東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市余田~赤子山~平生町宇佐木の散策

2012年12月24日 | 歴史探訪他ウォーキング

 先日、田布施から臥龍梅方面を散策した時、赤子山の北裾の林道を通りました。この時、赤子山への登山道らしき入口を見つけました。入口に赤いテープが巻いてあったため、入口と考えられました。そして、その入口から山奥に向かって細い道が続いていました。今回、その入口らしき細い道をたどって赤子山に登ってみることにしました。しかし、実際は散々な結果になりました。

     赤いテープが貼られた入口            稜線に作られた切通しの道
 

 その細い山道をどんどん行くと、細い道がだんだん獣道のように頼りない道になっていきました。山の稜線にたどり着くと、切通しになっていました。確かに道であること間違いありません。しかし、最近人が通っていないらしく、笹がそこかしこに通せんぼするように生えていました。廃道になった山道だと気が付きました。

           道なき道、そのうち一面大岩だらけの斜面に


 笹が生える稜線を登っていると、道が二股に分かれていました。稜線を登る道を行くと、そのうち藪に入って道が分からなくなりました。このため、いったん戻って山を回り込む道を歩きました。すると、だんだん道が分からなくなり大岩だらけの斜面に出ました。岩だらけのため、笹や木が生えていないのが唯一の救いです。いまさらバイクを置いた場所に戻るのは面倒なため、何段にも連なる大岩にしがみつくように上へと這い登りました。

     突然、大岩から尾根道に出る        展望が開けた広い尾根道
 

 しがみつくように大岩を越えて上へ上へと登っていると、藪に出ました。その藪をこいでさらに上に行くと、突然視界が開けて歩きやすい尾根道に出ました。やれやれ、赤子山の尾根道に出たようです。その道をすたすたと南に歩くと、ベンチがあるではありませんか。そして、その近くから平生の街が手に取るように見下ろすことができました。

              赤子山の尾根道から見下ろした平生の街や平生湾


 ベンチ近くの平生の街を見下ろせる斜面でしばし休憩をしました。休憩中、元来た道を戻るか、平生方面に降りるか迷いました。元来た道を戻ると、再び道を失う恐れがあります。このため、平生の宇佐木方面に下りることに決めました。大回りになりますが、宇佐木,周東病院,新庄,そして臥龍梅付近を通って、バイクが置いてある林道に戻ることにしました。

     広い尾根道に置かれたベンチ            赤子山の山頂を示す石
 

 宇佐木に降りる前に、赤子山頂上に寄り道してみました。竹藪の中をしばらく北方面に歩くと、地面に大きな穴があいた個所近くにひっそりと頂上がありました。展望は全くありません。頂上から北方面にわずかに下ると、柳井市新庄方面が木々の間から見えました。頂上から尾根道に戻ると、あとはどんどん尾根道を下りました。

  尾根道をどんどん宇佐木方面に下る    途中、見晴らしの良い鉄塔下で休憩
 

 赤子山の山道は、鉄塔に沿って整備されているようです。鉄塔の点検のための道のようです。所々に鉄塔の番号などが書かれた標識が道に打ち込まれていました。この標識を目印にして、道をたどって行けばいいようです。途中、見晴らしの良い鉄塔で休憩しました。その鉄塔からしばらく歩くと、田んぼや人家が見える場所に出ました。赤子山に登る道を間違え、しかも誰一人にも出会わなかったため、人家を見てほっとしました。

                 田んぼや人家が見えて、気持ちがほっとする


 田んぼを過ぎてさらに下ると宇佐木に出ました。しばらく歩くと、人家がどんどん増えてそのうち国道188号線が見えました。国道に出て周りを見ると、宇佐木保育園がすぐ近くに見えました。国道を柳井に向かって進みました。しばらく歩いて田布路木の白井小介碑の横を通りました。

      国道188号線を走るバス             周東病院を横目に坂を下る
 

 白井小介は、高杉晋作らと共に明治維新に尽くした人で吉田松陰の知人でもありました。維新後、この田布路木で私塾を開いたとのことです。また石城山の第二奇兵隊との関わりが深い人でした。また、先日ウォーキング中に見学した上関宰判勘場跡や第二奇兵隊脱走事件とも関わりが深い人でした。碑を過ぎて周東病院を通り過ぎました。そして、橋の手前で左折して新庄に向かいました。

     新庄に向かう途中、見えた山           余田に入ってから見えた山々
 

 周東病院から新庄に大きく回り込み、余田に着きました。そして、バイクが置いてある赤子山の北裾の山道に戻りました。GPS装置を持って行ったので、自宅に帰ってから自分の歩いた道を地図上にプロットしてみました。登る時に間違えた廃道がよく分かりました。そして、宇佐木から新庄に大回りしてバイクを置いた場所に帰ったルートがよく分かりました。近いうちに、赤子山の南側を散策してみようと思います。

                赤子山を中心に、大回りして散策したルートをプロット

コメント (2)
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