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教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

波乱の中での新年度の幕開け

2020年04月01日 23時55分00秒 | Weblog
 感染症対策の打合せ等のため、3月の日中はほとんど時間がなくなってしまいました。行事もなくなったり、縮小になったりして予定が空白になったところもありましたが、その一方で、それらの判断や代替措置、今後の見通しなどの打合せなどによって、研究や授業準備に使おうと思っていた時間がゴリゴリ削られていく日々を送っておりました。
 そんなこんなで、本日より2020年度が始まりました。感染症対策関係はまだまだ続きます。休校措置や行事中止・延期が連日決まっていく中で、学校関係者の中には「暇だ」という(と思っている)人もいるようです。本当に暇なのであれば、この際、教材研究や教育研究などにじっくり取り組んでほしいです。学校の教員なら単元の一つ、授業の一回でも、胸を張ってできるものを作って(増やして)みてはどうでしょうか。無駄に過ごさないようにしたいものです。

 入学式中止を決めた大学は増えてきました。うちの入学式も中止になりましたが、代わりに、どうやって新入生を迎え入れ、大学生になる過程の支援をしていくか、関係者で頭と心を絞っています。どうなるにしても、新入生の皆さんに会えることを、教職員みな心待ちにしています。
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引っ越しました

2020年01月25日 23時52分00秒 | Weblog
娘のずり這いのスピードが日に日に速くなってきました。段差も上るようになってきたのですが、今住んでいる家は二階で内階段、さらにその階段がむき出し状態で、ベビーゲートをつけるのも少し不安な位置にあります。二人で住むには問題なかったのですが、もうそろそろ限界かなと思いました。
ということで、同じ町内ですが、引っ越しました。郵送の際はご注意ください。大学に送っていただいた方が確実ですので、よろしくお願いします。
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2019年が終わり、2020年が始まった

2020年01月05日 23時55分55秒 | Weblog
 
 下記の通り、昨年は身内に不幸がありましたので、年始の挨拶は控えさせていただきます。とはいえ、干支の写真くらいは許してください。

 さて、皆さん2020年が始まりました。令和の時代も2年目に入りましたよ。まだ平成気分の人は切り替えていきましょう(主に働き方)。
 年末年始は、幸いちょっと長いお休みをいただきました。おかげで妻・娘孝行ができ、肩身の狭い思いをやわらげることができました。休み前より、寝かしつけのコツがわかってきました笑。

 2019年は身辺激変の年でした。前厄だなと思っていたら、5月に娘が産まれ、7月に実父が亡くなり、8月に義祖母が亡くなりました。我々夫婦は子育てに追われ、周辺は介護が終わり、ガラリと環境が変わったようです。妊娠・出産・産後による妻の体調の波に戸惑いつつ、娘が産まれる前も後も忙しくしておりました。子育ては楽しくもあり、体調が悪いときは苦しくもあり、癒されつつ、いろんな意味で勉強・成長させてもらっています。妻とも仲良くしつつ、徐々に本当の人生のパートナーになっていけているように思います。
 仕事は相変わらず忙しくしていました。ゼミ生10名を無事卒業させて、年度を終わらせたのち、ほとんど行きつく間もなく、新築の棟に研究室を移動させ、新設の教育学部の準備を開始しました。引っ越しで(気を付けていたにもかかわらず)体がガタガタになり、体が疲れた状態という悪条件のなか、忙しく新年度を迎えました。4月からは、教育学部教育学科1期生のチューター主任を務め、旧初等教育学科の先生方と別学科から合流した先生方とに指示・お願いをしながら、学年運営を進めてきました。1期生の入試倍率は私もベテランの先生方も未経験の高倍率だったので、入学者の学力層が変わったことが想定されました。学生たちに「なんだこんなもんか」と思わせないように、そして私自身が構想していた教育学部教育を実際に始動させるために、授業づくりと学年運営、学科内協働には気をつかってきました。周りの協力もあり、何とか形になったと思います。何より学生たちが予想を上回る頑張りと学修の質を見せてくれたので、頑張れました。学生生活支援委員長の仕事は、共学初年かつ委員会の新体制、働き方改革の余波、学園内外の状況変化に応じて、突発的にアクティブに動かなければならないことがありましたが、何とか大過なく務められました。特に、大学祭が例年になく盛り上がったのでうれしかったです。あと、細かいことですが、教員養成においても給特法問題をスルーできないので、労基法をはじめとして、ちょっと勉強して90分の授業を作りました。その副産物として、自分の働き方について考える資料を得ることができたので、よかったなと思います。今すぐどうこうできるものではないですが、知識として知っておくことは大事だと思いました。
 研究では、杉田・熊井編『「エビデンスに基づく教育」の閾を探る』の原稿仕上げと、初めて一緒に仕事をする方との教育史関係テキストの打ち合わせと原稿作成、それから次の研究のための学習・資料調査に尽きます。岡山県井原市の元校長先生方が進めている後月郡教育会史研究会も引き続き呼んでいただいており、研究の進展に少し貢献できたかなと思います。また、附属高校の先生とも小さな研究会を設け、見様見真似ですが、新学習指導要領の研究を進めました。とはいえ、教育・事務・プライベートに追われて、研究は思ったよりも進められなかったのが残念です。

