Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

ホリデーアクトパスで久留米バス暮らしseason2【2】2018年1月編

2018年01月21日 | □久留米発えことりっぷ
 明けまして、2018年。なにかと気ぜわしい年明けの移動にも、ホリデーアクトパスは大活躍です。


【40番】みやき町の名神社で初詣

 昨年の1月1日は、臨時バスで高良大社へ初詣に行きましたが、渋滞で片道2時間近くかかり、1日がかりの「旅」になってしまいました。
 今年は気分を変えて、進路を反対側に。佐賀方面の40番バスに乗って、みやき町北茂安地区の千栗(ちりく)八幡宮へ参拝しました。


 西鉄久留米から40番で18分、千栗八幡宮前に到着。1月1日の昼間とあって渋滞はなく、ところどころで時間調整しながら走ってきました。
 順調なのはいいけど、正月ダイヤで本数が少ないのでご注意を。通常なら最低でも1時間に2本走っている40番も、1時間来ない時間帯があります。


 幼い頃から、何度も上り下りした階段。すっかりおっちゃんに成長してしまい、階段もずいぶん短くなったように錯覚します。


 本殿には、初詣の行列ができていて意外。こんなに混む印象ではなかったんだけど。待っている間にも知り合い何人かと挨拶を交わし、地元感を強くしました。
 みやき町内の実家までは、実家の車で帰省。帰路はバスに乗ったので、利用額は正月早々、726円に上りました。


【福津市~宗像市】宮地嶽神社へも初詣


 猫の島・相島と宮地嶽神社を訪ねた小さな旅。鉄道との平行区間でも西鉄の路線バスを活用し、利用総額は1日で952円相当になりました。
 渋滞に巻き込まれ、かなりの時間を要してしまいましたが…。


【福岡市内】高密度な福岡の市内バス路線網は便利!

 翌日、宗像からの帰路にもバスを活用。ついでに福岡の街にも立ち寄り、便利な福岡市内の路線バス網を活用しました。


 宗像の赤間営業所から天神へは、赤間急行で。


 高速バスタイプのリクライニングシートは、ゆったり快適。「特急」ではなく「急行」なので、ホリデーアクトパスでも追加料金は不要です。
 やはり年始の渋滞にはひっかかったものの、20分程度の遅れで済み、天神中央郵便局前に到着。すぐさま後続のバスに乗り換え1バス停のみ乗り、天神3丁目で下車しました。






 南へ下り、大名へ。旧大名小学校校舎へ立ち寄ってみました。
 現在は官民共働型スタートアップ支援施設「FUKUOKA growth next」として活用されており、古さと新しさが融合した、いい雰囲気になっています。




 玄関横のカフェ「ハニー珈琲」でひとやすみ。黒板がいい味出してました。




 大名の北側から六本松方面へ行こうとすれば、地下鉄だと天神南駅まで、結構な距離を歩くことになります。バスなら大名2丁目まで出れば直行、ラクラクです。
 お目当ては、昨年10月にグランドオープンしたばかりの六本松421。九州大学六本松キャンパス跡地にJR九州が作った、巨大複合施設です。


 福岡初登場の蔦屋書店や、青少年科学館が見どころ。


 屋上庭園には鉄道神社こそないものの、博多駅や大分駅に通じるところがある「遊べる屋上」です。


 六本松421の南側では、法曹地区の工事も進行中。馴染みだった大学キャンパスの面影は消え去るのかと思いきや…


 青陵の泉にあった「青陵乱舞の像」は、ほぼ元の位置に戻されています。
 キャンパスの木々も大木は残されており、少しだけ懐かしさも感じられたのでした。




 六本松から薬院を通り抜け、渡辺通一丁目十八銀行前まで移動。前々から行ってみたかったクラフトビールの店、Beer Paddy Fukuokaへ立ち寄ってみました。


 輸入モノを中心に、クラフトビールを各種取り揃え。お通しの「煎りホップ」もおいしく、少し強めのW-IPAにヘロヘロになりながらも、夢見心地の時間を過ごしました。


 それでも飲み足りないとばかりに、再びバスに乗って旧大名小学校へ。


 小学校の校舎の中で飲めるという、ちょっとした罪悪感が面白い(笑)立ち飲みバー「awa bar」へ寄ってみました。




 カールスバーグと、グリューワインを1杯。さくっと飲める感覚も心地よく、少しでも長く続いてほしいなと思います。


 終盤を迎えたイルミネーションを見ながら、西鉄電車で帰路につきました。赤間からの利用額も含め、1,443円相当。


【門司区】鉄道との平行区間でも活用


 1月13日の門司港へのお出かけでも、門司港~門司間でバスに乗車。
 電車代210円の節約になっただけでなく、JRより少し高台を走るバスからは、いつもとちょっと違った関門海峡の風景を望むことができました。

 その他、市内の移動にも活用した結果、1月の利用額は3,864円相当になりました。今年の移動も、ホリデーアクトパス!

ホリデーアクトパスで久留米バス暮らしseason2【1】2017年12月編

2017年12月31日 | □久留米発えことりっぷ
 11月末にホリデーアクトパスを更新!12月から、久留米バス暮らしのseason2が始まりました。さて今月の成果やいかに?
 ホリデーアクトパスについて詳しくは、season1の第1回にて。


【ゆめタウン線】クリスマスバス登場!ゆめタウンは夜に限る

 クリスマス前に、西鉄バス各営業所で装飾バス「ゆめクリ号」が走り始めました。久留米地区にも2台が登場。
 某日、夜のゆめタウンに行くためバスに乗ったところ、運よくゆめクリ号が運用に入っていました。


 なかなか華やかな飾りつけで、乗ってて楽しくなります。
 ただ手すりに巻き付きついた装飾は握りにくくなり、一考の余地あるかも。


 ノンステップバス特有の出っ張りも、うまく活用。


 運転士さんもサンタの格好です!
 週末の日中はバスも道路も激混みになるゆめタウン周辺も、夜7時を過ぎればだいぶ落ちついてきます。車持ちの時と同様、ゆめタウンでの買い出しは夜に限ると思ったのでした。往復で354円相当。


【能古島島内線】のどかな離島バス


 「冬の能古島は泊まって楽しむ!貸別荘で4度目のお泊り忘年会」では、能古の渡船場からアイランドパークまでを往復。のどかな島の風情を満喫できる路線です。
 本土側の渡船場からの帰りにも利用し、利用額は766円相当。


【15番】年末の昇開橋温泉へ

 年末の30日、ヨメさんは出勤になってしまったので、一人のんびり温泉旅に出てみました。


 日ごろの週末はガラガラのことが多い15系統も、年末とあって城島まではほとんど席が埋まる状況。無人になることもしばしばの城島から大川までも、何人かの乗客がいました。


 大川橋から徒歩10分の、昇開橋温泉へ。みんな年末の雑事で忙しいのか、こちらはガラガラに空いていました。
 おなじみ1,000円の食事+入浴セットで、今回はカツ煮定食をチョイス。


 旅館のご飯みたい。うまーい。


 湯上りのビールは、お隣の大川テラッツァがお気に入りなんだけど、年末年始休みなので昇開橋温泉内でごくり。520円の生、大晦日の明日は半額サービスらしく、あちゃー来る日を間違えた!
 テラッツァについて詳しくは、season1の第2回にて。


