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東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ベランダに小麦を広げ、乾燥・日光消毒・貯蔵

2025年07月30日 | 麦,穀類,雑穀

  唐箕選でゴミや殻を取り除いた小麦を、ベランダに敷いたブルーシートに広げて日光消毒しました。日光を小麦に当てると、日光の熱と紫外線で小麦に潜む虫や菌が死滅します。
 私が子供の頃は、小麦の他に籾も筵の上に敷いて日光消毒したものです。一時間程度消毒するとエブリを使って小麦や籾を裏返ししました。それを何度か繰り返して日光消毒しました。日光消毒は手間がかかるため、今は石油を燃やした熱で乾燥させたり燻蒸するようです。

          ベランダに広げて日光消毒した小麦を回収


 昔は筵を敷いた上に小麦や籾を広げ、何度かエブリで裏返ししました。しかし、天候が急変して夕立が降ることがあります。すると、急いで筵を丸めるようにして小麦や籾を収めました。そして、走るようにして納屋に筵を退避しました。小麦や籾を干している時は外出ができないのです。

   板を使って小麦を薄く広げる     日光消毒後、穀物貯蔵庫に貯蔵
 

 天気が回復すると、納屋から丸めた筵を出します。そして、再度広げて小麦や籾を日光消毒しました。天候との勝負でしたので、その場を離れられませんでした。時代が変わり、今は農協などの施設で乾燥・消毒するようになりました。
 たくさんの筵を敷いて乾燥・日光消毒する昭和の光景が思い出されます。

       昔、庭にたくさんの筵を広げて小麦や籾を日光消毒


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