フタリシズカ(センリョウ科)
市民の森に入ると、狭い範囲でひっそりとフタリシズカが咲いている。
ヒトリシズカに比べても地味な花だ。
花弁はなく、メシベもオシベに包まれて見えない。
フタリシズカとはいううものの三人静も見られた。
大きな葉の上に、花序が1~5本つくらしい。
ドクダミ(ドクダミ科)
森の広い範囲で咲き始めたドクダミは、緑の葉に白と黄色がよく目立つ。
これから道端でも公園や家の庭でも見かけるようになる。
ドクダミも花弁はない。
4枚の大きな白い総苞片の上に黄色いオシベが並ぶ。
花序の下部、総苞片との境目あたりを細かく見ると、
3本のオシベと白い小さなメシベと細長い苞で一つの花になっている。
フタリシズカとドクダミ、同じように花弁がない花でも対照的な雰囲気を感じる。