 テラッツァ自体は休館だったけど、話題の「ネコ家具」は外から見える位置に展示してありました。ネコノミクスに乗って、来年は大川家具も飛躍の年に!
 バス代は往復で1,590円相当でした。

 今月はその他、散髪や駅への往復などにも活用し、利用総額は3,701円相当になりました。
 ヨメさんは1,543円で、月額にならせば「赤」になっちゃったけど、まだまだ利用初月。半年を視野に様子見していきましょう。

ホリデーアクトパスで久留米バス暮らし【6】2017年11月編

2017年11月30日 | □久留米発えことりっぷ
 6月にホリデーアクトパスを購入し、11月でいよいよ期限に。12,000円の購入額に対していくら使うことができたのか、決算の時がやってきました。

【45番&40番】佐賀バルーンフェスタへ




 11月5日は佐賀のバルーンフェスタへ。往路は45番とシャトルバス、復路はJRと40番のバスを利用しました。
 往路の45番はスムーズだったけど、復路の40番は夜間係留後の渋滞に巻き込まれて25分遅れに。来年行くなら、帰りはJRかな。1,706円相当。


【高速バスなかたに号】韓国帰りの高速バス



 「秘境駅・院洞駅を訪ねる鉄道撮影紀行ツアー」の帰り、下関~久留米の交通費を節約すべく、門司駅~砂津~天神をバス利用にしました。高速バス「なかたに号」は半額になります。
 座れる高速バスはゆったり、快適。2等船室での寝不足解消に役立ちました。780円相当。


【久留米市内線】WCC~ワールドちゃんぽんクラシックに参戦



 久留米シティプラザで開催された、ワールドちゃんぽんクラシックに参戦。会場となるシティプラザのイベントスペース「六角堂広場」へは、西鉄方面からだと六ツ門、JR方面からだと日吉町が最寄りバス停です。
 nimocaの乗り継ぎ割引は往復利用でも適用になりますが、往復で同じバス停を使うのが条件。シティプラザへの往復なら、往復とも六ツ門まで歩いて節約するところだけど、パスなら行きは六ツ門、帰りは日吉町と使い分けても気になりません。334円相当。


【宗像1番】世界遺産ライン



 「あえて大島に泊まる旅」の往路、東郷駅から神湊まで利用しました。宗像大社や「道の駅むなかた」も経由し、JR接続の宗像観光ならこの系統を抑えればOK。運賃324円相当。
 天神からの特急バス「むなかた号」も利用すれば、さらにパスも活きてきます。

 11月はその他、JR駅へのアクセスやスーパーへの往復などにも利用し、総額3,924円相当の利用になりました。佐賀まで往復した割にはあまり伸びなかったけど、それでも2倍近い実績です。


6ヶ月の利用額は33,055円分


 6月から11月の半年間、利用相当額の総計は、しめて33,055円分なり!購入額の12,000円に対し、2.75倍も利用したことになりました。
 家計的に助かったのはもちろん、週末なら交通費を気にせず自在に動けるという気楽さを手にできたのが、一番の収穫だったように思います。夫婦で半年24,000円、駐車場代よりお安く手に入れらる自由です。


 …というわけで、迷わず更新。12月からは、ホリデーアクトパスで久留米バス暮らしseason2がはじまります。

ホリデーアクトパスで久留米バス暮らし【5】2017年10月編

2017年10月31日 | □久留米発えことりっぷ
 ホリデーアクトパス購入5ヶ月目。ガツガツする必要ももはやなく、久留米近郊の秋を楽しみました。


【1番】郊外スーパーの行きかた

 日用品の買い出しは基本、自転車で行ける葉範囲内で済ませており、車持ちの時のように、安い店を求めて郊外に出る機会はありません。多少安くなっても、交通費の方がかかってしまう。
 しかしパスがあれば、安いスーパーを求めて郊外に出ることも、合理的な行動になります。テレビで「サニーの安さの秘密」を見てたら久々にサニーで買い物をしたくなり、1番・信愛女学院行に乗りました。


 久留米市内のサニーは以前、諏訪野や北野にもあったのですが、相次いで撤退。現在久留米市内には、善導寺、大善寺、御井に3店舗が残っています。
 市内中心部から近いのは、御井町(店名は「みいまち店」)の店 。1番ほか、久留米営業所方面の信愛女学院行きが便利です。GoogleMAPでは1つ手前の矢取をナビされますが、信愛まで行った方が近いです。


 滅多に来ないサニーなので、PBの「お墨付きシリーズ」をごっそり買い込めば、両手いっぱいの荷物に。バス車内での置き場に困り、帰りのバス停からの歩きもなかなかつらかったです。
 バスの手すりに引っ掛けられるよう、今度からはS字フック持って行こうっと。利用バス代は373円相当。


【41番&20番】久留米から原鶴温泉への道

 原鶴温泉で9月17日に予定されていた、九州北部豪雨復興祈願イベント「あさくら絆フェスティバル」は、残念ながら台風で中止の憂き目にあいました。
 しかし関係者の努力で10月29日(日)に行われることになり、微力ながらお手伝いに入ることになりました。


 前日の準備のため、原鶴温泉へ。久留米からだと、西鉄電車とバスを乗り継いで行くことになります。甘木ルートも朝倉街道ルートも、所要時間はほぼ互角。バス代は朝倉街道ルートの方が430円高くなりますが、ホリデーアクトパスを持っていれば無関係です。
 折しもまた台風が近づいており、雨風の強い悪天候。甘木駅から甘木バスセンターまで徒歩10分以上かかる間に濡れたくなかったので、乗り継ぎ距離の短い朝倉街道ルートで行くことにしました。


 西鉄電車で朝倉街道駅へ。バスセンターは駅前で、交通結節点として機能しています。こんな天気の日には、しっかり屋根の付いたバスセンターは心底ありがたいもんです。


 原鶴温泉への玄関口でもあり、絆フェスタの告知がしっかり貼られていました。

 二日市~甘木間の通称「甘木幹線」は、その名の通りバス路線としては太いパイプ。利用者も多く、沿線のバス停は屋根付きなのはもちろん、駐輪場が併設されたものも多くて、チャリ&バスライドが定着しています。
 甘木~原鶴温泉~杷木間は1時間に1本程度ですが、甘木から高校生が大挙乗り込んできて、一番の混雑になりました。北部豪雨後は長らく不通になった区間も、大動脈の一部です。


 40番と41番の2系統がある杷木行きのうち、41番のみが川を渡り、原鶴温泉へと迂回します。
 なのでバスごと温泉街まで入るものとばかり思っていましたが、実際降ろされたのは土手の上。風雨の洗礼を受け、さっそくびしょ濡れです。


 組合事務所で灯篭づくりをしたり、会場のはらづる温泉ハーブ園で雨の中、ステージを組み上げたり。災害ボランティアとはまた違うスキルが身に着きました。


 帰路は出演者兼ボランティアのDJさんに、吉井営業所へ送ってもらいました。土曜の市内方面は、バスも混雑、道も混雑で、西鉄久留米に着く頃には30分遅れ。しかし乗り換えなしで自宅に帰ることができて、助かりました。
 翌日の祭り本番は、友人の車で現地へ。いろいろと臨機応変な対応が必要になりましたが、事故もなく無事に盛況に終わってナニヨリでした。


その他のバス暮らし


 10月1日の西鉄バス筑後地区ダイヤ改定で、25番草野線の一部が週末、紅乙女酒造や樹蘭マルシェに乗り入れるようになりました。
 さっそく初日に観光に出かけた記録は、フォートラベル旅行記にて公開中です。バス代は、1,412円相当。


 製薬や物流拠点という印象が強い鳥栖ですが、山奥に雰囲気のいい家族湯温泉があるとのウワサが。しかも路線バスで行けるというので、真相を確かめに行きました。詳しくはフォートラベル旅行記にて。
 バス代は785円相当。

 その他の市内の移動にもバスを活用し、今月の利用実績は合計5,294円。1ヶ月分の2,000円に対し、2.6倍にもなりました。ホリデーアクトパスは、自由自在な移動の強い味方です!

