東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

残念、トウモロコシはほぼ全滅、わずかな収穫

2013年09月06日 | 野菜:果菜

 雨が降った後、トウモロコシの収穫をしました。しかし、種まき後、一度も肥料もやらず、しかも無農薬でしたので、予想していたとは言え散々の収穫でした。7月の段階でだいぶ害虫にやられていました。収穫がわずかな一番の原因は害虫です。どのトウモロコシもアワノメイガと呼ばれる、芯に食い入る虫にやられていました。葉や茎の表面を食べる害虫ならばスプレー式の農薬散布で退治できます。しかし、芯に入って内側から食べる害虫は退治のしようがありません。あちこちで、トウモロコシの茎が折れていました。

         芯を害虫が食べてしまい、茎が折れてしまったトウモロコシばかり


 かろうじて、害虫の被害が少なかったトウモロコシの実がわずかにありました。その貴重な実を食べようか、来年の種にしようか迷っています。害虫にやられなかったトウモロコシは、もしかして何らかの害虫に対する抵抗性があるのかも知れません。とにかく、収穫した実はいったん全て天日乾燥することにしました。

       害虫に入られなかった実              すべての実を天日乾燥
 

 被害にあった実には、ほとんどがアワノメイガと呼ばれる害虫が入っていました。そして、実の中に、トンネル状に食べた穴が開いていました。そして、もう1つの被害は、先日の台風後の長雨です。その長雨で、実が発芽してしまったことです。こうなると食べることができません。

       トンネル状に食べられた実            長雨で発芽してしまった実                

 今回収穫した実のうち、まともなのは一本だけでした。貴重な一本、食べようかと思いましたが、今年はこの一本から取った種を来年まいてみようかと思います。無農薬で害虫の被害にあわない一番の方法は、トンネル状に寒冷紗で覆うことです。しかし、そのためにはトンネルを設置するなど費用がかかります。プロ農家であれば費用をかけるでしょうが、自給用程度の収穫で充分の私にはとても費用をかけられません。来年は対策を少しでも考えようと思います。

                  まともなトウモロコシは、この一本だけ


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