 2020年は、厄年なので、健康に気を付けて過ごしたいです。また、幸い周囲に恵まれ、たくさん仕事をいただいてありがたいのですが、自分の中では行き詰まり感を若干感じています。もっと勉強して、力をつけていきたいです。新しい研究もしたいので、資料調査に行きたいし、先行研究もたくさん読みたいです。
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娘が産まれました

2019年05月06日 23時10分31秒 | Weblog
 令和元年になって数日経った夜、長女が産まれました。かわいい初めての子どもです。泣き声は控えめで比較的おとなしく、まだ首も座っていませんが、時折のばす手足はとても力強く、頼もしい気持ちになります。数時間と見ないうちに何だか大きくなっているような気がして、面会に行くのが楽しみになってきます。妻がまだ万全ではないのが心配ですが、娘とかかわるのが楽しそうで、ほほえましい気持ちです。
 出産には立ち会いました。また、幸い連休中でしたので、分娩室からずっと妻に付き添いました。私にできることはそれほど多くありませんでしたが、食事介助や陣痛時の呼吸法補助などに精を出しました。早朝からの長丁場でしたので、最後の方は眠くて足に力が入らなくなって自分のことが情けなかったですが、そばにいるだけでよいとの言葉に支えられて、最後まで見届けることができました。お産も長かったので、産声が若干控えめでした。娘も疲れたのだろうと思いました。よく生まれてきてくれました。妻も無事でよかった。
 出産待ちでしたので、10連休は時々買い物や散歩をしたくらいでほとんど家にいましたが、私は出不精なのでむしろ休日を満喫しました。お産を促すために妻と一緒に散歩をたくさんしたのですが、いい天気の日が多くて、とてもさわやかな気持ちになりました。身も心も、そして人生も、リフレッシュできました。

 新しい時代がやってくる。少なくとも私にとっては確実に。
 仕事も停滞したくないので、家庭と両立させながら頑張りたい。


 皐月の空と 突き抜けるような青
 山々は映えて 新緑鮮やかに
 速き流れの清水の わたる橋の脚元を
 黄色に染めて 小さき花々
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平成最後の日から令和の時代へ

2019年04月30日 23時55分55秒 | Weblog
 平成最後の日はいかがお過ごしでしょうか。テレビを見ておりますと、何やら大みそかのような騒ぎですね。ブログ更新こそ平成最後にやり残したことですので、更新します。

 本日、何とか平成の仕事を終え、令和を迎えることができそうです。昨年末からずっと忙しくて、締切に追われる日々を送っておりました。公務も決して軽くなくて、これまで心がけてきた早め早めもできず、苦労しながら前に進んできました。3月には、教育学部の新設にあわせて新1号館が完成し、私の研究室もそこに入ることになったので、引っ越しをしました。引っ越し業者さんも入ってくれましたが、本や仕事道具のダンボール詰め込み・出し入れは運動不足の体をむしばみ、体はガタガタ。そうこうするうちに年度が終わってしまいました。
 4月からは、引き続き学生生活支援委員長を務めるとともに、教育学部教育学科の1期生のチューター主任を拝命しました。初等教育学科の伝統を引き継ぎ、かつ新しい教育学科の伝統を作っていくために、最初の1ヶ月をすごしました。新入生たちに入ってよかったと思ってもらえるように、かつ共学化初の1年チューター主任でもあるので、気を引き締めて業務に取り組みました。幸い気持ちの良い新入生が集まり、教育学部や1期生の学年運営のコンセプトにも食いついてくれたので、素晴らしいスタートを切れたと思います。
 今年はありがたいことに10連休をいただくことができ、27日から休ませていただいています。事情があって自宅にこもっていますが、休み休み、家族との時間を堪能しながら、やっとたまっていた仕事を終えました。ご迷惑をおかけした関係者各位にはおわびとお礼を申し上げます。おかげさまで、難しい局面を何とか乗り切ることができました。

