東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

すくも藍を使って藍染め、しかし

2017年08月07日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 土器作りが一段落したので、次に染め物に入りました。最初に藍染めをすることにしました。紅花染めは藍染めが終わってから試行します。藍染めで一番容易な、豆包み絞り染めと板締め絞りを試してみました。前者は大豆(ビー玉でも可)を包むようにして根本を糸で縛ります。後者は布を何段にも折り返して、板でギュウギュウ締めます。絞り染めは他にもいろいろな方法があるようですが、今回はこの二つを試行しました。

  板締め絞りの試行      豆包み絞りの試行     染まった残り布
  

 さて、絞りが終わってからが大失敗でした。すくも藍を水に入れて混ぜればすぐに藍染めができるのかと勘違いしていました。すくも藍を水に入れて布を入れてもさっぱり染まらないのです。おかしいなと思って文献を読むと、10日ばかり発酵させるようです。発酵促進のために糖分を入れるとのこと。つまり餌を与えるようです。やれやれ、手伝ってくれた方に笑われてしまいました。26日に再度試行します。
 ところで、10年ほど前に発酵させた生藍汁の中に、半年前に入れた残り布がありました。その布を出して洗うときれいに染まっていました。本当の藍染めは時間と手間がかかるようです。すぐに染めることができるのはインド藍や添加剤などを使った染料のようです。

          これから発酵させるつもりのすくも藍

コメント
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