先日までに、5色の経糸を作りました。今回から織機に経糸を張ろうと思います。奇数番目の綜絖と偶数番目の綜絖に間違いなく経糸を通さなければなりません。整経のプロの方は容易でしょうが、目が悪くしかも素人の私にはとても大変です。経糸の束は32本ごとですので、奇数番目の綜絖16本ごとに、そして偶数番目の綜絖16本ごとに毛糸でマーキングしました。ちなみに経糸を張るのはろくろ式の小型織機です。
綜絖を16本ずつ数えては毛糸でマーキング
予定では、256本の経糸を張る予定です。そのため、256本を超える余分な綜絖は外しておきました。余分な綜絖があると、綜絖同士の間隔が詰りがちになります。すると、綜絖同士の摩擦で上下がスムーズにいかなくなることがあります。
経糸を巻き取る布巻具 経糸を通す針金綜絖の穴
去年見学に行った周防大島のないだ織り工房などの教室では、教室を主宰する方が整経するようです。3年前のことですが、郷土館に保存されている明治時代の高織の整経方法を柳井縞の会長さんに教授していただきました。
綜絖を各色の経糸ごとに毛糸でマーキング、赤糸は中心位置
今回経糸を張ろうとしているのは高織ではないのですが、同じようなろくろ式織機です。素人なりに工夫して張る予定です。綜絖通しや筬通しを使っての時間がかかる作業になりそうです。この作業は2人ですると良いのですが、私1人でできるでしょうか。私1人で無理のようであれば、コットンクラブでお手伝いを1人お願いしようと思っています。
張る予定の経糸 外した余分な綜絖 1対のろくろ式綜絖