしなキャラたちが笑えるか笑えないかにかかってます!
タオルが大事というところ、もっと活かして欲しかったなー。


ある日突然、空には無数の宇宙船。
太陽系を通る銀河バイパス建設に地球が邪魔になるから壊します!
偶然、最後の宇宙人となったのは平凡な英国男性アーサー。
銀河系最大のベストセラー<銀河ヒッチハイクガイド>を頼りに宇宙の旅に出る。
そこで出くわす、ヘンなキャラやありえない出来事。
その旅の末には地球誕生にまつわる真実があった。。。


2005年 アメリカ/イギリス  109min
【staff】
監督: ガース・ジェニングス
【cast】 サム・ロックウェル/モス・デフ/ビル・ナイ
ズーイー・デシャネル/マーティン・フリーマン/アラン・リックマン/
ヘレン・ミレン/ジョン・マルコビッチ


アランリックマン、どこに出ていた~??
と思ったら、丸っこいロボットの声でした。
違和感あったなぁ、あの声。
それと、

ジョンマルコヴィッチが出てくるとは知らなかったから
これは嬉しいサプライズ
登場はちょっとだけど、マルコヴィッチのシーンが一番良かったかも☆




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ゾルタン★星人 /Dude,Where's My Car?

2006-03-20 15:22:20 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞


意外にも、アメリカで公開後、
4週連続トップ10入りしたSFコメディ


アシュトンカッチャーショーンウィリアムスコットがバカコンビ。
「オースティンパワーズ」「メリーに首ったけ!」
「プッシーキャッツ」なんかのおバカ映画大好き+
アシュトンファンなので前に買っといたDVDを今頃鑑賞

原題は「俺の車どこ行った??」で、アメリカのティーンエイジャーが
パーティなどした翌朝必ず言うセリフ。



「The following story is based on actual events...」
(これは本当にあった話)

で始まるんだけど
こんな映画にそんな前フリいらない。  (笑



前日の記憶が全くない二人。
二人の彼女は双子ちゃん。
彼女たちへの付き合って1周年のプレゼントは車に残したままだったのに
その車がどこかに消えちゃた!
探しながら宇宙人オタクに捕まったり
美女だと思っていたオカマに「オレのカネを返せ!」と迫られたり
セクシーエイリアンに付回されたり
ヤク中犬や、本物のダチョウ!が出てきたり
とにかく出てくるのはヘンなキャラばかり。



宇宙人オタクなんて、梱包用のプチプチのコスチュームを着ちゃって
合言葉は「ゾルタン!」 
わけわかんない。 (笑

と、とくに書くのも馬鹿馬鹿しくなるくらいの
力の抜けたバカ映画。
「愛」や「メッセージ」が含まれてるワケでもなく
ひたすらバカ(笑

6(10段階)
※コレは観る人を選びます。
ゲラゲラ笑うっていうほどではないし何度も観たくなるほどには
ならないけど。。。
とにかく頭を使わずくだらないのが観たい方、
かわいいアシュトンカッチャーが観たい方向き☆
&アメリカンなバカ映画好きにはオススメ



ほんと、バカすぎでした~
(それしか言えない。)

B級を通り越してC級くらい?

これをSFコメディと言っていいんでしょ~か?(笑
ただのバカ映画だと思うんだケド。
SFコメディといえば、
ギャラクシークエスト
あの面白さには到底かないませんが☆

とにかく「ザット70’s show」で磨かれたアシュトンのコメディセンスが抜群に光ってる


アシュトンファンにとってはこれだけでDVD買う価値アリ
千円くらいで買えちゃいます♪

唯一この映画でまともなキャラ、双子ちゃんの一人が、
ベンアフレックの妻、ジェニファーガーナー。



2000年/アメリカ   83min
監督:ダニー・レイナー
出演:アシュトン・カッチャー/ショーン・W.スコット/
   ジェニファー・ガーナー/マーラ・ソコロフ


「バタフライエフェクト」みたいなシリアス演技のアシュトンもいいけど、
やっぱりこんなバカコメディ演技、ぴったり
「ファイナルデスティネーション」「アメリカンパイ」などの、
ショーンウィリアムスコットとの波長もバッチリ☆
普通はどちらかがボケとツッコミのところがどっちもボケ。
そこがイイのかも


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ディボースショウ/Into lerable CRUELTY

2006-03-14 00:41:41 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞
イーサンコーエンジョエルコーエン作品って
好きか嫌いか、ハッキリ好みに分かれるみたい。

皆さまは好きですか??

