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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

「ひとりじゃないよ」

2013-11-18 | Weblog
学生時代って毎日同じ人と顔を合わせて、
用もないのに授業の合間や授業のあとにだらだらしゃべったりしてたけど、
大人になると用もないのにだらだら会うってことがなくなるよね。
ひとりの時はひとりですごす。
好きな友達と会うのも、大体どこか行くとか何か食べるとか一応用があって会う。
でも、好きな友達と会うのって、
そういう用は口実というかスパイスみたいなもんで、
要は本当はだらだらしゃべりたいだけのことも多い。
友達と会うのに、何かプチなイベント作って騒いだりするけど、
結局一緒にすごしたいから。
イベント自体は本当はスパイスなんだなぁと思う。
だって大概のことはひとりでする方が多いし
ひとりでできるんだもん。

でも、人と一緒だと、そのスパイスと化学反応が起こって、
異常に楽しいことになったりすることがあるよね。
それってひとりじゃできないことなので
ひとりでできることでも、時には人とするのはいいと思う。

わたしは今、しがらみが少ないライフスタイルなので、
好きでない友達(言葉が矛盾してるか)と会う必要は少ないですが、
好きな友達と会うことも学生時代のように多くはない。
でも会ったらいつも本当に楽しくすごす。
楽しいことを一緒にしながら、
この楽しさは好きな友だちといる楽しさだっていつも自覚していよう。


とはいえ、友だち万能とは思ってませんよ。
結局ひとりひとりは、ひとりですからねぇ。
大人だし、楽しいことはいくらでもシェアするけど、
しんどいことは自分でなんとかするしかないもんねぇ。

とあるSNSで、ある友だちが、ひとりだなぁって呟いてて、
その友だちらしい人がコメントで「ひとりじゃないよ」って慰めてたんだけど、
それは違うよなぁ。
「ひとりじゃないよ」って慰め方は、いつもひっかかる。
ひとりだよ。
人の「ひとり」を救うことなんてできるはずがないと思っている。
友だちっていうのは、しみじみと感じるひとりだなぁと思う部分の
穴を埋められるものではないと思うし、
できることは少ないんだよ。
してあげられることもしてもらえることも。
できることは少ないから、それをわかった上で、
できることをしようと思うんだよ。
何もできないのに、あなたはひとりじゃないよなんて甘いこと言えない。
みんなできるつもりで言ってるんだろうか?
人の人生や孤独にとことん付き合うなんてできるはずないじゃない。

わたしには、少し話を聞いたり
美味しいもの食べたり、馬鹿なことしたりして
一緒に笑う時間を増やすことくらいしかできないし
自分自身それ以上求めていない。

ひとりじゃないよ、という人には
こういう考えは「寂しい人ね」とか思われるのかな。