GWの韓国旅行で、個人的に最大の目的だったのが、新型KTXへの乗車。従来のフランス技術を基にした車両から脱却、9割以上の国産化を図り、輸出も狙った国際戦略的な車両です。
この新型KTXには愛称が付けられており、直訳すると「KTX山川」。「山川」とは韓国語で、車両デザインの象徴ともなっているヤマメを意味します。また「山」と「川」から美しい自然を連想させることで、環境に優しい列車という意味も含めているとか。
日本語に訳すのは難しい言葉。「KTXヤマメ」では少しイメージと違う気がするし、「KTX山川」では苗字みたいなので、僕は便宜的に「KTX山河」と訳していきます。
現在のところ、京釜線(ソウル~釜山間)は2往復、湖南線(龍山~木浦・光州)へ4往復と、まだまだ本数は少なめ。釜山からソウルに行く時は時間を合わせられなかったため、帰路に無理矢理、龍山から西大田まで乗車しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/ba/b92f4f93f9f60d4c48761dfb836afd89.jpg)
龍山駅に姿を現した、KTX山河。ずんぐりとしたフランス生まれのKTXⅠから一新、スラリとスマートな東洋美人になりました。ちなみに従来型のKTXと同じく機関車方式です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/c4/e2bb500bce0d32dfaa1251cebf5c1fab.jpg)
丸型の乗降扉の窓が、目を引きます。塗装も窓周りをなぞったものではなく、斬新な雰囲気です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/b4/07662da4b0cf407076eaa1bed1c5b77a.jpg)
もっとも改善されたのが、一般室。全席回転式の座席になり、シートピッチは980mmに。リクライニングの角度も、少し深くなりました。長時間の乗車でも快適に過ごせそうです。湖南線に多く投入されているのも、京釜線より長時間の運行になるためだと思われます。
ただ快適性の向上は従来のKTXに比べての話で、ゆとりある在来線列車に比べると、やはりまだまだ狭い。通路も狭く、すれ違いには難儀します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/ee/2d7e4a52a734e6d2dd1f26a306c0afa0.jpg)
カーテンが省略され、ロールスクリーンのみになった窓周り。2列で1枚の大物になっており、前後の人に気兼ねする…と、地元ニュースで韓国人鉄道ファンが指摘していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/3e/36bf8e0bf908be7f853c9f1fb5374a4f.jpg)
円形にデザインされ、見た目にも優しい多目的トイレ周り。ヌリロ号でも採用されており、機能性とデザイン性に優れています。日韓共通のトレンドとなりつつあるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/76/2e0be765fa7deec9234caf2ea447f325.jpg)
こちらは特室車両。新幹線でいうグリーン車に相当します。壁は木目調になり、走る応接室といった趣。従来型のKTXに比べてかなり雰囲気がよくなっており、これなら高い特室料金を払う価値がありそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/4a/5de07d8d63000d29332b3aa3ceac58eb.jpg)
従来型のKTXでは一般室のセンターに設けられていたグループ用の座席は、1車両にまとめて4ボックスが設けられています。アクリル板で仕切られ、プライベート感がアップ。またテーブルには、手元灯も設けられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/a1/bfa5869652060e63e75e67303e8ef8be.jpg)
同じ車両には、スナックバーも完備。簡単な飲食物を買えて、小さいながら飲食スペースも設けられました。特室のサービスも、こちらで受け取ることができるようです。
代わりに車内販売はなくなっており、列車カフェを連結して車販を廃止した在来線に倣ったようです。
KTX山河は10両編成と、20両編成のKTXⅠの半分。2編成併結の20両編成にすることも可能で、需要に合わせたフレキシブルな編成を組むことも可能です。
現在はまだまだ少ないKTX山河ですが、今年末の京釜線全線開通、その後に控える湖南線延伸や麗水、浦項への乗り入れに合わせ、この機能を活かして活躍舞台を広げていくものと思います。