ホリデーアクトパスで久留米バス暮らし【4】2017年9月編

2017年09月30日 | □久留米発えことりっぷ
 ホリデーアクトパスの利用相当額が、購入代金をとっくに上回った4ヶ月目。余裕の気持ちで、バスライフを楽しんだ1ヶ月の記録です。

【20番】勇壮!山川花火動乱蜂
 久留米の花火大会といえば、筑後川花火大会や田主丸花火大会など大規模なものが思い浮かびますが、まったく違う歴史と伝統を持つ花火大会があります。その名も「山川花火動乱蜂(どうらんばち)」。
 今年は台風のため、開催日の9日(土曜日)は神事のみ実施。11日(祝日)に順延になった動乱蜂のみ、はじめて見に行ってみました。


 最寄りバス停は、20番、25番の追分。西鉄久留米18:55発の20-2番(ローソン常持店行き!)で、約15分の道のりです。実際は渋滞のため、10分近く遅れました。
 久大本線の踏切を渡り、山手側の住宅街へと上がっていきます。空気はひんやり、田んぼからは虫の声。早くも、秋の訪れです。


 真っ暗だった道も、若宮王子八幡宮に近づくと明るくなってきました。出店も出ていて、地元のお祭りといった風情です。
 神社の階段を上がっていくと、打ち上げ開始の7時半になっていました。もう少し余裕を持ってくればよかった。


 まずは仕掛け花火と、打ち上げ花火の競演。そんなに大きな花火ではないけど、間近で打ち上げるのでかなりの迫力です。この日は風が少なく、煙が滞留していました。


 1発1発の花火の提供者を全部読み上げるので、花火と花火の間の時間はかなり長めです(笑)。スポンサーになることは、地元にとって名誉なことでもあるんでしょうね。


 そして午後8時過ぎ、いよいよ花火動乱蜂!年の歴史を持つ、その名の通り乱れ飛ぶ花火です。
 仕掛け花火が仕込まれた「蜂の巣」に火が放たれると、まさに花火が乱れ飛び!狭い谷間に鳴り響く轟音はすごい迫力でした。花火の迫力は、火薬の量だけで決まるものじゃないですね~


 興奮冷めやらぬまま、地元の方々に交じって山を下り、バス停へ。バスを待ったのは、僕らを合わせても5人でした。地元密着のお祭りなんですね。
 昼間は多い20番のバスも、夜は激減。20時28分を逃せば、次は21時10分です。筑水高校まで歩いて23番(合川バイパス経由)を捕まえた方が早いタイミングもありますので、参考まで。  
 バス代は344円相当。


【3番・31番】台湾料理のご近所の北京料理へ
 先月訪ねた「かつ山」近くにある某韓国料理を訪ねるべく、苅原へ。31番がちょうど出た後、次までは20分待ちだったので、3番で一丁田まで出て歩きました。
 待ってでも近くのバス停まで行くバスを待つのか、遠くても歩いた方が早く着くのか。こんな時は西鉄バスナビより、Googlemapの方が役に立ちます。


 一丁田から歩いて10分、某韓国料理屋にたどり着いてみたらお休み!定休日でもないし、営業時間内なのに…


 というわけでB案として考えていた、純北京料理「福寿飯店」へ。「かつ山」からの帰り道に見つけて、気になっていたのです。


 手前、硬い焼きそば。奥、皿うどん(笑)。どう違うのか気になって、頼み分けてみました。硬い焼きそばの方が僕のイメージする「皿うどん」に近く、皿うどんはちゃんぽん麺風。どちらもダシが効いてて、おいしかったです。苅原周辺、いろんなお店が充実してますね!
 ついでに職場に寄り道もしたので、バス代は530円相当。


【55番】上津バイパス沿いの掛け流し温泉
 仕事柄、市内のいろんな情報が自然と耳に入ってきます。循環湯だった(はずの)上津の温泉、游心の湯(ゆうしんのゆ) が掛け流しになっていたという情報も、その一つ。
 全身で確かめるべく、数年ぶりに訪ねてみました。


 游心の湯は、西鉄久留米駅からバスで15分。バス停からは歩いてすぐ!というと便利そうだけど、最寄りの藤光一町目へのバスは土休日、4往復しかありません。
 交通量の多い上津バイパスなのに、本山~野伏間間をバスが走る姿は珍しいものなんです。


 利用チャンスもわずかなバスなのに、10人近い乗客がいるのには驚き。藤光1丁目では僕の他にもう1人降りる人がおり、乗って来る人も1人いました。


 周囲にはユニクロをはじめ、店が集まっているのですが…


 バス停の時刻表。久留米の街中とは思えません。


 目指す游心の湯までは、歩いて1分もかかりません。土休日に訪ねるなら、

西鉄久留米8:27(日は8:37)→8:42(日は8:52)藤光一丁目10:12→10:29西鉄久留米
西鉄久留米12:09→12:24藤光一丁目14:12→14:29西鉄久留米
西鉄久留米15:09→15:24藤光一丁目16:52(日は16:42)→17:09(日は16:59)西鉄久留米

 といった組み合わせがおすすめ。なお1時間に1本バスがある本山までは徒歩5分、20分に1本の野伏間までは徒歩10分程度なので、乗り遅れても「陸の孤島」になるわけじゃありません。
 

 というわけで、さっそく温泉へ。入浴料は800円と、この近辺にしてはやや高めです。


 食事処もあるので、お昼ごはんに合わせてくるのもいいかも。平日には入浴+食事のセットもあるようですよ。
 そしてお湯は、確かに塩素臭がしなくなり、代わりにほのかに硫黄臭ただようヌルヌル温泉に変わっていました。サウナも広くて気持ちよかった。バスの時間さえ合わせれば近くて気軽なので、また来てみよう。

 帰りは本山から乗ったので、バス代は481円相当。


【空港高速バス】被災1週間の津久見市へ
 久留米~福岡空港の高速バスは、飛行機に乗る時でなくとも使う機会が多いバスです。特に高速基山は便利。長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島…etc九州内各方面への高速バスに乗り継げます。
 福岡方面からドライブする友人・知人に基山で拾ってもらったことも、何度かあります。一旦高速道路を出なくていいので、高速代が余計にかからないのが済むのがメリットです。

 そして、高速基山に立ち寄ってくれるバスツアーに乗る時も使えます。一旦福岡まで出なくていいのは、時間短縮の効果が大。
 バス運賃が710円と、ちょっと高いのが玉に傷ですが、ホリデーアクトパスを持っていればほぼ半額の360円で済みます。


 というわけで「ツアー」に乗るため、9月24日(日曜日)朝6時50分のバスで、西鉄久留米を立ちました。早朝の路線バスはがらがらな一方、休日の空港行きはやはりそこそこ混み合います。


