天神経済新聞によると、再来年春を目処に福岡市地下鉄がICカードを導入するそうです。来年導入の西鉄、再来年導入のJR九州に続く導入発表。これで福岡都市圏3鉄道会社の、全社導入が決定しました。
さらに3社の共通化は視野に入れての決定とのことで、これまでの他都市の状況を見れば、共通化は間違いないものと思われます。
地下鉄はJR筑肥線と相互直通運転しており、西鉄天神大牟田線の始発駅・西鉄福岡(天神)でも接続していることから、地下鉄で使えるかどうかで、ネットワークの広がり方は大きく変わります。去年3月6日の日記でも地下鉄への導入を切望していましたが、これで役者は揃いました。
SUICA、ICOCAとの共通化はもちろん、先行する鹿児島や長崎との共通化や高速バスへの導入など、九州を一つにするICカードを目指してほしいものです。
さて、ICカードといえばスイカ、イルカ、トイカなど「○○カ」という愛称が定番になっていますが、福岡版はどんな名前になるんでしょう。現行磁器カードが「よかネットカード」なる地域性豊かな名前になってますが、「○○カ」で福岡らしさを出すのは、至難の業っぽいです。
「ラクカ」くらいが適当かな。
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福岡市営地下鉄では現在、ワイワイカードとよかネットという2つの他社局共通カード、それにえふカードという自局用カードと3種類の磁気カードが通用するという有様で、割引率や他カード併用の可否などはかなり複雑ですね。
ICカード導入でもJRと西鉄それぞれのカードが地下鉄で通用というは勘弁願いたいもので、ICカード化される際は福岡都市圏で統一仕様の共通カードになって欲しいもので、またこれが導入される際は、貝塚線も通用範囲に入ると良いですね。
ただJR九州と西鉄やその他の九州内バス各社はかなり競合が激しい状況ですので、何処まで協力体制が確立できるか未知数ですが…
九州のバス会社は西鉄を幹事として「3Qパス」で協力関係が結ばれたこともあるので、これを期に全九州のバスとJRで協力できればと思った次第です。
そうそう、バス会社だけでなく、筑豊電鉄や北九州モノレール、もちろん「貝塚線」もファミリーになってほしいものですね。