東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼ脇の小川掘り(2)、どじょう

2010年04月21日 | 稲:春作業,苗作り



 田植え準備の一環として、田んぼ脇を流れる小川の底をさらいました。小川と言っても川幅30cm程度の細い溝です。毎年のことですが、夏から秋にかけて雑草や枯れ草などで埋まってしまうため、冬から春にかけて水が十分に流れなくなってしまいます。このため毎年、冬から春かけて(去年は2月)底をさらって水が流れるようにしています。

            底をさらったため水の流れを取り戻した小川


 底をさらう道具はたった二つです。一つはスコップです。これは小川の両端に深く踏み込んで繁茂する雑草などをカットして川幅を確保するためです。二つ目は平クワです。スコップを踏み込んで筋をつけた小川から土を掘り出します。また、川底の深さを決めます。

  スコップを踏み込み川幅を決める        平クワで土を掘り出す
 

 小川を掘っているといろいろな小動物に出会います。一番多いのはザリガニです。赤く大きなザリガニが何匹も出てきます。沢ガニなども出てきます。そして、唯一の魚であるどじょうも出てきます。10年ほど前には亀がいましたが今は見ません。この地域では絶滅してしまったのでしょう。もっと昔はメダカや貝(川しじみ)もいたそうです。しかし、上流にはまだほとけドジョウやトウキョウサンショウウオがいます。

         小川を掘っている最中に見つけたどじょう

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