 空いている高速道路を定刻通りに走り、高速基山で下車。


 高速基山は通常のSA施設の他、上りにスタバ、下りにはドトール、上下線双方にロッテリアとローソンがあって、充実しています。


 ローソンで昼食の買い出しをした後、ドトールで優雅に朝食。ハードな1日になるので、今のうちにゆったり休憩です。


 今回参加したバスツアーとは、NPO法人「九援隊」の主催する、大分県津久見市への災害ボランティアです。
 先週日曜日の台風で、大分県の特に南部では甚大な被害に。理事長・肥後さんの尽力で、被災わずか1週間でのボランティアツアーバスが実施されました。旅行業法の適用除外もスピード認可されています。


 約2時間で、津久見市徳浦地区へ。さっそく高校2年生とコンビで、家の泥出しを行いました。慣れた手つきと身のこなしの高校生くんは、中学の頃から単身、東北の支援に行っていたとか。頭が下がります。
 まだ被災間もないためニーズの量は多く、内容も様々。畳み上げ、泥出し、石灰散布、ゴミ搬出・分別など、経験値が上がりました。


 大分は幼少期の3年と、大学4年間を過ごした思い出の地。恩返しにはほど遠くとも、少しは力になれたんだとすれば嬉しいです。
 帰路は鳥栖JCT付近で大渋滞。災害が同時多発している大分道沿線、支援の車による渋滞なら仕方がないことです。基山からの高速バスは、予定より1時間遅い便になりました。

 西鉄久留米~高速基山まで、通常のバス代との差額は往復、686円相当でした。


 今月はこの他、
〇 市内での移動:501円
〇 散髪:373円
韓国帰りの博多港国際ターミナル~天神:187円
〇 48番ルート変更に伴う廃止バス停探訪:472円
 が加わり、利用額の合計は4,032円相当になりました。
 そんなに乗った感じでもないのに、月割り額の2,000円の倍以上。もう手放せません、ホリデーアクトパス!

ホリデーアクトパスで久留米バス暮らし【3】2017年8月編

2017年08月31日 | □久留米発えことりっぷ
 3ヶ月目、ついに利用額が購入額を上回りました。

【31番】ご近所のカレーの名店へ

 暑い夏の盛りは、5分も歩きたくないもの。普通なら自転車で行きそうな短距離でも、パスがあれば気軽にバスに乗れてしまいます。
 特に複数系統が走る区間では、待たずに乗れて便利です。


 とある日曜日のお昼。西鉄久留米から31番(または3番)でバス停3つ目の、諏訪野町5丁目へ。
 バス停の目の前にあるのが、洋食屋・キッチン「SUWA」です。


 僕が頼んだのは、マトンマサラカレー。羊肉は大好きなので、独特の匂いもむしろ歓迎。サラサラしたカレーは、野菜のうまみもたっぷり溶け込んでいました。
 12時過ぎに入店した時は僕らだけだったのに、続々とお客さんが入ってきて、ほぼ満席状態に。人気店なんですね。


 西鉄久留米に戻り、1時間に1本の10番・鳥栖方面を捕まえ、通町6丁目へ。先月に続き、今月もLEONの月イチ企画「立ち飲み500円キャッシュオン」に寄り道しました。夏の盛りのクラフトビール、うまい!
 レンタルビデオ屋に立ち寄りもしたので、運賃総額は599円相当になりました。


【3番&31番】ボリュームたっぷり台湾料理

 とある日曜日の夜は、3番・青峰団地方面に乗って野田へ。国分町のエリアになります。


 野田のバス停から歩いて3分、大きな台湾料理屋さん・勝つ山へやって来ました。
 通りには面しているのに、駐車場の奥にあるので、これまでまったく気づかなかったお店です。


 定食は税込み880円。トントロ定食を頼んだのに、山盛りご飯に巨大なからあげ2個まで付いてきました。
 値段も量も2/3だとありがたいんだけど、さすがに自衛隊のおひざ元は違います(笑)。


 台湾瓶ビールも税込み450円とお手頃。飲みに来ても、お安く済みそうです。


 帰路は3番の間隔が開いていたので、国道3号線まで5分ほど歩いて、苅原から31番のバスを捕まえました。
 乗り継ぎ割引の適用にはならないパターンなので、運賃は334円相当。


【田篭浮羽支線】奇跡のローカルバスで訪ねるスモークレストラン


 九州では厳しい暑さとなった夏。豪雨災害の関係で暑い思いもたくさんしたので、最後に涼みに行こうと、浮羽「調音の滝」への小さな旅を企画しました。
 朝9時、西鉄久留米バスセンターのミスドで、ホットドックを朝食に。せわしく行き交うバスや人を眺めながらの、のんびり。悪い気はしません。


 旅仲間と待ち合わせ、まずは9時52分発・20系統の、浮羽発着場行きで出発。JR久大本線の方が早くて安いものの、一部区間不通の影響で本数が減っており、バスが頼りの状況です。
 しかし今日に限って、天候に恵まれません。朝から降っていた雨はやまず、むしろ「豪雨」といえる雨脚になってきました。


 とても滝には行けそうもなく、バス車中で「B案」への変更を決議。しかしB案の目的地へ乗り継ぐバスの接続時間は10分しかないのに、バスは7~9分の遅れで進行中です。
 追い上げ、遅れを繰り返し、西鉄久留米から約1時間、浮羽発着所には7分遅れで到着しました。もうヒヤヒヤです。


 久留米方面からの20番バスの最果て・浮羽発着所は、ローソンの店舗が入っています。というか、通常のローソンに待合所機能を持たせた感じ。
 人がいて安心だし、nimocaのチャージもできるし、実用的ではあります。


 11時02分発、田篭浮羽支線のマイクロバスが入ってきました。杷木・浮羽からうきは市南部の山中に分け入り、県境を越え日田市前津江まで走るローカルバスです。
 土休日は1日にわずか5往復。次のバスは2時間半後なので、乗り逃すわけにはいきませんでした。


 宝珠山・小石原方面と同様の、マイクロタイプのバスです。運賃箱の設置場所に、苦心の跡がうかがえます。


 乗客は我々4人のみ。浮羽の町中を抜け、車窓はのどかな山村風景になってきました。


 立派な浮羽大橋を超えれば、合所ダムが姿を現しました。


 ダム湖を抜ければ道幅も狭くなり、運転士さんの腕が光ります。車窓に映るのは段々畑に、古民家。ニッポンの里山の原風景です。
 朽ち果てたような家は少なく、カフェやギャラリーに再生された家もあちこちにあります。「過疎の村」という表現は当てはまりません。


 雨模様とあって濁っている、隈上川沿いを登っていきます。5年前の九州北部豪雨の時に比べれば、はるかに穏やかだろうとは思いますが。


 田篭浮羽支線は「フリーバス」と称する、バス停以外でも乗降可能な路線です。というわけで注連原バス停を通過して数百メートルの場所にある、イビサの前で降ろしてもらいました。
 浮羽発着所から、約30分のみちのりでした。








 イビサスモークレストランは、1988年創業のスペイン料理レストラン。地方の町の、さらに山奥で30年近く営業してこられたのだから、味は折り紙付きです。
 建物も、いい雰囲気。4年前に訪れた時は、九州北部豪雨で建物の一部が損壊した状態でしたが、すっかり復旧されていました。


