東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

育苗箱にお米の種蒔き(3) 赤米

2010年04月25日 | 稲:春作業,苗作り



 先日に続いて3度目の育苗箱へのお米の種蒔きをしました。これまでは普通のうるち米を種蒔きしましたが、今回は古代米(赤米)の種蒔きです。今回蒔いた古代米の籾は、イタリア人に田植えを体験してもらい、稲刈り後、12月に脱穀して収穫した籾の一部を種籾としたものです。天候に恵まれて暖かい日差しの中での種蒔きでした。古代米はそんなにたくさん栽培しないので育苗箱は一つだけに種蒔きしました。

            移植ごて使って袋から培養土を出して育苗箱に盛る


 前回と同様、最初に培養土を育苗箱に広げました。そして、均等に均した培養土の上にあらかじめ水で浸水しておいた古代米の籾を丁寧にばら撒きしました。

       盛った土を均す              手に持った籾をばら撒く
 

 普通のうるち米と違って古代米の籾の色は茶色です。この色は培養土の色に近いため、どの程度ばら撒いたのかとても分かりにくいです。このため、ばら撒きしすぎないように気を付けます。籾を蒔き終わると、籾が隠れるようにふるいを使って細かな土をふりかけます。

 培養土と古代米の籾はほぼ同じ色         籾の上に土をふりかける
 

 細かな土をかけ終わると、注意深く育苗箱を苗代に持って行きます。少しでもよろけると、せっかく蒔いた籾や土が育苗箱内で崩れたり偏ってしまいます。防鳥網を開けて苗代にそろりそろりと入ると、育苗箱をゆっくりと降ろします。急いで降ろすと育苗箱へ急に水が浸水してしまいます。すると、籾や土が浸水した水と一緒に噴出してしまいます。育苗箱を降ろし終わると、再び苗代を防鳥網で覆います。

                 苗代内にゆっくりと育苗箱を降ろす

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