 新しい時代は、古いものを大事にしながら新しいものを創っていく時代になります。昭和・平成と続いてきた、量的で即物的な詰め込みの時代ではなく、心の安らぎを大事にしながら質的に人間性を大事にする、そんな時代にしたいものです。令和という元号名は案外、大事にすべきかもなあとおもっています。
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年度末は忙しい

2019年03月23日 21時16分30秒 | Weblog
忙しい毎日を送っております。
12月からの重い公務が続くなかでの連続締切は何とか突破しました。また、4月からの教育学部設立に伴う新校舎完成のため、新しい研究室に移動し、やっと荷物を棚に突っ込むことができました。おかげで身体はガタガタですが、新しい研究室は気持ち良いです。広いし。
先週から今週にかけては、研究室引っ越し作業と並行して、高校の進学ガイダンスでの出張にはじまり、教育学部移行のための研修会、神戸大での鳥取県の小学校教員検定制度史に関する研究報告、そして岡山県井原市での後月郡教育会に関する研究報告が続きました。そして、1年生から3年生までチューターを務めた学年の卒業式・卒業パーティーをすまして、今日は博多でエビデンスベースドの教育に関する研究会に参加してきました。来週は、学内の会議のほか、非常勤講師の打ち合わせ、そして東京で教育史テキストに関する打ち合わせ。それが終わると、もう4月……やばい、新年度の準備を効率的に進めないと間に合わない。
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2018年の年末に際して

2018年12月31日 23時55分55秒 | Weblog
 2018年が終わりますね。皆さんはどんな1年でしたか?
 私の2018年は、新しい仕事の準備の1年だった気がします。まず、学部改組設置委員の一員として、教育学部設置の仕上げに取り組みました。文科省にも行きました。文部科学省の認可も得られ、無事4月からの教育学部・新教職課程を実施することが決まり、学内の各部署でも具体的な準備が始まりました。教育課程の原案作成・調整の中心として動いていましたので、あちこちで説明員として話をしていました。次に、学生生活支援委員長として、来年度からの共学化の準備に勤めました。それから、4月からは1年生チューター主任を務めました。学生の人数が多く、チューターも複数名いますし、来年度から教育学部開設のため、初等教育学科最後の入学生になりますのでたくさん気をつかいました。また、教育史学会の大会シンポジウムで、教職教養としての教育史について考えている立場から指定討論者の一人として呼ばれました。フロアの皆さんの中にはいろいろ思った人もいたようですが、私自身はとてもいい機会になりました。教職教養という概念についても考え、教育史研究・教育の将来についてたくさん考えることができました。なにより、たくさんの人から応援をいただくことができ、力をもらいました。それから、複数の新しい共同研究が始まりました。ありがたいことにたくさんの共同研究に呼んでいただきまして、予想以上の数のプロジェクトにかかわっています。まだ始めたばっかりで、私自身はやっと立ち上がったところです。
 個人としては、新婚生活2年目に入りました。忙しくて行けなかった新婚旅行に行って、カナダでオーロラを初めて見ました。オーロラを見に行ったところはとても遠かったので、世界は途方もなく広いなと思いました。自然もすごいなと思いました。ほかにもいろいろありますが、とにかく人生観・世界観の広がりを感じます。

 とにかく余裕のない1年間でしたが、来年度以降の準備をいろいろした感じです。来年はついに40歳になります。人生の折り返し。何が待っているか、どんなことになるか不安もありますが、やれることを頑張ります。
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いつまで師走か