 バスで来たので、前回は諦めるしかなかったアルコールにも、遠慮なく手を出せます。というわけで、まずはスペインビールで乾杯。




 燻されたソーセージやベーコン。地元産の野菜もおいしいです。


 自家製ピザは、ソーセージや地元野菜がたっぷり載って1,500円。


 コーヒーにデザートまで食べて、大満足。アルコールまで含めて1人あたり3,000円と少しだったけど、福岡市内だったらこの値段では済まないよね、きっと。
 大雨もいつしか上がり、店内に吹き抜けていくのは、山間の渓谷の風。お店には、そもそもエアコンがありません。滝の涼風には当たれなかったけど、夏の火照りは充分クールダウンされました。




 バスまで時間が残ったので、注連原(しめばる)の集落を歩いてみました。
 5年前の九州北部豪雨では、大きな被害を受けた集落の一つ。河川の護岸もほぼ終わり、今は斜面をグラウトで固める工事が進んでいます。


 川べりの、茅葺き屋根の家屋も立派に修復中。


 林道を少し上がると、もとは茅葺き屋根だったであろう古民家が並んでいました。いい風景です。
 5年後の今年、今度は筑後川を挟んで北側の地域が水害に見舞われてしまいましたが、いつかは注連原のように、のどかな風景を取り戻せると信じてます。


 うきは市内とは反対方向の、下り(標高を基準にすれば登り)のバスがやってきました。時間もあるし、全員パスを持っているので、バスの終点を訪ねてみることにしました。


 県境を越え大分県日田市・旧前津江村に入ると、より道が細く、渓谷も険しさを増してきました。
 谷には集落が形成されているものの、家の数はわずか。よくぞ、西鉄の定期路線バスが生き残っているものと思います。


 どん詰りの終点、コミュニティセンター前に到着。コミセン前の駐車場が、バスの転回場です。


 深い山間の集落、前津江・柚木(ゆうき)。大分県にありながら、メインの道路は浮羽側に通じていて、生活圏としては福岡側に属するんだそうです。
 行政上の手続きに行くのも、大変そう。合併で、前津江村役場ではなく日田市役所で済むようになった分、まだ近くなったのかもしれません。


 炭焼き小屋?の先には、家もないようです。


 家々の手入れは行き届いていて、人影は見えないながらも暮らしがあることが分かります。
 帰路のバスも出発時は僕らだけでしたが、途中から5人の乗車があって、地域の足として頼られていることが分かりました。運転が苦手だとドライブにも厳しい道なので、ぜひバスでの訪問を!


 浮羽発着所に戻ってきました。ローソンにはしっかり「Nishitetsu」のロゴが入り、単なるコンビニではないことを主張しています。ぱっと見ただけじゃ、気付かなさそうだけど。


 イートインスペースは待合所として利用可能。トイレも使えるので、下手な無人のバスセンターよりよほどキレイで、安全です。
 店員さんに「いらっしゃいませ」と言われてしまうので、何も買わないと申し訳ない感じになってしまいますが。


 吉井営業所まで出てきました。浮羽まではおおむね1時間に1本というペースですが、吉井からは本数が倍増します。
 パスの強みで、途中下車。


 吉井の街を小一時間、ぶらぶら歩き。








 吹き抜けが見事な「居蔵の館」や…




 観光案内所も兼ねている観光会館「土蔵」を見物。




 2月に訪れたMINOU BOOKS CAFEは、カフェスペースが満席状態。本屋のコーナーも人が絶えず、まずは成功を収めているようでなによりです。
 吉井からまた1時間近く揺られ、久留米へ。所定のバス代は2,697円にも達して、ホリデーアクトパス冥利に尽きる1日でした。福岡からの2人も、「Fukuoka 1day Pass」の2千円のモトは充分に取れて、ホクホク顔です。

 この他、
●双方の実家にお盆の帰省:2,559円
東峰村でのボランティア活動:902円
8月26日の西鉄ダイヤ改正の現場へ:2,136円
 などなど、パスの利用相当額は総額で9,222円にもなりました。3ヶ月の累計では19,805円に達し、購入額の12,000円を軽く超えるレベルに。
 あとの3ヶ月、焦らずに済みそうです(笑)。

ホリデーアクトパスで久留米バス暮らし【2】2017年7月編

2017年07月31日 | □久留米発えことりっぷ

 ホリデーアクトパス購入から2ヶ月目、暑い夏の盛りにも、バスは大活躍でした。


【50番】 夏といえばうなぎ!年中行事をバスで果たす


 夏になると、大善寺町黒田にある「富松うなぎ」でせいろ蒸しを食らい、暑さを乗り切るのが我が家の年中行事でした。
 本店は公共交通機関で行きにくいけど、荒木店なら50番バスの沿線。さっぱり梅雨らしくならない土曜日、暑さは本格的だったので、思い出の味に会いに行ってきました。


 50番のバスに乗り市街地を抜け、田園風景になった国道209号線。坂道を上がると、その名も「坂の上」バス停があります。
 富松うなぎの荒木店は、バス停から徒歩1分。午後1時を過ぎているというのに行列で、20分ばかり待ちました。


 2階の座敷に通され、何にしようか迷いつつも、やっぱりいつもの せいろ蒸しに決定。


 このボリュームなのに、いつまで経っても冷めず、ペロリと平らげられてしまうのだから不思議です。
 夏場になると食欲減退で、ゲッソリ痩せてた中高の頃、体力をつけるのに助けられてた味。暑いと言われる今年の夏も、どうにか乗り切れそうです。乗り切れなかったらまた来ます、バスで。


 帰路は野伏間で途中下車。上津バイパスの西端に当たります。ブックオフに入ったら、鉄道ジャーナルと鉄道ファンの品ぞろえがやたら充実してて、びっくりしました。
 買い物に行く人の乗り降りもあり、バイパスはクルマ派だけのものではありません。この辺りの話題は、また次週。


 さらに六ツ門口で下車して、小頭町東側交差点のPhoto CAFE HIRAKAWAへ。仕事で通る時に見かけていて、気になっていたのです。
 小さな店内には、写真の本が並んでいました。こんな場所に行きたいなあと、ヨメさんと語らいながら、珈琲を傾ける土曜の午後。いい時間でした。

 バス代、664円相当。


【32番/55番】 上津バイパスとバス

 上津バイパスといえば、久留米では ゆめタウンに並ぶ商業の集積地。大型の専門店やスーパーが並び、車で買い物に行くにはこの上なく便利な通りです。
 しかし公共交通派としては、なんとも行きにくい場所。東端には31番、西端には50番のバスが走るものの、約2kmのバイパスを横断するバスはありません。かろうじて55番が本山から野伏間に抜けるものの、1日4本(土休日)という少なさです。


 それがこの春、31番の一部が西町、南町経由の32番になり、本山~上津荒木間のバイパスを横断するようになりました。本数は1日8~10本と充分ではないものの、うまく時刻表をにらめっこすれば、活用できなくもありません。
 ちなみに51系統も以前は多かったのですが、この春以降、平日早朝下り1本のみの存在になってしまいました。


 香港旅行に備えクロックスのサンダルがほしくなり、32番のバスで本山へと下りました。上津、八女方面だと迂回ルートになりますが、西町、南町界隈での降車も多く、本山に着く頃には半分くらいの乗客になっていました。
 今のところ2時間開く時間もある32系統だけど、30分に1本くらいあってもいいのでは?


