東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

東京都指定「八王子堀之内里山保全地域」を散策(1/2)

2012年02月05日 | イベント,行事

  東京都指定「八王子堀之内里山保全地域」では、それに関わる団体が年に一度下刈りなどをして里山の保全活動しています。私も山の下刈りや堀之内会館での会議などに出席したことがありますが、今年は仕事が入っているため行けませんでした。今は冬のため、それほど農作業が忙しくありません。下刈りが終わった八王子堀之内里山保全地域に行ってみました。散策していると、思いがけなく西野さん夫婦に出会いました。

              雪が残る 東京都指定「八王子堀之内里山保全地域」


 西野さん夫婦は、平山小学校近くのハイキングコース付近から堀之内里山保全地域に向かって山を下りていたとのこと。最初何処を歩いているのか分からず、田んぼを見てここが何処だか分かったようでした。奥様(鈴木亨さんの姉)は、子供の頃にこの近くの「七曲」と呼ばれる付近に薪拾いに来たことがあるとのことでした。私もよく知らないのですが、この田んぼの奥につながる山裾が昔「七曲」と呼ばれていたようです。

             下刈りをした山裾から田んぼや畑を見下ろして


 西野さん夫婦としばらく談笑した後、私は下刈りをした山裾に上りました。あちこちに下刈りした笹が残っていました。まだ雪が残っていたので、滑らないように慎重に歩きました。ある雪のかけらに丸いものがあるので手に取ってみると小動物の糞でした。ヤギの糞に大きさも形も似ていました。その糞をつぶして見ると、小さな未消化植物片がたくさん出てきました。明らかに肉食動物の糞ではありません。野ウサギではないかと思われます。

       野ウサギの糞?               根本から倒れたナラの大木
 

 小動物の糞を発見した所からすぐ上に、台風か何かで根元から倒れたナラの大木がありました。この木を60cm位に切り分けて椎茸菌を植え付ければ、美味しい椎茸が収穫できるのにと思いました。しかし、これだけ太いと、切っても運ぶのが大変そうです。

                  主にナラなどの落葉樹からなる山裾


 山裾はどちらかと言うと、方角が東北に向いているため午後からはすぐに日陰になります。樹木にとっては育ちにくい地目です。しかも斜面ですので、どの樹木も根本が軽く曲がって上の方に行くほど上を向いています。この山裾の落ち葉に座り、下に広がる田んぼや畑を見ながら一息いれました。

               山裾から下に見え広がる田んぼや畑(180度光景)

コメント (1)
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