2018年12月21日 18時30分09秒 | Weblog
冷静に整理してみたら、半年以内締切の論文・発表が7本…いつの間に…
そして、担当科目の毎週の小レポートのチェックや、来週には成績採点。ゼミ4年生10人の卒論指導も佳境を迎える。
さらに、来年度からの教育学部第1期生を迎える準備。
毎日突発的に出現するこまごました(しかし重い)仕事。
じわじわ苦しいぞ。
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教育史学会シンポジウムで指定討論に立ちました

2018年10月06日 23時01分01秒 | Weblog
 先週末の台風で大荒れの教育史学会第62回大会でしたが、とりあえず自分の役目は果たせました。台風で帰れなくなりそうだったので、2日目は早めに切り上げて帰宅しました。多くの発表が聞けなかったので残念でしたが、翌週の仕事は無事こなせました。そのあとは爆発的に絡んでくる仕事で忙殺されておりました。

 シンポジウム「教育史とはどのような学問か」では、教員養成における教育史の重要性を強調したのですが、フロアに受け入れられるか不安でした。教育史学会ではこの20年ほど意識的に教員養成から距離を取ろうとする風潮が強かったためです。直前の最終打ち合わせで、企画者にもっと自分の立場を明確に出して欲しいと促され、かなり自説をさらけ出した形になったので、なおさら不安でしたが、終了後にかなりたくさんの方々に「登壇者のなかで一番共感した!」と言っていただきました。なかには無言で力強く握手をしてくださった方もいました。後では、大先輩・同年代の研究者や、H大の後輩たちとも前向きの姿勢で大いに語り合うことができました。自分のような考え方はマイナーなのではないかと思っていて、心細く思っていたのですが、こんなに共感者がいるんだとわかり、心強く思いました。
 他の登壇者の方々とも、事前打ち合わせの時からつっこんだ議論ができ、それぞれが教育史の未来を考えておられる様子をうかがうことができました。司会の尽力で議論が交通整理され、提案者・他の指定討論者・フロアとの議論は活発に進みました。私の力量不足で十分深められなかったところもありましたが、議論を通して教員養成を含む教育史の幅広い将来像を構築することや、先達の追究を踏まえた教育史理論の構築、教職教養の実践としての教育史研究など、今後取り組むべき課題が見えてきたと思います。また、今回の議論をきっかけに、教育史学者が、歴史学者としてだけでなく、教育学者として教職教養としての教育史の確立につとめるような将来につながっていけば幸いです。
 シンポジウムの発言・資料や自分なりに総括したものは、シンポのまとめ原稿と大学の紀要で活字化するつもりです。課題も残されていますので、継続的に取り組みたいです。

 とりあえず、大役を務め切ることができて、ほっとしました!

 あと、いろいろな人と仕事の相談も。やるべきことは尽きません。
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教育史学会シンポジウムで指定討論に立ちます

2018年09月26日 19時07分26秒 | Weblog
 こんにちは。また1か月以上投稿が空いてしまいました。やることが多くて、こなしていたらブログまで手が回りませんでした。

 さて、一つ宣伝です。
 今週末、9月29日(土)に一橋大学で教育史学会第62回大会が開かれます(大会HP)。14:10から開始のシンポジウム「教育史とはどのような学問か―「60周年記念出版」の検討を踏まえて」に、指定討論者3人のうちの1人として登壇します。
 「教職教養との関連の視点から」という立場からの指定討論者を務めます。この数年、大会シンポジウムで教育史教育の視点から質問したり、「教員養成における教育史教育」という論文を書いたり、「教育史研究者が教員養成改革に向き合うには(教育学研究と実践志向の教員養成改革との関係性を問う(教育史の立場から))」という論説を書いたりしてきたことが目にとまったようで、こういう立場で議論に呼ばれるようになりました。
 教育史学会60周年記念出版の『教育史研究の最前線Ⅱ』を検討するという課題を前提としての仕事ですが、教育学・教育史の未来を広げるお手伝いができればと思って、できるだけのことをしたいです。お時間があればご参加ください。
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避難して気づいたこと