 本山から徒歩5分のクロックス専門店、クロックスショップfamへ。ゆっくり品定めしたかったけど、20分後のバスを逃せば1時間待ちぼうけになるため、直感で決めました。
 帰路は1日4本の貴重な55番。本山からだけで4人の乗車がありました。先週は1km以上離れたスーパーの袋を持って、野伏間から乗って来たお年寄りも見ていて、バイパスへのバス、休日だけでも増やせないものかなと感じました。個人的な要望でもありますが。

 この日は髪切りに行ったり、旅行用品の買い出しに行ったりもして、741円分の乗車。


【福岡市内21番】 島のバス旅

 福岡市内での移動にも、ホリデーアクトパスは大活躍。7月9日は、志賀島の「世界のビールまつり」に繰り出しました。


 とはいえ島旅気分を味わいたくて、往路は市営渡船を利用。博多ふ頭までのバスでも、パスをありがたく活用です。
 博多ふ頭14時50分発の渡船で、小さな旅が始まりました。


 小呂島や能古島航路には乗ったことがあるけど、西戸崎・志賀島方面は初めて。前記2航路と違って(!?)船内の雰囲気がゴージャスで驚きました。
 ラウンジ風の椅子に「ビールを買って乗ればよかった!」と思っても、後の祭り。船内販売も、もちろんありません。博多湾をショートカットする、生活航路の一つです。


 窓の外には、港湾都市・福岡のウォーターフロントが広がります。


 西戸崎に寄港し、約40分で志賀島に到着。ビールまつりの会場になっている海岸は、道を渡ってすぐです。
 入場券は前売りで1,500円。会場内で使える、ドリンクチケット500円分が付いています。




 会場は、海の家! 夏を先取りしている気分です。
 ベリーダンスなどのイベントも、純和風の海の家の中。ミスマッチもまた楽し。


 世界各国の瓶ビールがずらり。目移りしてしまいます。


 意外とはまった(!?)のが、スペインのビール。ワインの瓶のような高級感、口当たりもなめらか。海の家より、レストランで傾けたい味でした。


 バス停は目の前。市内から転じた「ぐりーん」が活躍します。


 夕暮れになれば、夏の短い休日も終わりです。




 帰路は、海の中道を行くバスにしました。海の中を行くかのようなユニークなバス路線も、パスなら乗り放題です。この日は697円分の乗車でした。


【20番】バス待合所コンビニは今


 22日(土)は、早朝の20番のバスで、ローソン常持店前へ。バスの転回場にもなっているため、バスの終点としても登場するコンビニです。
 オープン当初は、イートインコーナーにバスナビを置いて、「待合所としても使えるコンビニ」としてずいぶんPRされていましたが、あれ・・・?

 この日はローソン近くの公園で待ち合せて、職場の皆さんと杷木へ水害復旧のボランティアへ。あまりの惨状に言葉を失いましたが、少しは力になれたのであれば幸いです。


【15番】一人でのんびり温泉&ビール


 ヨメさんが仕事に出た週末は、のんびり温泉にでも浸かろうと、ひとり大川へ出かけました。
 以前の記事で、大川へは電車で柳川へ出て乗り換えが便利と書いておきながら、今回市内から15番を乗り通したのは、パスを持ったからに他なりません。


 六ツ門・シティプラザ前バス停は、15系統だけ離れているので注意。櫛原バイパス側、シティプラザの「六ツ門テラス」に面した場所にあります。


 久留米から大川までとなると、筑後川沿いを下っていくようなイメージがありますが、実際に筑後川を望むのはごく一部の区間です。


 以前はバスもあり、その昔には国鉄佐賀線の筑後若津駅があった場所に当たる、大川昇開橋温泉。今は大川橋バス停から徒歩10分の距離になります。
 真夏や真冬は、チト辛いです。


 おなじみ、千円で風呂にご飯がついてくる、えらべる定食セットにしました。新メニューも定期的に出てきます。ホイコーローは野菜たっぷり。
 中華料理屋さんの、油ガッツリなものを想像してると物足りないかもしれませんが、これはこれでうまかったです。


 風呂とサウナを往復して1時間半ゆっくりくつろぎ、湯上りにお隣の大川テラッツァへ。前回4月の訪問時には、オープン直前でした。
 コンテナを並べた、今風の公共施設です。




 大川工芸品の展示コーナーや情報コーナー、工芸体験などに自由に使えるフリースペースなんかもあって、居心地は良好です。


 図書室も自由に出入りできます。エアコンも効いてて、快適。


 カフェコーナーでビールを買うと、図書室まで持って来てくれました。貸切りの図書室で昇開橋を眺めながらのエビスビール(500円)。贅沢な時間ではないですか。


 2時間後のバスに乗り、久留米方面へ。行きのバスは10人以上の乗客がいたのに、帰路はほとんどの区間、僕の貸切り状態でした。


 通町2丁目まで乗り通し、通町のイタリアン「LEON」さんにお邪魔。いつもは夜営業のみですが、月1回、500円均一の立ち飲みイベントをやっているのです。
 全国各地のクラフトビールを飲みつつ、働いているヨメさんを思い出すと罪悪感にさいなまれ、夕方、仕事終わりのヨメさんと再訪したのでした。1,530円分の乗車。


【なかたに号】100億ドルの夜景を見ながらカンパイ

 ホリデーアクトパスは、北九州方面へのお出かけにも便利。久留米から天神までの西鉄電車517円(回数券利用)と、高速バス運賃560円(半額特典)の、計1,076円で移動できます。
 以前なら久留米~北九州の高速バスもあり、半額運賃も適用になっていたので、もっと便利だったのですが。


 天神高速バスターミナルから、「なかたに号」に乗車。渡辺通りの渋滞で10分遅れになったけど、その先の都市高速~九州自動車道はスムーズでした。


 モノレールがまたぐ、三萩野で下車。副都心的な位置づけの街で、モノレール、高速バス、路線バスの拠点にもなっています。


 路線バスの乗り場もいくつかに分かれていて、福岡で言えば西新的なポジションの街なのかなと想像します。


 貴船町で降りて、TOTOミュージアムにやってきました。GWの、高速バスで九州一周の旅の途上で駆け足見学して、もう少しゆっくり見たいと思っていたのです。




 衛生陶器のみならず、「水回り」の歴史そのもののTOTOの歩み。デザインの変遷や、流行を「作り出してきた」挑戦なんかも面白く、楽しめる内容です。






 さすが、普通のトイレも最先端でした!


 貴船町からは、日曜日はわずか5本しか走らない、星ケ丘行きの快速バスを捕まえました。本数は少ないけど、団地まで乗り換えなしで結ぶ速達便とあって、ほぼ満席でした。


 福岡の都市高速を走る路線バスは、他地域から見ると珍しい存在らしいけど、北九州もなかなかの違和感。より「高速道路」っぽいこともあって、腰のあたりがなんだか落ち着きません。


 都市高速上にバス停があるのも、大きな違い。高速皿倉山ケーブルで下車しました。
 貴船町からバス停1個ではあるけど、15分以上乗車して、所定の運賃は430円。結構な距離を来たんですね。


 皿倉山のケーブルカー乗り場は、駅から遠いけど、高速バス停からなら徒歩3分!福北間の高速バスも「いとうづ号」は経由するので、便利です。






 待ち合せた島旅仲間と、ケーブルカーに乗って山上へ。久留米では35度を超えた日でも、山頂に向かうにつれて、どんどん涼しくなっていきます。


 さらにスロープカーに乗り換え、山頂に到着。


 北九州の景色が一望できます。


 今日のお目当ては、夕暮れから夜に移り変わる景色を眺めながらのビール! 毎年恒例の山頂ビアガーデンに、はじめて来てみました。ケーブル往復+90分飲み放題で3,500円という良心的な価格です。
 その代わり、基本のおつまみはこの程度。アラカルトでの追加もOK、別途でバーベキューコース(5,000円)もあります。