ファレリー兄弟、ウォシャウスキー兄弟、、、、兄弟監督って好きだなー
この映画、
公開当時劇場鑑賞し、DVD買ってから一度も観てなかったので久々に観てみました♪ 


天使のコラージュで始まるオープニング
まずすっごくカワイイの
可愛いオープニングベスト5には入るかも (笑

ワタシの中でコーエン監督作品は
好きな作品と全く好きじゃないのに完全に分かれてて
この「ディボースショウ」と「未来は今」そして「ビッグリボウスキ」が好き
そう言えば、不評だったトムハクス主演にした
「レディキラーズ」観てなかったな、、、。


ゴールデングローブ賞主演男優賞を獲った「オーブラザー」に続き、
コーエン兄弟作品出演二度目となるジョージクルーニー
先日のアカデミー賞では、「シリアナ」で、助演男優賞も獲得☆

離婚専門,敏腕弁護士
ナイフに映したり、自慢の白い歯のチェックを怠らない 


キルト姿まで披露~
本人かなり楽しんで演ってマス。
    
         


結婚・離婚を繰り返し、金持ち男からお金を巻き上げて
ひと財産作ろうと目論むしたたかな美女マリリン、
キャサリンゼタジョーンズ美しい~



昼メロのプロデューサー役、
ジェフリーラッシュが初っ端から飛ばす飛ばす★



テキサスの石油王(田舎モンのおっさん)にビリーボブソーントン
彼もまた、マリリンのえじきに。



ロスの州法では夫婦の財産は離婚時に“完全折半”となる。
大富豪たちは妻から財産を守るために“婚前契約書”なるものを作成している。
そのへんを巧みに利用した離婚にまつわるストーリー

ゴージャスでキレモノなふたりのかけ引きが見所!!

ブラックな笑いが持ち味!


7(10段階)
二人のかけ引きがすべて。
コーエン作品にしてはハリウッド的に仕上がっているので
これまでのコーエン節が苦手だった人にもオススメかも。
でも、万人受けするような映画ではないので
ワタシは好きとだけ言っておきます

サイモン&ガーファンクル「TheBoxer」他、エルヴィス・プレスリー「SuspiciosMinds」、
トム・ジョーンズ「IfIOnlyKnew」
カーター・バーウェルのスコア。
全般に70年代テイストのサントラもまた良い♪


     
“INTOLERABLE CRUELTY”2003年 アメリカ  102min
【staff】
監督 ジョエル・コーエン
製作 イーサン・コーエン/ブライアン・グレイザー
原案 ロバート・ラムゼイ/マシュー・ストーン/ジョン・ロマノ
脚本 ロバート・ラムゼイ/マシュー・ストーン
/イーサン・コーエン/ジョエル・コーエン
【cast】 ジョージ・クルーニー/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
/ジェフリー・ラッシュ/セドリック・ジ・エンターテイナー
/エドワード・ハーマン/ビリー・ボブ・ソーントン



ジュリアロバーツと仲良しのキャサリンゼタ。
ジュリアとも元々、仲の良かったジョージさん。
この共演でプライベートでもキャサリンゼタと仲良しに

この「ディボースショウ」でジョージとキャサリンがデートしたレストラン
    
「オーシャンズ11」の際にもジュリアとジョージが食事した、
実在するレストラン


昔馴染みのミシェルファイファーとキャサリンは
バツイチのジョージが50歳になるまで結婚するかしないかで賭けをしてるとか (笑

ジョージってもう50越えてるように見えるけど、
1961年生まれのれっきとした45歳 なんだよねぇ。
見えん



アカデミー賞受賞直前、
クリスタアレンとラブラブなところをパパラッチされちゃったジョージさん。
まだまだ遊び盛りのご様子で。。。

その前には「デスパレートな妻たち」のテリーハッチャーとのデートも撮られてるし、


でも本命は。。。

 ※画像はイメージです
ペットのブタちゃん
そうとう愛してるらしい  (ホント)