2018年07月07日 16時48分27秒 | Weblog
 こんにちは。このたびの大雨は大変な災害になりました。私は、台風が去り、雨だけなら、と油断していたのですが、とんでもないことでした。
 私の住む地域では、なんとか大雨特別警報も解除になり、川の水位も注意水位より下回って、ひとまず一息つきました。自宅もごく近くの近所も何事もなかったようでホッとしました。しかし、避難指示はまだ出ているので警戒は続けています。今日明日を予定していた出張も急遽取りやめです。
 今まさに大雨が降り、被害を受けている地域もあります。なにとぞ生命第一にご判断ください。

 私は今回初めて災害で避難しました。高台にある妻の知り合いのところにごやっかいになったのですが、少しですが初めての避難生活を通していろいろ気づいたことがありました。避難するまでの過程でも、いろいろ気づいたことがありました。以前に土砂災害に遭ったこともあるのですが、その時はほかに気が向いており、災害を自分のこととして十分実感できていなかったようです。そのせいで、避難を決めるまでや準備の過程で、いろいろな判断ミスや失敗をしました。反省は大事ですね。
 以下、当たり前のことも多いと思いますが、今回実感をもった教訓を自分のメモがてら記しておきます。今回自分が気を付けてやったことだったり、失敗からきた教訓だったり、周りを見て思ったりしたことが混ざっています。

 【避難前関係】
・川の水位は増える時には急激に増える。あとちょっと、などと仕事ややることにかまっていると間違いのもと。命に替えはない。
・周りは案外避難しようとしない。避難するかどうかは、自分が率先して考え、家族と相談して決める。人任せでは決まらない。
・周りが自分と同じ感覚と思ってはいけない。危険だと感じたら、迷わず帰宅や避難を促すこと。その時は「なんで?」と思われても、本当に危険だったときは後で「言ってもらってよかった」と思ってもらえるはず。
・災害の危険のあるなかで、一人でいるのは得策ではない。とくに家族とは連絡をとりあって合流することを目指す。一緒にいるだけで心配事が減るし、安心する。
・仕事場で災害の危険を感じたときは、立場上とても難しい判断を強いられることがある。どんなことがあっても、人命が最も重要である。ここで体面や立場などが絡んで迷っても、ぶれてはならない。一瞬やちょっとの時間差の判断が大事を招くことを考えると、少しでも早く人命第一の判断をする。
・他人に帰宅を促すときは、相手が帰宅後に避難準備をすることを想定して声をかける。そうすると、余裕のあるときに促すのがベスト(ベターではない)。
・災害に関する情報を提供するサイトはさまざま。信用できるサイトを見極めて、情報の錯そうに惑わされないことが大事。
・自分の生活圏内にある川の名前を知っていることは、あとで情報収集のときにきわめて重要になる。事前に調べておこう。
 【避難準備関係】
・モバイル端末の充電器またはバッテリーは必須。家から移動するなら、家族のものも持っていこう。
・余裕があるなら、避難所に出る前にきちんと準備していくこと。タオルは便利。着替え、ちょっとした食事・飲料を持っておくとよい。家族と避難所で合流するときは、連絡がとれれば必要なものを確認して、持てるものを持っていくとよい。あまり重くなってもいけないので、最小限にだが。
・準備のときは暖かくてもあとで肌寒くなる可能性あり。上着を持ったほうがよい。寝る時も羽織ることができるのでよい。
・避難所の寝床は自宅とは違うので、持てそうならちょっとしたクッションやマット、バスタオルなどを持っておくと、少し寝やすくなる。緊張しやすい性格なら、避難所での睡眠は十分にとりにくい。ちょっとでも工夫したい。
・いつも渋滞しやすい道は、災害がせまっているといつも以上に渋滞する。車で移動するときはルートを考える。
・公的な避難場所はどこか、どこに避難するとよいか、意外と知らない。また、ネット検索するとたくさん出てきて迷う可能性あり。慌てないように、隙間時間に調べて、自分の中で「決めておく」ことが大事。自治体で決まっていれば問題ない。
 【避難時関係】
・避難場所への感謝や、周りのことを忘れず、謙虚にすごす。
・外が落ち着いたようでも、暗くなってからは絶対出歩かない。
・貴重品の管理は自分でしっかりしておく。
・もちろん、気になっても、一人で川を見に行くのは厳禁。車でもやっぱり危ない。
・スマホなどモバイル端末の電池残量には気を付けよう。電池は大事に使うこと。
 【帰宅時関係】
・帰宅のタイミングを決めるのはなかなか難しい。明るくなったからと言って、何も調べずに動くのは危険。テレビやネットを駆使して、警報、水位情報、道路状況などを確認して決めること。
・避難場所に対する感謝の気持ちで、ちゃんと挨拶して帰ること。
・帰り道、落ちている物などにつまづいたり、乗り上げたりしないように、気を付ける。通行止めになっているところもあるかもしれない。帰宅ルートは複数知っておくとよい。
・土地の高低は、普段は気づきにくいが、よく見るとかなり存在する。緊急避難が必要な時のことを考えて、確認しながら帰宅するとよい。