 冷たいビールをぐいと飲みほしている間に、北九州の街はオレンジに染まり始めました。


 18時のオープン時には2組しかいなかった客も、いつの間にか満席に。18時の段階では日差しもあってちょっと暑く、この時間くらいから来るのがいいって、常連さんは知っているんでしょうね。
 どんどん涼しくなってきて、まさに別天地。




 スペースワールドでは花火も上がり、すっかり夏の夜を満喫できました。


 帰路の高速バスの時間に間に合うよう、スロープカー乗り場に行ってみれば、長蛇の列!結局次の便になったためバスに間に合わず、JRで帰ることになりました。
 せっかくなのでと、黒崎の夜の街も楽しんでいたら、ずいぶん遅い時間に。久留米方面の終電になってしまい、家に辿り着いたのは1時過ぎでした。バス利用は片道になってしまったので、トクしたバス代はちょうど1,000円分。

 今月はこの他、香港帰りの空港~久留米間でも活用して、利用総額は合計6,770円分に。各種割引を考慮しても5,729円と、先月を上回る実績になりました。
 夏のレジャーにも、ホリデーアクトパス!

ホリデーアクトパスで久留米バス暮らし【1】2017年6月編

2017年06月30日 | □久留米発えことりっぷ
 車を手放して、2年半。車検代や保険料やらから解放された生活には満足していますが、やっぱり休日の行動半径は狭まったように感じます。


 そこでこの6月、西鉄バスの「ホリデーアクトパス」を購入しました。土日祝日限定で、西鉄の路線バスが半年間乗り放題になるという切符です。
 値段は12,000円。1ヶ月2,000円で、週末の過ごし方は変わるのか? まずは6月の実績報告です。


【無番(ゆめタウン線)】 この春ルート変更

 今や久留米の商業の中心地となってしまった「ゆめタウン久留米」へは、西鉄久留米駅から西鉄バスが結びます。
 休日午後は10分間隔で運行、所要時間は ゆめタウンまで約15分!というと便利そうですが、週末は混んで座れないし、渋滞に巻き込まれるしで、あまり快適な路線ではないイメージを持っています。


 特に渋滞のポイントとなるのが、合川バイパスから、ゆめタウンの正面玄関前に至るルート。駐車場待ちの車列に巻き込まれれば、しばらくは動けません。
 以前は上下のバス双方がゆめタウンに寄っていたので、どんどん遅れが広がっていましたが、この4月1日にルートを変更。西鉄久留米→ゆめタウン→Tジョイ→西鉄久留米という周回運行になりました。

 渋滞ポイントを1回しか通らなくなった上、混雑しがちなゆめタウン正面の十字路をパスして、比較的空いている土木事務所の交差点を経由するようになったので、だいぶ定時性も増したんじゃないかと思います。


 改正後のルートはこんな感じ。混雑を避けたければ、1時間に1本の23番を使うのもテです。ゆめタウンまでは少し歩きますが、Tジョイに行くならゆめタウン線の15分に対して、23番なら11分で行けます。
 この日は、ウエストで焼肉を食べて、GUで衣料品の買い出し。往復360円相当。


【31番】 鮮魚店の回転寿司へ


 土曜日の夕方、31番に乗って湯納楚(ゆのそ)まで出かけました。湯納楚は八女方面のバスで、久留米市内最後のバス停。30、31、32番が、昼間は合わせてほぼ10分間隔の運行です。
 3号線の渋滞に巻き込まれがちで、なかなか時間が読めない路線でもあります。


 西鉄久留米から、約20分で湯納楚着。いかにも温泉が湧いてそうな地名に違わず、近隣には日帰り入浴できる温泉もあります。


 今日は、バス停から交差点を挟んで斜め向かいにある、すし一番へ。山下鮮魚店直営の回転寿司です。
 午後6時前だというのに、駐車場はこの混雑。席もほぼ満席です。人気のお店なんですね。


 基本的には1皿110円、特別なネタはもう少しお高めです。


 この軍艦がおいしかった。ネタの名前忘れたけど。


 バスで来れば、夫婦揃って日本酒も合わせられます。
 お猪口を1つしか貰えなかったので、店員さんに「バスで来たので2つ下さい」とお願いしたら、えらく恐縮されてしまいました。バスでのお客さん、珍しいのかな。


 おごちそうさまでした!
 帰路の西鉄久留米7時着のバスは、混雑した上に大渋滞。日中のバスと違って、若い世代が中心でした。街に「飲みに出る」動きかな?よい週末を!
 西鉄久留米から湯納楚まで、往復620円相当。


【むなかた号・赤間急行】 リクライニングシートでゆったり

 ヨメさんの実家がある宗像へは、JRの快速電車で行くのが定番。しかしホリデーアクトパスがあれば、天神からのバスも有力な候補に俎上してきます。
 まずは久留米から、西鉄電車で天神へ。高齢者向けの「グランドパス65」のように、電車運賃の半額特典があるといいのですが、生産年齢層はその恩恵に預かれません。6枚回数券「パルチケット」でせめてもの節約です。


 赤間方面のバスは、天神の日銀前が乗り場です。以前はバスセンターに入っていたのですが、増発が続く高速バスに押し出されて、路上の乗り場から乗るようになりました。
 今回乗車したのは、特急むなかた号。世界遺産入りを目指す宗像大社と、目下道の駅人気ナンバーワンを争う「道の駅むなかた」への直行便です。


 日の里団地までは赤間急行と同じく、国道3号線バイパスを走ります。停車バス停は少なく、天神~日の里団地間の所要時間は急行の49分に対し、むなかた号は43分です。
 ただ「ホリデーアクトパス」で急行はそのまま乗れるのに対し、特急だと半額運賃がかかるので、個人的には「特急」とされていることが、あまりありがたくありません。


 蔵本からは都市高速に乗り、九産大までノンストップ。運賃も460円とまずまず安く、地下鉄とJRを乗り継いでいくよりラクでいいかも。
 特急とはいえ、乗車専用や降車専用のバス停の設定はなく、「赤間急行」同様の気軽な短区間利用も見られました。


 渋滞がちな3号線を抜け、東郷駅を過ぎれば、のどかな田園地帯に。


 10人もいなかった乗客のほとんどは宗像大社で下車してしまい、道の駅むなかたまでのコース終盤は僕ら二人だけでした。
 車内はリクライニングシートで快適。シートベルトがなかったり、通路の天井には握り棒が付いていたりと、高速バスとは微妙に異なる仕様ではあります。


 天神から約70分で、道の駅むなかたに着きました。下車の際、ホリデーアクトパスは使えないと言われ、いやいやとパスの裏面を見せて説明。エコルカードと勘違いされたようです。
 半額の500円だけ払い、ようやくバスを脱出。宗像市のコミバスも発着していて、ちょっとしたバスの拠点になっていました。


 飛ぶ鳥落とす勢いの人気施設・道の駅むなかた。午後1時過ぎでも、食堂はほぼ満員の盛況です。


 いかん、遠慮なく取り過ぎてしまった!


