東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古いSONY製トランジスタラジオTR-727の修理(2)

2011年01月12日 | 古ラジオ修理工房

 深夜勤務を終えて朝方に家に帰り、しばらく睡眠をとりました。いつもなら田んぼか畑に行って農作業するのですが、冬なのであまりすることがありません。昨日に引き続いてSONY製のラジオを修理することにしました。最初はミキサー部が悪いのかと思っていたら、ボリュームを何度も回しているうちに音が少しずつ出るようになりました。同調も少し外れていました。

       電源をつないでチューニングつまみを回すと、ガリ音に混じって放送受信


 ラジオが鳴るようになったとは言え、電源ON時のショック音がだんだん大きくなり,ボリュームを回すとこれまたすごいガリ音が出るようになりました。ボリュームを回しているうちに、ボリュームが少し再生し道通するようになったようです。ただしガリ音だけは直りません。このラジオ、もともとはボリュームに問題があってラジオが鳴らなかったようです。

     バーアンテナ固定用ろうにひび         ろうを溶かしバーアンテナを固定
 

  基板を調べるとバーアンテナのろうにひびが入っていたので、溶かして固定しておきました。ところで、このラジオの一番の故障の原因はボリュームでした。このため、ボリュームを買い換えるためノギスでサイズを測りました。今度秋葉原に行く時、なるべく同じサイズのものを探して購入し交換しようと思います。

                  ノギスを使ってボリュームのサイズを測定中


 ところが、基板をケースに収めようとして大失敗をしてしまいました。ケースに収めるときにBC/SW切替えスイッチノブの先端がどうしても引っかかるので、このスイッチのノブを取り外そうとしました。するとパチッと言う音がしました。以後ノブを押しても元に戻ってしまい、SW側に固定できなくなってしまいました。これはもうスイッチ自体を取り外して直すしかありません。やれやれ大失敗!

 壊してしまったBC/SW切替えスイッチ                    半田吸取り線を使用
 

 スイッチを固定する半田を吸取り、なんとかスイッチを基板から取り外しました。すると、予想通りスイッチのピンが折れて飛んでいました。これから、このスイッチ自体を修理する苦行の始まりです。ラジオの修理と言うよりも微細部品の修理になりそうです。やれやれ。

           BC/SW切替えスイッチの折れてしまったピンの部分

コメント
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