東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施、たくあん用の大根を干す

2012年12月15日 | 野菜:根菜



 この4月に山口県の田布施に帰って初めての冬です。田布施で初めてのたくあん作りをしようと思います。東京の八王子市に住んでいた時は、広島菜などの漬物をいくつか作りました。今回、最初にたくあんから漬物を作ろうと思います。広島菜や白菜はたくあん用大根を干している間に作ろうと思います。まずは、たくあん用にする大根を抜くことから始めました。抜いたのは、9月末に種まきした大根です。

  霜があたる大根を一つ一つ抜く     大根の葉を包丁で切り落とす
 

 早朝に大根を抜いたのですが霜で白くなっており冷たいこと。手がすぐに痛くなってきました。大根を抜き終ると、葉を包丁でバッサリと切り取りました。そして、大根を水に付けて綺麗に洗いました。洗った水は、地下水をくみ上げたものです。素手で大根を洗っても暖かくて助かります。綺麗に洗った大根を、一輪車に乗せて軒下に持っていきました。

       暖かい地下水で、葉を切り取った大根をせっせと洗う


 洗った大根を、日の当たる風通しの良い軒下にぶら下げました。ワラ縄で大根を6個程度を一組にして数組をぶら下げました。掘り上げた大根の中には、形が悪いものが少しありました。それらの大根は小さく刻んで、やはり干すことにしました。カンピョウのようなものにします。

       ワラ縄を使って、洗った大根をぶら下げるように干す


 ところで、この田布施では大根を干している光景を見ません。たくあんは作るのではなく、購入する漬物になってしまったようです。洗った大根30個位を次々にぶら下げました。この軒下は西日がよく当たり風通しが良いので、一週間もすれば大根は干されてしなるようになると思います。

         ぶら下げた大根、西日が当たって白く光る


 大根の葉も無駄にしません。同じように干して大根と一緒に漬けます。また漬けないで、さっと湯がいて冷凍すれば毎日の葉物野菜に使うこともできます。都会では、ふだん葉付き大根はあまり見ませんが、野菜の価格が高騰すると葉付き大根が出回るようなります。

    大根の葉を洗って集める        大根と一緒に葉も干す
 

 ところで、変わった形の大根を収穫できることがあります。根が伸びる個所に石ころがあるか、土中で虫に食われたのか、原因はよく分かりません。時々、人の足のような大根や、動物の形をした大根が見つかります。今回、とてもセクシーな形をした大根がありました(笑)。
 大根以外に干したものがあります。クチナシです。家の庭にクチナシの木が生えており、その実をたくあんの色づけに使ってみようと思いました。実は小さいのですが、ちゃんとした黄色をしているので使えると思います。

セクシーな大根、食べると元気が出る?     クチナシの黄色い実
 

 クチナシを食材の色づけに使うのは初めてのことです。乾かして粉にして使うそうです。粉にする機械ですが、高校生に田植え後全粒粉小麦粉を作ってもらった時子供達に体験的に使ってもらった手回し製粉機があります。それを使ってクチナシの実を粉にしようと思います。そして、たくあんを漬ける時に、ヌカに混ぜて使ってみようと思います。ただ、どのくらい混ぜてよいのか分かりません。

         収穫後、ザルの上で干しているクチナシの実

コメント (2)
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