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長く横に延びた松の一部が砂に埋もれている。
横須賀市佐島マリーナのそばの天神島は臨海自然教育園になっている。
磯の岩場にはカニ、貝、ウミウシなどの生き物が見られ、そう広くない砂地には海岸特有の草花が咲く。
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ハマオモト(ヒガンバナ科) ハマユウ
草花の中で比較的大型の花がいくつかある。
ハマオモトの自生は天神島が北限地だそうで1953年に神奈川県天然記念物に指定された。
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花はなるほどヒガンバナの仲間と思わせる。
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葉が出ている根元の茎のような部分は偽茎(鱗茎)と呼ばれるものだ。
ヒガンバナの鱗茎は地下にあるので見えない。
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スカシユリ(ユリ科)
白いハマオモトに対して派手なスカシユリも海岸性の花だ。
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橙色に赤の斑点の花被片それぞれの間が離れているのが透かし百合の名前の由来らしい。
まもなくハマカンゾウも咲くのだろうか。
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ツルナ(ツルナ科)
ハマオモトやスカシユリに比べてずっと小さな黄色い花はツルナ。
アジア、オセアニア、南米の太平洋沿岸に広く分布している。
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蔓性で砂地に広がっている葉の若いものはオヒタシなどにすると美味しいという。