去年の秋に種まきをした小麦に肥料をまきました。手でまこうと思いましたが、寒い上に畑が広いので、手押し種まき機を使ってまきました。その機械には、種をまく時に土を押しのける小さなスキ(犂)が付いています。このスキが付いていると、麦を傷つけてしまいます。肥料をまく前に、このスキを取り外しました。
手押しの種まき機、丸部分のスキ(犂)を外す
スキは二箇所がボルトで固定されています。そのボルト、長年外していなかったためすっかり錆ついていました。このため、油をつけながらゆっくりと外しました。このスキ部分は、落ちた種が当たってばらまくような仕組みになっています。なるべく人力で農作業したい私は、この機械を重宝しています。種まき機ではありますが、肥料まき機としても使えるところが気に入っています。
スキを固定しているボルトを外す 取り外したスキ部分
スキを取り外すと、その機械の肥料のまき方と量を決めます。小麦は24cm感間隔で株まきしましたが、肥料は筋まきします。筋まきを指定して、落ちる肥料の量を最大に指定しました。筋まき指定と肥料の落ちる量を指定し終わると小麦畑に向かいました。最初、高塔公会堂近くの小麦畑で肥料をまきました。
まき方を筋まきに指定 化成肥料を適量挿入する
この機械は、満杯に充填すると2往復分ほど肥料をまけます。小麦畑の片側から順番に、手で押しながら肥料をまいていきました。2往復するたびに肥料を再度充填しました。この畑は冬場に午後日が陰るためか、畑が湿っぽくなっていました。このため、肥料をまきながら機械を押していると、車輪に土がくっつきます。時々、立ち止まりながらそのくっついた土を取り除きました。
午後日陰のためか、やや湿っぽい小麦畑
肥料をまいていると、畑の隣でN商店の方がたき火をしていることに気がつきました。しばし手を休め、近づいて挨拶をし談笑しました。この手押し機械が珍しいようで何の作業をしているのか聞かれました。肥料をまいている事を説明すると納得した様子でした。談笑後、再び肥料をまきました。ほどなくして肥料をまき終り家に帰りました。
N商店の方と談笑後、再びのんびりと肥料をまく