県庁を見学した後で大桟橋へ行ったら、大型船は停泊していなかった。
その代わりに大桟橋ホールで、たくさんの船を見た。
開港150周年に向けて2年前から横浜FUNEプロジェクトが行われている。
段ボールなどを素材として150艘のFUNE(船)を制作することにより、
大勢の市民がさまざまなメッセージを船に託して発信(出港)する。
横浜FUNEプロジェクト
募集されたボランティアクルーが制作にかかわる。
ユニークなデザインの船も段ボールを裁断することから始まる。
大人も子供も参加して、1艘作るのに4日ぐらいは掛かるらしい。
段ボールをつなぎ合わせる紐の結び方も工夫がいるのだろう。
どれもユニークなデザインで、どんなメッセージが込められているか興味深い。
全部は無理なので少しだけ載せておく。
黒船来航のときペリーが乗っていたのは、こういう外輪船だったとか。
客車を載せる青函連絡船・・・みなとみらいの場所にあった横浜造船所で作られた。
本牧神社では400年以上も前から「お馬流し」という祭事が行われている。
体長約45cmの茅で作った馬首亀体のお馬6体を神船に載せて沖合で海上に流す。
馬にあらゆる災厄を乗せて海に流し、無病息災や大漁・豊作を願う。
横浜の歴史散歩
どの船も板に載せられロープが付いているので引っ張って移動できる。
天気の良い日にはデッキに持ち出してイベントを行うこともあるようだ。
デッキに上がると汽笛が鳴ったので見ると黒船が出港するところだった。
これは長崎ハウステンボスの「黒船 観光丸」で、
1855年オランダから献上され長崎海軍練習艦として使用された日本初の蒸気帆船を再現した船だ。
Y150の期間中5月6月8月に横浜へ来航して希望者は無料乗船もできるという。