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ヴェラ・ドレイク/Vera Drake

2006-03-12 08:30:30 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞

2005年劇場公開、アカデミー賞脚本賞にノミネートされ、
ヴェネチア国際映画祭では金獅子賞 主演女優賞受賞を果たした作品。
ヴェラおばちゃんがしていた、"善いこと”は
"してはいけないこと"でした。


家政婦としての仕事と家事をこなし、近所の人たちにも親切に世話を焼き、
家族団攣の時間を大切にし、
いつも笑顔を絶やさないヴェラは夫にも愛されていた。
しかし、その夫にすら言っていないことがあった。。。。
それは、望まない妊娠をした女性たちの堕胎を"助けて”いたこと。
逮捕され、裁判にかけられるヴェラ。
その時、深い絆で結ばれていた家族の関係は、、、。
ヴェラはーーーー。

ヴェラドレイクを演じた、
イメルダ・スタウントンの素晴らしい演技に尽きます!
本当に素晴らしい



この作品、悪い事と知っててするのは、許されるか?ではなく、
身内の罪,愛する人の罪を、受け入れ、赦すことが出来るだろうか?
と言うことを考えさせられる。



マイク・リー監督は、
役者たちには自分の台本しか渡さず、
あえてリアリティを出す演技で臨ませたという。


前半はささやかながらも幸せなヴェラの日常。
夫婦の愛もじんわりと伝わってくる、、、。
後半、妻の秘密を知った夫は、、、。



この時代のイギリスでは、人工妊娠中絶は法律で禁じられていた。
1861年に制定された"いかなる場合でも中絶は犯罪とされ、
たとえ医療目的でも3年から無期の懲役を科す"という厳しい法律がまだ適用されていたという。
1929年に
"妊娠出産が母体の命を脅かす危険があると医師が診断した場合のみ合法とする"
と改正されるも手術費は高額。
貧しい人々は非合法の堕胎に頼るしかなかった。
ヴェラドレイクは、自分の行いが法律を犯すものであることを承知はしていたが、
そのような社会で"困っている娘さんたち"を助けずにはいられなかった。


ヴェラは娘さんたちが可哀想で"良いと思って"したことだと主張する。
いくら良いと思っていた事でも、
ためらいもなく自らの使命のように、さらりとその"仕事"をこなすヴェラには
ちょっと驚いてしまった。
あんな簡単に、感情もなく出来るものなの??と。
実際にヴェラのような存在がないと、お金のない人たちには大変だったのだろうけど、
子供を授かったのはその人の運命。
どんな理由があるにせよ、人間の力でその命を絶つ、
という事には納得が出来ないワタシ。
そりゃ、下ろすには色々な事情があるだろうけど、、、。
もし自分が、望んでいなかった時に妊娠してしまったなら、、、
そんな状況になったら、そうも言ってられないか、、、。

そういう意味で、他人への手助けをしたという罪の酬いは当然だと思えてしまった。
それを間違いと認めずに、あくまでも「人の為」というのはどうなんだろう、、、、。

それよりも、妻の、母親の、罪を知った家族のその後の接し方、
そちらの方が重要なんだと思う。
やっぱり、身内の愛って特別なものであると信じてたい。。。



6(10段階)
罪を負ってしまった愛する人を、許せるか、、、、。
テーマとしては今公開中の、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」にも
通じるものがあるかもしれない。


この作品が、アカデミー脚本賞を獲り逃して、受賞した作品は
「エターナルサンシャイン」
ちなみにその他のノミネート作品は
「アビエーター」
「ホテルルワンダ」
「Mr.インクレディブル」でした。




2004年 イギリス/フランス/ニュージーランド 125min
【staff】
監督 マイク・リー
製作総指揮 ゲイル・イーガン/ロバート・ジョーンズ/ダンカン・リード /アラン・サルド
脚本 マイク・リー
【cast】イメルダ・スタウントン/フィル・デイヴィス/ピーター・ワイト
/エイドリアン・スカーボロー/ヘザー・クラニー


このヴェラおばちゃん、イメルダスタウントン
4月15日公開ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」にも出演。
児童文学書から映画化(また!)したファンタジーで、エマトンプソン&コリンファース共演。



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