父親の遺産が入ったこともあり、女性にもてたくて喫茶店を始めた父親と娘のひと夏の物語。
宮迫がちょうど力の抜けている父親を好演してます。娘の仲里依紗も、なんともなくいい感じで・・・これがまた説明しにくいんですけど、この映画の感じが、そんな感じなもんで・・・『ち～ちゃんは～』の時よりもいい感じです（『ハチワン～』のイメージとは違いますけど・・・）。
それと、やっぱり麻生久美子でしょ＾＾あんな制服を着てるんですから・・・。麻生久美子にあの制服は反則だよなぁ＾＾；
これといったエピソードはないんですけど、２時間飽きずに見れる作品です。
前作と変って、ホラー調のダークファンタジーになってます。ただ、どうしても見る方の中心は子供なわけで・・・原作とか第１アニメのファンにはちょうどいいくらいなんですけどね。
今回は鬼太郎誕生のシーンがありまして、原作ではもっと怖いシーンだと思ったんですけど、まぁちょっと面白いかなと・・・。ウエンツの鬼太郎はすっかり板についた感じで良かったんですけど、敵役の緒方さんや寺島しのぶと対峙すると・・・すっかり呑まれてる感じが・・・。それとせっかくなんだから、もっとＣＧを有効に使えばいいのにと感じました。
でも、こうなると第３弾というのも考えられるんかな？
しかし、田中麗奈・・・今年公開で何本目だ？（しかも、全部役柄が違うというのも・・・）
日航機墜落事故を取材する地元新聞社の1週間を描いた作品。
事故の規模が規模なだけに、記者たちが極限の状態になっていく様や地元紙ならではの葛藤などなどが見てるこっちにも伝わってきます。いくら架空の新聞社とはいえ当時の取材陣もこんな感じだったんだろうと思うと・・・。
作品も原田監督らしいドキュメンタリー風に仕上がっていますねぇ・・・それゆえにセリフが聞きづらかったり、新聞社の専門用語が頻繁に出てきたりするんですが、それがよりリアル感を生んでいます。（でも、「オオクボレンセキ」って言葉がよく出てくるんですが、「大久保清事件」と「連合赤軍」という群馬での事件だということに気づくのにちょっと時間がかかってしまいましたね。）
役者も堤さんは勿論のこと、堺雅人の気迫、堀部さんの何を考えてるのかわからない様子とか遠藤さんや蛍さんや山崎努さんのいやらしい感じなどなどがピッタリをはまっていて面白かったです。それに編集室での記者達の動きがピッタリと決まっていて、細かい演出だと感心しました。
しかし、事故の映像を使わなくても、あの悲惨さが伝わってくるのは、あの事故を知っているからなのか？作品にそれだけの力があるからなのか・・・？
