旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ

今や、日本一と言ってもいいくらいの動物園になった「旭山動物園」の急成長を園長・職員の奮闘を中心に描いた作品。

話の流れや順番などは現実とは違うものの、エピソード自体は現実にあったものを基本に描いているという点が素晴らしい。そして、単なる動物物ではなく人間ドラマとして描いているし、また出演者がベテラン揃いということもあって、役者が動物に勝っているという点でも素晴らしい。そんな中、物語を引っ張っていく中村靖日が頑張ってます・・・マキノ監督のいい人材に目をつけたものです。

まあ西田敏行が出ているということで『陽はまた昇る』をかぶってしまうんではありますが・・・。

泣きたいときのクスリ

列車の中に、人目も気にせず号泣してる中年の男がいた・・・それを見た5人は・・・。

まあそれぞれのエピソードは、本当に小さなものなんですけどね・・・５つ集まるとちゃんとした映画になると・・・できれば、それぞれがもう少しずつでもリンクしてれば良かったのに・・・。

それと、小劇団出身の監督と脚本家だからなのか、いらん小ネタが多すぎる・・・それさえ無ければもっとすっきり見れただろうに。