 こんなところでしょうか。ほかにもあるかもしれません。情報社会の今、インターネットの情報はとても便利な一方で、様々なサイトやアプリがあっていざというときに迷います。メディアリテラシーって大事ですね。
 なお、今回よく使ったサイトやアプリは以下の通りです。技術発展著しい昨今ですので、いずれもっとよいものが現れるかもしれません。あくまで今のところのものです。

〇広島市防災ポータル(広島市危機管理室)の「避難勧告等発令状況の一覧
※ モバイルだと、自分の地域のページにして、時々更新すると便利でした。ほかのアプリなどでも同じような情報を得られますが、軽かったのでよかったです。
〇Yahoo!天気・災害ページの「河川水位情報
※ 現在の水位が数値でも視覚的にもわかりやすい。なお、自分の近所の川の名前を知らないと戸惑うことになるので、事前に調べておこう。
〇アプリ「NHKニュース防災」(無料)
※ 「データマップ」は5分ごとの降雨状況や河川状況がわかるので、便利でした。更新も早いし、見やすかったです。
〇アプリ「LINE」
※ さすが災害時の経験から作られただけあって便利です。グループラインで大勢の人の安否状況をすぐ確認したり、情報共有できたりするので本当に助かりました。

 ずいぶん長くなりましたが、とりあえずこんなもんで。
 災害に遭わないほうが良いに決まっていますが、危機感のない状態で災害に遭うことが最も怖いと思いました。判断をミスしてしまうので。避難して何もなくても、しっかり反省して、自分なりの実感を残しておくことが、次の時にあわてないと思います。防災グッズ、今度ちゃんと見に行こう。
 新しい制度で、教職課程は、学校安全について取り上げなくてはならなくなりました。私も、今回感じた実感をしっかり生かして教育に取り組みたいと思いました。
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現代日本の教育政策における学校・地域連携構想・教員養成課題

2018年05月25日 21時04分47秒 | Weblog
 忙殺されておりましたら、いつの間にか1か月以上記事を書いておりませんでした。そのわりには、いつの間にか300IPを越える来訪者がいらっしゃるようになっておりまして、驚いております。
 5月も終わりそうですが、相変わらず忙しいです。目の前のことばかりしているばあいではないのですが、目の前のことを片付けているだけで一日一日が過ぎ去っていく毎日に、焦りを感じています。

 さて、グチだけでは申し訳ないので、昨年度に書いた論文の章節構成でもお知らせしようと思います。昨年度、実は、現代日本の教育政策について2本論文を書きました。その論文構成は以下の通りです。

白石崇人「現代日本の教育政策における学校・地域の連携協働構想―平成27年中央教育審議会答申以降に注目して」(『広島文教女子大学紀要』第52巻、2017年12月、33~43頁)

 はじめに
1.学校・地域の連携協働が目指すもの
2.全公立学校のコミュニティ・スクール化
 (1)コミュニティ・スクール化の方法
 (2)コミュニティ・スクールと学校・地域の連携協働
3.地域学校協働活動の推進
4.学校・地域の連携協働に対する教育委員会の役割

 おわりに


白石崇人「現代日本の教育政策における教員養成の課題―平成27年中教審教員育成答申以降の諸施策に注目して」(『広島文教女子大学教職センター年報』第6号、2018年2月、7~16頁)

 はじめに
1.教員育成答申以降の諸施策における目指すべき教員像
 (1)「これからの学校教育を担う教員」像の内実
 (2)これからの教員に求められる資質能力
2.教員育成答申以降の諸施策による教職課程改革
 (1)教職課程改革の課題意識
 (2)新たな教職課程が特に対応すべき教育課題
 (3)新しい教職課程を運営するための体制改革
 おわりに


