東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

霜で枯れ雨に濡れて、傷む綿の実(コットンボール)

2018年11月30日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 東京から山口県に帰って、心配していた綿畑に行きました。恐れていた通り、綿畑はすっかり霜にやられていました。ほとんどの葉や花は枯れていました。さらに都合の悪いことに、雨が降っていて綿の実(コットンボール)が濡れていました。長毛種バルバゼンセは雨にとても弱い品種です。ただちに先割れした綿の実を収穫しました。

          霜にやられて枯れ、さらに雨に濡れた綿畑


 割れていない実は問題ないのですが、先割れした実の中には雨の水が浸み込みます。すると、実の中が腐るようです。割れて完全に露出した綿は、乾かせば綿として使えます。しかし、実の中が腐ったものは捨てるしかありません。腐ったものを次々に捨てながら綿を収穫しました。

 しっとり濡れた綿の実   先割れした綿の実    内部が腐った綿の実
  

 霜がおりて枯れた綿ですが、たくさんの綿の実がまだ付いています。近日中に綿を根こそぎ切って、乾いた軒下に干そうと思います。そうすれば、綿の実が乾いて次々に綿が出てくると思います。今回、応急的に腐っているかどうかを目視判断しながら綿の実を収穫しました。今後、段ボール2箱位の綿の実を収穫できそうです。これだけたくさん収穫できれば、しばらくは綿繰り、糸紡ぎ、織りを楽しめそうです。

    濡れながらも綿が出た実     緊急に収穫した綿の実、今後は天日乾燥
 

コメント
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