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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

子どもたちの夢

2013-11-28 | こども
まだ息子が高3のときの話。
息子は塾で、私立進学校から東大理3受ける子が7割というクラスにいて、
ずっとこの頭ん中どうなってるのかわからん集団のことを
エリートレールに乗っかってるだけの学生たちのように思ってたのが、
塾の最後の授業のおまけでそれぞれの
今後の抱負などを語り合う時間があったあと、興奮して帰ってきた。

「すごい!すごいんだよ、みんな!それぞれの分野で
 やりたい研究や目標や夢がはっきりあるんだよ。
 こいつらみんなすごい!
 めちゃくちゃ面白かった。オレ、何かうれしい!」

息子はやりたいことを考えて高2で文系に変えたのだけど、
それまで親が医者で裕福なエリートレールに乗ってるだけと思ってた子らが
みんな同じように理想があるのだと知ってすごく刺激になったらしい。

学生時代は株をやって自分で稼ぐのを覚えろという元夫に、息子は軽く反発。
金融経済の仕組をリアルに知るために余剰資金でやるのはいいけど、
儲けるためにそれをやるのは何か違う。
僕は世の中をよくしたいんだよ、と言う。
そういう息子を、現実を知らないお花畑と元夫は思うだろうけど。
母親もこんな脳内お花畑だから、まあ仕方ない。

彼はこれからもっと大人になるでしょうが
でも、今でも純朴で世間知らずの子ではないです。
世の中の悪い面も人間のイヤな面も、案外知ってる子です。
だけど、こういうことに興奮して熱くなることも
忘れずにいたらいいなぁと思います。