東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古いNEC製トランジスタラジオ NT-625の修理(2/6)

2013年09月05日 | 古ラジオ修理工房

このNEC製トランジスタラジオ NT-625の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。

  修理(1/6) 修理(2/6)  修理(3/6) 修理(4/6)
  修理(5/6) 修理(6/6)

 このところ雨ばかり降っているため、先日直し始めたNEC製のトランジスタラジオNT-625を続いて修理することにしました。今回は、電子回路箇所ではなくプラスチックのケースを綺麗に洗うことにしました。まずは、ラジオを分解して電子回路基盤を取り出しました。

          トランジスタラジオの裏蓋を外して、回路基盤を取り出す


 回路基盤を取り外すと、続いてイヤホンを取り外しました。そして、スピーカーも取り外しました。これで、回路基盤をプラスチックケースから分離することができました。古いラジオはスピーカーに埃が溜まっているものです。このラジオも積年の埃が溜まっていました。この埃を、使い古しの刷毛ではらうようにして取り除きました。

       イヤホンをケースから取り外す         スピーカーに付いた積年の埃
 

 次にプラスチックケースから、細穴が無数に開けられたアルミ板を取り外しました。プラスチックに固定する突起部を緩めて取り外します。このアルミ部分は、ラジオを落としたりして凹んでいることがあります。幸いこのラジオのアルミ板はあまり凹んでませんでした。このアルミ板を外すと、やはり積年の埃がびっしりと付いていました。

              細穴アルミ板を外すとたくさんの埃が付着


 ケースをプラスチックと細穴アルミ板に分解すると、それぞれを石鹸を付けた使い古しの歯ブラシで洗浄しました。刷毛ではらっただけでは落ちない埃が、これで綺麗に落ちます。細穴アルミ板は力を入れすぎると曲がりやすいので、力を加減しながら洗浄します。洗浄が終わると流水につけて石鹸分を取り除きます。そして、タオルで軽く水気を取り除きます。

     歯ブラシに石鹸を付けて洗浄          力を加減しながら細穴アルミ板を洗浄
 

 タオルで水気を取り除いても、狭い箇所にはまだ水が残っています。その水を取り除くため、洗濯場ばさみに吊るして一日乾燥します。今回は雨が降っていたため、室内に吊るして乾燥することにしましました。明日か明後日、乾燥していることを確認後再度組み立てます。

                 洗濯ばさみに挟んで吊るし、明日か明後日まで乾燥


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