 ひさびさに、宗像大社にもお参りしました。


 帰路は、赤間営業所から赤間急行を利用。バスの仕様は同じなのにパスで乗れて、ちょっと得した気分です。夕方便とはいえ街に出る人は多く、終盤には立席も出る混雑になりました。
 JRとは微妙に離れた位置を走る赤間急行は、うまく利用者のすみ分けができているようです。パスの期限内は、宗像に行く時の定番ルートにしようっと。


 天神での乗り継ぎも、ついでに寄り道すれば楽しい時間に。
 今回はバスを中洲で降り、ホテルオークラ地下のブルワリーへ。9月まで、19時まで限定の「ハッピーアワーセット」1,800円で、クラフトビール3種類を堪能しました。

 その他今月は、僕の実家(佐賀県みやき町)への帰省や、あじさい寺の見物、市内の移動にも活用し、総額5,490円分も乗った計算になりました!
 ただしnimocaを利用したと想定すれば、乗り継ぎ割引の適用やnimocaポイントの付与もあったはずなので、考慮に入れて再計算すると4,846円分に。意識してバスに乗った割には、思ったほど伸びなかったという印象です。

 nimocaの割引は思った以上に大きいという、思わぬ発見で終わった1ヶ月目でした。残り5ヶ月で、どのような結果になることやら。

千光寺<アジサイ寺>へバストリップ

2017年06月18日 | □久留米発えことりっぷ
 梅雨入りしたというのに、ほとんど雨の降らない、爽やかな天気が続いた6月。気分だけでも季節を感じてみようと、山本町の千光寺・通称アジサイ寺を訪ねてみました。


 久留米市・山本町の山手から草野町方面は、25系統のバスが結びます。
 運行は、おおむね1時間に1本。昼間はJR久留米までは入らないので、西鉄久留米での乗り換えが必要です。あるいは久大本線に乗り、御井で乗り換えるというテもあります。


 10:30過ぎのバスに乗りました。最寄りのバス停は、山本コミュニティセンター前。渋滞していなければ、西鉄久留米から約20分の道のりです。
 僕ら以外の乗客6人も、全員降りてしまいました。アジサイがなければ、乗客ゼロだったわけですね…。


 少し市内の方に戻って、山へ一直線に続く道の先に千光寺があります。この時期、あちこちに看板が出ているので迷いません。


 道の途中のアジサイもなかなかきれいなので、満足して引き返しそうになりますが、歩き続けて約10分。


 千光寺に到着。アジサイの時期のみ、入園料が300円かかります。




 思っていたよりも、ずっと大きなアジサイ園。








 高低差があり、少し歩くと花の見え方が変わります。






 美しいものに、余分な解説は不要ですね。
 1時間ばかり、ゆったり散策して季節を感じました。いや、季節外れの暑さではありましたが(笑)。


 山門の前にある、オリーブ&Companyを訪ねてみました。オリーブの栽培農家である、萩原オリーブさんが運営する、いわゆる6次産業のカフェです。


 自家製のオリーブ商品も、いろいろ取り揃えています。


 いまのところフードのメニューはないとかで、レモングラスティー(350円)で一息。柑橘系の香りがくっきりと際立ち、味にも感じられました。さすがは栽培農家さんの自家製です。


 昼12時前、帰路につく頃には、駐車場待ちの車で大渋滞になっていました。アジサイ見物は、ぜひバスで!


 道の駅にも寄ってみようと、バスを日野曽根で降り、善道寺方面のバスに乗り換えました。


 日野曽根バス停は交差点にあるので、下り便の乗り場が分かれています。乗り換えの際はご注意を。善道寺方面は1時間に4本以上あり、待つほどもなくバスが来るのは救いです。


 乗ってしまえば早く、数分で緑花センター着。道の駅までは、歩いて3分です。
 道の駅は、今日も車で満杯。駐車場へはこちらも大渋滞で、バスで迂回した僕らが案外早かったかも。


 新鮮な野菜を買い出し。車で来てたら、米も買ってたかも。
 帰りのバスは、津遊川から乗りました。


 合川で途中下車。中華料理屋・上海MYUの、ちょっと遅いランチで、小さな旅を終えました。

津福今町のニューフェイス探訪

2017年04月29日 | □久留米発えことりっぷ
 昭和の日のお昼は、バスに乗って久留米市中心部の南・津福今町へ行ってきました。


 津福今町方面へのバスの便は、ご覧の通り。西鉄津福駅からだと、少し距離があります。鹿児島本線に「JR津福駅」ができればとよく思うのですが、なかなか難しいでしょうね。
 6番は市内の一桁系統ですが、1時間以上間隔が開く時間帯も。野中町方面の2番にしても然りで、市内でもよくよく時刻表を見て行動しないと、待ちぼうけを食らうことになります。


 僕の目的地も6番の沿線だったけど、ちょうどいい時間のバスがなかったので、「幹線格」の50番で下りました。
 50番にしても、1時間に4本あったのは今は昔。昼間は1時間に3本が基本で、平日昼間には30分間隔が開くタイミングもあります。


 西鉄久留米から約15分、十二軒屋で下車。津福バイパスができて、だいぶ流れがよくなった界隈ですが、バスは旧道経由で走り続けています。
 6番のルートに沿ってバイパスを渡り、津福今の街中へ。


 十二軒屋バス停から、スムーズに行けば徒歩5分。6番バスなら津福新堀が目の前の、真麺武蔵(しんめん たけぞう)へやって来ました。
 上津に続く2号店で、昨年10月末にオープンしたばかり。早くも人気店で、30分近く行列しました。


 女子も好きそうな、今ふうの久留米ラーメン屋さん。食後の一口杏仁豆腐が無料というのも、ウケそうですね。もやしナムル食べ放題も嬉しいです。
 それでいて豚骨ラーメン白が590円というのは、なかなか良心的な値段だと思います。


 僕たちが頼んだのはレモンラーメン(680円)。レモン風味の豚骨ラーメンという、斬新かつ前代未聞のメニューですが、思ってたよりもしっくりくる感じ。あっさり、さっぱりした味でした。
 おやっさんのいる赤カウンターで豚骨の匂いがプンプンするようなラーメン屋が好みだけど、たまにゃこういうのも悪くないです。


 アフターコーヒーを味わおうと、道を挟んでお向かいのcafe PEACE倉庫へ。確か最近まで、トランポリン教室をやっていた建物だったはず。
 外見はなるほど、波板スレートが覆う質実剛健な倉庫建築ですが…




 中はインスタ映えしそうなカフェ空間。居心地良好です。


 広い吹き抜けを見上げれば、倉庫の雰囲気が残っています。


 2階にはギャラリースペースも。


 卵を使っていないという、その名もずばりピースオリジナルケーキ。あっさり風味ながら、こくの効いたクリームとマッチしていて、ラーメンで満腹のお腹でも おいしく頂けました。


 さて津福今町エリアで今ホットな話題といえば、家電のエディオンが昨日(4月28日)にオープンしたこと。これまで久留米の家電といえば、ヤマダとベストのみでしたが、選択肢が増えました。
 お隣、佐賀のみやき町にはケーズもできたので、一気に激戦区と化した印象もあります。


 最新家電の動向にいちいち感心しながら、特に何も買わずに帰路へ。江戸屋敷バス停は、下りは江戸屋敷1丁目、上りは津福今町に存在します。
 バイパス開通で「旧道」となった通行量の少ない道も、町境としては今も存在感を発揮しているのでした。