東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

台風一過、畦の修復と草刈り

2007年07月16日 | 草刈り,整地

 久しぶりの休日で田んぼに行ってみると、さあ大変!台風4号の影響で田んぼに注ぎ込む小川が決壊してしまいました。さらに数箇所の畦から水が流出していました。昔ながらの小川なので、台風や大雨のたびに流れが変わったり決壊します。ひどいときには土砂が田んぼに流入して稲が台無しになってしまいます。土砂の搬出は大変です。7年ほど前の台風の時、土砂流入で大変な思いをしました。
 最初に決壊して流れが変わった小川を直しました。決壊で水が全く田んぼに流れ込まなくなっていたので、クワを使って土をけずったり盛ったりして元のように戻しました。まだしばらくは雨も降るようで今後も水流が多いことが予想されるので、ここ二,三日は見回りが必要です。
 次に水が漏れている畦を修復しました。ほとんどはモグラやザリガニなどが開けた穴が拡大して大量に水が流れるようになったものです。足で強く畦を踏みしめると同時にあらたに上に土を盛りました。また、水を放出している箇所も壊れていたためそれも直しておきました。

       直した畦の一角、新たに土を盛り水の排出箇所(白い所)も修復


 台風の影響で稲が倒れていないか心配でしたが、全くの無傷でした。稲の背が低いこともあって風を受け流したようです。また、山の合間にある田んぼのため風もあまり強く吹かなかったようです。

               台風の影響もなく、すくすく育っている稲


 田んぼ脇を流れる小川と田んぼを囲む畦を修復すると、畑を中心とした草刈りをしました。しばらく仕事が忙しくて草刈りをしていなかったため、草が繁茂していました。一年でこの梅雨の時期が一番雑草が生い茂る季節です。草刈り機を使って草刈りをしました。しかし、今日は帽子を忘れたため、刈った草の細かい微塵が頭に降りかかりました。後で頭や顔を丁寧に洗う羽目になりました。

             草刈り機で、繁茂した草を次々に刈る


 晴天で乾いた時は草は硬くしまっているため、なかなか上手く刈れません。しかし、今日は台風の後なので草は柔らかくすいすい草を刈ることができました。

     畑入口坂道の草刈り前           同左 草刈り後
 

 夏の農業は草刈り作業がけっこうな時間を占めています。収穫するような喜びはあるはずもありません。大昔から人間は雑草との戦いに明け暮れてきました。私が子供のころ、刃の長さが1mもある大ガマで牧草や雑草を刈っていました。手で刈ると言うよりも、腰でカマを支えるようにして刈りました。近年になって、草刈り機が登場して少しは楽になりました。でも、心理的なものでしょうか、草刈りには相変わらず苦労しています。

   農作業小屋前坂道の草刈り前           同左 草刈り後
 

 最後に藍,ホウレンソウ,ナス,シシトウ,ピーマン,ソバなどの畑の草刈りをしました。ジャガイモは茎や葉が枯れてそこだけ草が生えておらず、草刈りが必要ありませんでした。ジャガイモはそろそろ収穫し終わらなければなりません。          

        草に埋もれていた畑を草刈りすると、あらとても殺風景         

コメント
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