高さ10m近い木の上のほうがほんのり赤い。
アカシデ(カバノキ科)
傍の建物の階段を上がるとちょうど目線のところに、アカシデの花穂があった。
これは雄花で葯が赤くなり始めているのだった。
雌花序はまだ出ていないようだ。
カツラ(カツラ科)
カツラの木も今頃は赤く見える。そのひとつは花。
カツラは雌雄異株で、これは花弁も萼もなく赤い葯が目立つ雄花のようだ。
もう一つ、カツラは新芽も赤い。
秋になって、きれいな黄葉になるのも楽しみだ。
そのカツラの若い木の茎に、こんなものが付いていた。
大きさは1~2cm。
こちらの枝は木肌が食べられているようだ。
実はこれらはミノムシだ。
ミノムシというのは木の枝などからぶら下がっているものとばかり思っていた。
ミノガの1齢幼虫は小さいミノを作り摂食し、
脱皮を繰り返し成長するにつれて蓑を拡大・改変するのだということを初めて知った。
そして秋に終令幼虫に達すると蓑を絹糸で小枝に括りつけて越冬に入るのだそうだ。
何かの葉についているミノムシは5mmぐらいだった。