 見て分かる通り、上記2論文は、平成27年12月の3大中教審答申のうち、学校・地域の連携協働に関する答申と、教員育成に関する答申とを中心にして、その他もろもろの諸施策・諸文書を用いて、現代日本の教育政策方針を検討した論文です。なお、内容には、平成27年12月のもう一つの答申であるチーム学校に関する答申や、平成28年9月の教育公務員特例法・教育職員免許法の改正、平成28年12月の新学習指導要領の改訂答申、平成29年3月の社会教育に関する調査研究協力者会議報告や地教行法改正、公立学校長・教員の資質向上指標に関する文部省告示、平成29年夏以降の教職課程コアカリキュラム等の教職課程認定制度の改正などをカバーしております。本筋の方々にとっては不十分な出来ですが、個人的にはそこそこまとまったかなと思っておりまして、答申をそのまま読むよりは現状を把握する上で便利なものになっているんじゃないかなと思います。
 昨年度は、これらに加えて、復刻版『東京府教育会雑誌』の解説・総目次・関連年表づくりやら、『鳥取県史』資料編・近代7の所収資料選定・解説づくりやら、全受持科目のテキストづくりやら、その他なんちゃらかんちゃら(さらに+結婚式・新婚旅行)をやっていたのですから、よくやったよなと思います。
 論文を書いていて、さらに書いてみたいこと・研究してみたいことがたくさん出てきましたが、取り組めるかどうかは不明です。教育・大学運営に時間を使った上に、専門(教員史)の研究時間を工面し、その上に広く教育学者としての研究時間を捻出するのは至難のわざです。やれるだけやっておりますが、いまだ時間と余裕がほしい。
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また一つ歳をとりました

2018年04月18日 22時58分13秒 | Weblog
 先日39歳になりました。
 妻にも盛大に祝ってもらったのですが、翌日、ゼミ4年生からお祝いにケーキをいただきました。写真はそれです。最近4年生がやさしい(笑)。
 そのあと、2年生のゼミでした。今年度新しく入ってきたゼミ生10名はとても生きが良いです。読書会形式だったのですが、1コマ意見が途切れないので本当に驚きました。これが続けば、とてつもない境地に達してくれるのではないかと思うくらいの勢いでした。すごい。本当にすごい。
 チューター主任をしている1年生も、いい感じにスタートを切ってくれたように思います。自立・協同という目標を掲げて方向づけてやっていますが、学びたい、いろいろやってみたいという雰囲気が学年のあちらこちらで高まっています。学べる機会・環境をたくさん作ってやることが我々教育機関の使命です。この人たちの成長も楽しみです。
 H大での非常勤も、自作テキストあり講義にAL方式を取り入れた授業をはじめました。小レポートを見る限り、いい感じに学生たちの思考が進んでいる様子。昨年度後期の授業も同様の形態をとって好評だったのですが、他大でも生かせる感触を得られました。自信になります。

 腰の調子は一進一退ですが、総じて快方に向かっているといったところ。研究に手を付ける時間がない。そろそろやらなきゃ。ただ、おおむね教師としての仕事は順調の様子です。
 いい歳の取り方ができているのかな。30代最後の年をどう使うか。試案のしどころです。
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また腰が

2018年04月11日 21時26分38秒 | Weblog
激務を乗り越えたと思ったら、また腰をやりました。
動けないほどではないから、余計に無理をするのであやうい。長時間の会議が一番まずい様子(姿勢が悪くなるので)
明日からは秘密兵器(MTGスタイルアスリート)を持ち歩こうと思う。
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おさっし

2018年04月05日 23時36分10秒 | Weblog
 ご無沙汰しております。
 ネタがあっても書き込む余裕のない毎日を過ごしております。

 今年の所属学科は143名の新入生を迎えました。そして、私はその学科の1年生チューター主任を務めております。そして、本学は丁寧に学生を育てる大学です。私は特に、入学当初は特に。
 さらに、昨年度に引き続き、学生生活支援委員長という役職も務めております。オリエンテーションセミナーという新入生のための合宿を担当する分掌の長です。

 ということで、ただいまの状況は、おさっしの通り。
 今週は、メールもまともに返信できませんので、ご承知おきください。
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