今回は西大田で下車した後、タクシーを飛ばして大田駅に向かいさらにKTXで下りましたが、そんな無理をせずとも、手軽に乗れる日が来てほしいものです。
この新型KTXには愛称が付けられており、直訳すると「KTX山川」。「山川」とは韓国語で、車両デザインの象徴ともなっているヤマメを意味します。また「山」と「川」から美しい自然を連想させることで、環境に優しい列車という意味も含めているとか。
日本語に訳すのは難しい言葉。「KTXヤマメ」では少しイメージと違う気がするし、「KTX山川」では苗字みたいなので、僕は便宜的に「KTX山河」と訳していきます。
現在のところ、京釜線(ソウル~釜山間)は2往復、湖南線(龍山~木浦・光州)へ4往復と、まだまだ本数は少なめ。釜山からソウルに行く時は時間を合わせられなかったため、帰路に無理矢理、龍山から西大田まで乗車しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/ba/b92f4f93f9f60d4c48761dfb836afd89.jpg)
龍山駅に姿を現した、KTX山河。ずんぐりとしたフランス生まれのKTXⅠから一新、スラリとスマートな東洋美人になりました。ちなみに従来型のKTXと同じく機関車方式です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/c4/e2bb500bce0d32dfaa1251cebf5c1fab.jpg)
丸型の乗降扉の窓が、目を引きます。塗装も窓周りをなぞったものではなく、斬新な雰囲気です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/b4/07662da4b0cf407076eaa1bed1c5b77a.jpg)
もっとも改善されたのが、一般室。全席回転式の座席になり、シートピッチは980mmに。リクライニングの角度も、少し深くなりました。長時間の乗車でも快適に過ごせそうです。湖南線に多く投入されているのも、京釜線より長時間の運行になるためだと思われます。
ただ快適性の向上は従来のKTXに比べての話で、ゆとりある在来線列車に比べると、やはりまだまだ狭い。通路も狭く、すれ違いには難儀します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/ee/2d7e4a52a734e6d2dd1f26a306c0afa0.jpg)
カーテンが省略され、ロールスクリーンのみになった窓周り。2列で1枚の大物になっており、前後の人に気兼ねする…と、地元ニュースで韓国人鉄道ファンが指摘していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/3e/36bf8e0bf908be7f853c9f1fb5374a4f.jpg)
円形にデザインされ、見た目にも優しい多目的トイレ周り。ヌリロ号でも採用されており、機能性とデザイン性に優れています。日韓共通のトレンドとなりつつあるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/76/2e0be765fa7deec9234caf2ea447f325.jpg)
こちらは特室車両。新幹線でいうグリーン車に相当します。壁は木目調になり、走る応接室といった趣。従来型のKTXに比べてかなり雰囲気がよくなっており、これなら高い特室料金を払う価値がありそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/4a/5de07d8d63000d29332b3aa3ceac58eb.jpg)
従来型のKTXでは一般室のセンターに設けられていたグループ用の座席は、1車両にまとめて4ボックスが設けられています。アクリル板で仕切られ、プライベート感がアップ。またテーブルには、手元灯も設けられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/a1/bfa5869652060e63e75e67303e8ef8be.jpg)
同じ車両には、スナックバーも完備。簡単な飲食物を買えて、小さいながら飲食スペースも設けられました。特室のサービスも、こちらで受け取ることができるようです。
代わりに車内販売はなくなっており、列車カフェを連結して車販を廃止した在来線に倣ったようです。
KTX山河は10両編成と、20両編成のKTXⅠの半分。2編成併結の20両編成にすることも可能で、需要に合わせたフレキシブルな編成を組むことも可能です。
現在はまだまだ少ないKTX山河ですが、今年末の京釜線全線開通、その後に控える湖南線延伸や麗水、浦項への乗り入れに合わせ、この機能を活かして活躍舞台を広げていくものと思います。
今回は西大田で下車した後、タクシーを飛ばして大田駅に向かいさらにKTXで下りましたが、そんな無理をせずとも、手軽に乗れる日が来てほしいものです。