今年も雑穀のヒエが出穂しました。この雑穀は、20年位前に山梨県の西原の古老からいただいた種を2,3年おきに更新しているものです。
大きく出穂したヒエの穂、3週間ほどで成熟
ヒエは脱穀後の精白方法がお米に比べて特殊です。大きく二種類の精白方法があります。
昔から行われているのは、石臼でそのまま挽いて殻を吹いて取り除く方法です。しかし、この方法は簡単ですが、粒が割れることと歩留まりが悪いことです。しかし白い粒が得られます。
もう一つの方法は、ヒエをいったん蒸してから石臼で挽く方法です。蒸すことによって殻が事前にはがれるため歩留まりは良いのですが、蒸す手間がかかることと粒の色が悪いことが欠点です。
いっせいに出たヒエの穂
ヒエは小鳥が大好きです。油断しているとスズメなどに全部食べられてしまいます。またヒエは暖かい地域では栽培が比較的難しい雑穀です。特に芯に入り込むメイガと呼ばれる類の害虫にとても弱い作物です。
空に向かって押し出すように穂が出る
昔はいろんな品種があったそうです。私が作り続けているのは山梨の山間地で「小僧ヒエ」と呼んでいた品種です。味は今ひとつですが背が低く収量も多い品種です。
根の方から上を見上げたヒエの株、たくさんのアリが這い回る
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